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エジプトの連続テロ計画

またまた連続テロ計画の発覚です。

治安当局筋によると、トラ刑務所近くのアパートを根城にしていたテロリスト集団を拘束したところ、彼らが複数のテロを実行する計画を立てていたことが明らかになった、とのこと。

テロリスト達の中には、エジプト人の他に、トルコ人、シリア人、イエメン人、ハマスのメンバーも含まれており、アパートは武器庫として使用されていたそうで、大量の武器の他に、軍服なども見つかったそうです。

アパートを借りていたのは、ムスリム同胞団員。

同胞団員は連日、全国各地で暴力沙汰を起こして逮捕されている他、ハマスやタクフィール集団と関係していた容疑でも多く逮捕されています。

テロ攻撃は、11月4日から19日までの期間に複数回行うことが計画されていた模様。

11月4日はモルシ前大統領の初公判の日、そして19日はムハンマド・マフムード事件の記念日と、エジプト対ガーナのサッカーの試合、更に軍の最高司令官シシ将軍(本当はスィースィーなんですけどね・・・汗)の誕生日の重なる日です。

手配中のテロリストはまだまだたくさんいるため、治安当局は空港等に指名手配犯のリストを配布し、警戒にあたっているそうです。

またアレクサンドリアのブルグ・エルアラブ地区には、同胞団、ハマス、リビア人からなる別のテロリスト集団が潜んでいるそうで、その捜査にもあたっているとのこと。

毎日毎日、エジプトではたくさんのテロリストが捕まっているのですが、その潜在的な数の多さを想像すると、寒気がします・・・。

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一方、ある筋によると、4日に初公判をひかえたモルシ前大統領は昨日、強烈なヒステリー状態に陥り、

「オッ、オレは裁判所には行かないっ!!オレは共和国大統領なんだっ!!軍政は滅びろ!シシよ、同胞団はおまえを放ってなどおかない!オレはイッティハーディーヤ(大統領宮殿)にもう一度戻るんだ!!」

等々と叫んだそうです。

・・・ホントかな???

またモルシは心臓や脚の不調を訴えたので、医者に診察させたところ、「どこにも悪い所はなかった」そうで、仮病疑惑までわきおこっています・・・。

11月4日、モルシの初公判は延期、もしくは開廷してすぐに閉廷という可能性も多いにありますが、ムバラク同様、ストレッチャーに乗せられたまま入廷するモルシの姿が見られる・・・ことは、さすがにないと思いますが。。。
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同胞団学生がアズハル大学に突入

今日もまた、エジプトで残念な事件です。

デモを行っていたムスリム同胞団員であるアズハル大学の学生達が、大学の事務所建物に突入し、学長が治安部隊に介入を要請する事態に発展しました。

突入する同胞団員の映像がこちら。



ご覧のように、暴力、破壊行動の数々・・・もうむちゃくちゃです。

建物や施設を破壊しただけではなく、ゴム弾や爆竹なども使用していたそうで、アズハル大の学長が「人命を守るために」、治安部隊に大学内に入って保護してほしい旨要請したのも、うなずけます。

同胞団員はこの数週間ほど、これまで各地の広場で行っていたデモ活動を、大学キャンパスで行うようになっていました。

治安部隊による広場の封鎖が続いた為です。

それ故、各地の大学は同胞団のデモで占領され、学業は滞り、暴力的な衝突も頻発していました。

アズハル大学でも、同胞団員の学生が数週間前から反軍隊、親モルシのデモを行ってきましたが、今朝、同胞団幹部で自由公正党副党首のイサーム・アリヤーンが拘束されたことで、怒りに火がついたようです。

アリヤーンはタガンムウ・ハーミスで逮捕され、既にトラ刑務所に身柄を移され、そこで取り調べが行われています。

大学構内は一応自治が行われていて、警察や軍は通常は立ち入ることが出来ません。同胞団員はこれを利用し、大学構内でデモという名の傍若無人な行動に走っているように見えます。

エジプト当局は現在、デモ規制法の発布を検討しており、その中には大学構内でのデモを禁じる項目も含まれていると言われます。

デモ規制法は民主主義の大原則に反するという批判ももちろんありますし、諸刃の剣ではあるのですが・・・。

同胞団員による大学でのデモについては、エジプト各紙および地元テレビが連日とりあげ、「全然平和的じゃない!!」と批判しています。

日本にも大学がデモの主戦場になった時代がありますし、エジプトでも過去に大学で活発にイスラム主義運動が展開された時代がありました。

今回のこの大学での動きは、今後どうなっていくのか・・・

当局はあと2週間で、非常事態令の適用を停止するとしていますが、その後、エジプトの治安がどのように守られて行くのか、あるいは治安はどう守られるべきだと考えられているのか???

マンスール暫定大統領による憲法宣言(新法のようなもの)の発布が予測されていますが、全国規模での治安情勢が一向に改善されない中、先の見通しはまだたっているようには・・・全然思われません。。。

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エジプトのコンピューターモール

今日は、コンピューターモールに行ってきました。

エジプトにも、一応あるのです、そういう名のついた場所が。

その実態は・・・ですが(汗)。

ギザのモハンディシーンという地区の、スフィンクス広場にあります。

中に入ると、こんな感じ。

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古いパソコンやら新しいパソコンやら、PC関連の品々がなんとなく売っているのですが、この店の感じはどこかに似ているっ!!

どこだっけ・・・?

と思っている時に見つけた、この店。

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わかったっ!!

そう、中野ブロードウェイです!!

以前私は中野に住んでいて、ブロードウェイにもたまにひやかしに行っていたのですが、こういった感じの店がたくさんありました!!

寄ってみると・・・

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中野風(?)のガラクタがたくさん!!

この店主のおじさんは変わったセンスの持ち主の用で、店内の飾りも、こんなに不思議・・・

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何だ、これ???

肝心のPC関連商品も・・・

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ドラえもんとか、てんとう虫とか???

店主は敬虔なるムスリムのようで、コーランも飾ってあり、店内には爆音でコーランが流れているのですが、それと同時に埃まみれのサンタクロースも飾ってありました・・・。

面白いですねぇ〜、こういうセンス。

嫌いじゃありません(笑)。

今日はここに来ている間に、アズハル大学がムスリム同胞団の学生によって攻撃されて、大変なことになってしまいました・・・。

エジプトの混乱は続きます・・・。

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衝撃の巡礼土産

ハッジ(大巡礼)に行っていたうちのスタッフが、無事、カイロに戻ってきました。

イスラム世界では、ハッジを経験者に対し尊敬の意味を込めて、男の人を「ハーッジ○○」、女の人を「ハーッジャ○○」と呼ぶのが慣例です。

ということで、彼のことも、これまでウスターズ○○(○○さん)と呼んでいたのですが、これからはハッグ○○(ハッジ経験者の○○さん)と呼ぶことになりました。

ちょっとした昇格(笑)?

いや、あんまり定着しなそうだな・・・。

それはさておき、彼はハッジ旅行中の写真やら映像やらをスマホでたくさん撮ってきていて、嬉しそうに見せてくれました。

もちろんハッジの写真や映像はこれまでにもたくさん見たことがありますが、行ったばかりの人が撮ってきたものを見るというのは、また格別です。

ハッジ関連施設は現在拡張工事中であるため、今年は巡礼者数が190万人程度に制限されました。それでも、彼の映像を見る限り、その混雑っぷりは半端ないものでした。

ハッジはたくさんの行程をこなさねばならないのですが、カアバの周囲を回るタワーフは、以前とは異なり、今は三層に分かれて実施されています。

上空からみると、こんな感じ。



カアバに近い一番下層がやはり一番人気だそうです。そして一番上層は、車椅子利用者など、体の不自由な巡礼者専用となっています。これは、いいことですね〜。

メッカはいまだに40度近くあり、ハッジの全ての行程を終えるのは体力的に非常につらかったそうです。

また、メッカ住民は根っからのベドウィン気質で、よそ者嫌いの気が強く、街を散歩したりできるような雰囲気ではなかった、と言っていました。あと、メッカの物価はとてつもなく高いそうです。

メッカ住民のよそ者嫌いは有名ですが、ハッジに行くとやはりそれを強く感じるそうです。

一方で、メディナ住民はとってもいい人たちらしく、街を散歩するのも楽しいそうです。

・・・まあ、カーフィルの私は、生涯行くことのない聖なる二都市なのですが(汗)。

また彼にはサウジに移住してもう12年間会っていない兄がいるそうで、1500キロ離れたダンマームから駆けつけてくれた兄とジッダで再会し、お互いに「お兄ちゃん、年とったねー」「お前こそな〜」とか言い合って、つかの間の再会を楽しんだそうです。

そうそう、本題の巡礼土産ですが、まず、三歳の娘への土産はこちら。

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お腹を押すと英語の歌を歌う人形〜。

娘は以前にも、この手の人形を彼からもらって、それに「キャシー」という名前をつけて可愛がっていたので、また同じようなものを選んでくれたんだと思います。

メッカから来た、英語の歌を歌う、中国製の人形・・・(笑)。

シュールです・・・。

そして、こちらも。

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中国製の髪飾りセット。

偶像崇拝をかたく禁じるイスラムの聖地からやってきた割には、全てに人形がついちゃってますが・・・(汗)。

このへんがアバウトなのが、なんとも好感持てます。

そして私たち夫婦には、「二人で使って下さい」と言ってこちらをプレゼントしてくれました。

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・・・?!

こっ、これは・・・?!

あけてみると・・・

ジャーン!!

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きたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!

CESENと書かれた、ばっちり中国製のペア腕時計・・・。

JAPAN QUARTZって・・・。

たぶん、彼的には、最大限気をつかって、私たちが喜んでくれるに違いないと信じて選んでくれたのでしょうが・・・(汗)

ここまで全て、中国発、メッカ経由カイロ到着の土産。

最後のこちらだけ、かろうじてメディナ産。

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サウジ特産のデーツとカシューナッツを、チョコでコーティングしたお菓子のようです。

作っている会社がアンサールって・・・なんだか、アンサールと聞くと最近はテロリスト集団しか思い出さないのですが、もともとの意味で使ってるんでしょうね〜、当然。

というわけで、衝撃のハッジ土産ではありましたが、まあ、無事に一大義務を果たして帰ってきてくれたので、それだけで素晴らしいことだと思っています。

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学校のインターナショナル・デー

娘の通うインターナショナル・スクールで、インターナショナル・デーというイベントが行われました。

一週間ほど前に、校長から、「あなたの国を代表してブースを出したいようでしたら、ご連絡下さい」というメールが。

「出したいようでしたら・・・」って、つまり、「出せよ」ってことですよね(汗)?

ブースといっても、娘は今年入学したばかりで、なんのことやらさっぱりわからなかったため、私たちの他に唯一存在している日本人お母さんに連絡。

その方は去年もこのイベントを経験済みだったので、いろいろと教えてもらいつつ、日本ブースを出すことにしました。

食べ物が喜ばれる、とのことだったので、手っ取り早く「のり巻き」。しかも、生の魚を嫌う人が多いので、ネタは安上がりにツナ&野菜。

あとは折り紙をたくさん折って、子ども達が好きに持って行かれるようにしました。

当日の準備のようすは、こんなかんじ。

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真ん中のおじさんが、校長先生。狭めの中庭で、無理矢理イベント開催です。

小さな子ども達のクラスから、順番にブースを回ります。

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一番手前はエジプト。

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この学校はインターですが、生徒の9割はエジプト人なので、やはりこのブースが一番豪華・・・

なのですが、よくよく見ると・・・

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あれ?このウンム・アリー、お店で買って来ちゃいましたよね・・・(笑)?

ってか、他の食べ物も、全て業者発注の雰囲気が・・・(汗)。

こちらは、イングランド。

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一応ブリティッシュ・スクールだからですかねえ?

イングリッシュ・ケーキをご提供。

こちらは、オーストラリア。

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こちらは、リビア?

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写真展示?・・・このおじさん風の子どもは誰なのだ???

こちらは、中国。

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ん〜、こちらも、なにかくれるとか、そういう感じではなさげです。

こちらは、パレスチナ。

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お土産屋さん?!

こちらは、スウェーデン。

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ノーベルさんとかが、アピールされています。

こちらは、サウジアラビア。

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エジプト同様、業者発注のにおいのぷんぷんする(笑)、お食事をご提供。

サウジお母さんは、黒服を来てはいますが、ニカーブは被っていません。

こちらは、スロベニア。

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お待たせしました、こちらがジャパン。

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折り紙はいろいろ折ったのですが、一番人気は手裏剣でした〜。

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女の子には、服にリボンやハートをはりつけてあげます。

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鶴も人気。

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いっぱい欲しくなるみたい(笑)。

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のり巻きは、お母さん達&大きい子ども達に大人気。

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具は殆ど全部同じ(汗)なのですが、たっくさん持って行く子ども&親御さんも結構いたので、来年はもうちょっとネタにバリエーションをつけたほうがいいかな、と思いました。

準備段階では、のり巻きの具といい、折り紙といい、ちょっと手抜き?しょぼめ???なんて懸念していたのですが、蓋を開いてみたら、他の国の手抜きっぷりに拍子抜けしました・・・。

これでも、ジャパンが一番頑張ってんじゃないか・・・?!と自画自賛(笑)。

折り紙は、子どもだけでなく、親御さんたちもわんさか持って行っていたし、どうやって作るの?教えて!なんて人もたくさんいました。

やっぱり紙一枚で、いろんな形を作り上げるっていう、折り紙文化(?)は、外国人にとってはすごーーーいっ!!と感動もののようです。

いや・・・私もすっかり作り方とか忘れていて、本を見ながら折ったんですけどね・・・(苦笑)。

娘がもう少し大きくなったら、一緒にいろいろ折りたいと思います。

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ムスリム同胞団がコプト教徒を嫌う理由

一昨日発生したワッラーウの教会襲撃事件は、まだ真相が不明であるにもかかわらず、エジプトメディアにおいては完全にムスリム同胞団のせいにされています。

いつものことなのですが・・・。

今日の新聞の中でも、特に同胞団への憎悪をむき出しにしているのがタハリール紙。

「ワッラーウにおける同胞団の犯罪」って、もう勝手に決めつけています。

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この写真の女の子は、体中に13発もの銃弾を浴びて亡くなったとされています。

本当にかわいそう・・・。

元同胞団幹部のサルワト・エルハルバーウィーによると、この犯行は同胞団のマフムード・エッザトが計画し、イスラム団のメンバーが実行した、とのこと。目的は、「エジプトを混乱に陥れること」だそうで。

ハルバーウィー曰く、エジプトにあるイスラム団やジハード団、様々なジハード系サラフィー組織は、本当は全部「同胞団の分派」であり、全て同胞団の附属組織だとのこと。

同胞団は、コプト教徒や教会を襲撃することで内乱を引き起こし、観光産業にダメージを与え、デモを行うことで社会を麻痺させ、裁判を欠席して裁判の進行を遅らせ、軍や警察・政府庁舎を攻撃して治安を悪化させる・・・といったあれこれを通じて、エジプトをカオスに陥らせようとしている!・・・と同氏は述べています。

つまりこのところエジプトで起こっているあらゆる治安関連の事件は、全て同胞団によって計画され、その手下の者達によって実行されている、ということのようです。

・・・あまりにも悪意に満ちた適当すぎる発言・・・な気がするのは、私だけでしょうか?

同紙は、モルシ政権崩壊後だけでも、同胞団は17人のコプト教徒を殺害し、85以上の教会に放火した、ともしています。

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また、アラーウ・アザミーの書いた「なぜ同胞団とその支持者はコプト教徒を嫌うのか」と題するコラムでは、今や同胞団とその他イスラム武装組織は、「モルシ政権を打倒せしめたエジプト国民に罰を与えるため、国をカオスに陥らせる」という一致した目的を持っており、その実現の一環としてのコプト教徒への攻撃の淵源は、歴代の同胞団指導者たちのファトワーに見て取れる、としています。

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アザミーは『エジプトの教会』という本からの引用として、同胞団設立者のハサン・エルバンナーは、「啓典の民とはどんな事柄においても協力してはならない」と述べており、これがタクフィール思想の祖であるサイイド・クトゥブに影響を与えた、としています。クトゥブは、コプト教徒は多神教の罪を犯しているので世俗主義者と同類であり、これはジャーヒリーヤに属するものとして粛正の対象である、と論じました。

また同書によると、第五代団長のムスタファー・マシュフールは、エジプト軍にはコプト教徒は入隊させてはならず、そのかわりにコプトはジズヤ(人頭税)を支払うべきである、という持論を述べていたそうです。マシュフールは、コプトがエジプト軍にいて、いざキリスト教国と戦争になった場合、コプトは敵の見方をしかねないから危険である、と考えていたそうです。

さらに前の同胞団ムフティーであるムハンマド・アブダッラー・エルハティーブは、イスラムの地における教会建設に対する判断を3つに場合分けして、次のようなファトワーを発行したそうです。

(1)イスラム教徒が新たに切り開き、住み着いた土地、例えばマアーディーやヘルワーンのような場所には、そこに教会やシナゴーグを建設することは禁じられる。

(2)イスラム教徒が武力によって異教徒から奪い取った土地、例えばアレクサンドリアのような場所にも、教会やシナゴーグを建設することは禁じられる。またウラマーの中には、ここはムスリムによって所有されている土地であるとして、既存の教会やシナゴーグの破壊を義務とする者もいる。

(3)イスラム教徒が異教徒との和平によって統合した土地、そこには新たな教会を建設することは禁じられるが、既存の教会やシナゴーグに関しては、そのままにしておいてもかまわない。

まあ、これは平たく言えば、エジプトの地にある教会は、基本的には破壊してもよい・・・というか、破壊することが義務である、ということなんでしょう。

ハティーブは、他にもコプトへの敵意を煽るようなファトワーを多く発行しているそうで、もしコプトがムスリムに「アッサラーム・アレイクム(あなた方の上に、平安あれ)」と挨拶をしてきたら、「アレイクム(あなたにも)」とだけ返答し、「サラーム」をつけて返答してはいけない、とか、ムスリムの家のお手伝いさんはムスリマでなければならない、とか、ムスリム男性はコプト女性と結婚してしまったら、その子どもがコプト色に染まらないようにきっちりしたイスラム教育を施さねばならないとか、ムスリム墓地にはムスリム以外は埋葬してはいけないとか云々・・・

教会や挨拶にかんするファトワーは、イスラム初期から現代まで同じようなものがアラブ各地で多数発行されており、イスラム法の伝統をつよーーーーーーく感じます。

コプト教徒に対する敵意が、バンナー以来脈々と継承されてきたとするならば恐ろしいことですし、選挙の際に自由公正党がコプトを副党首に担ぎだしたり、モルシはみんなの大統領〜とか宣伝していたのは何だったんだっ?!と憤りを感じてしまいます。

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キリスト教徒の結婚式襲撃

昨夜、ギザのワッラーウالوراقという地区にあるコプト教会から、結婚式を終えた人々が出て来たところを、覆面を被った男が無差別に乱射し、4人が死亡しました。

ひどい事件です。

死者の中には、8歳の少女や花婿の母親も含まれており、やりきれません。

エジプトで発生する爆発事件や衝突は、一般人が避けようと思えば避けられるものが殆どなのですが、この種の事件は防ぎようもなければ避けようもありません。

覆面をした二人の男がバイクに乗って教会までやって来、バイクを運転していない方の1人が銃を乱射し、多数の死者と負傷者が出ました。

事件後のコルニッシュ通りは、怒った人々で大混乱しました。



犯人については、まだよくわかっていませんが、警察は複数の人間から事情聴取をしているようです。

アズハル総長のアフマド・タイイブやビブラーウィー首相など、各方面の人間がこの犯行を非難する声明を出しました。

そして、エジプトのムフティーのひとりであるシャウキー・アッラームは、「教会を破壊したり、爆破したりすること、及び教会内の人々を殺害したり、恐怖を与えたりすることはいずれも、イスラムのシャリーア(イスラム法)において禁じられた行為である」というファトワーを発行しています。

一方、このところ何かあるとすべての原因を押し付けられがちなムスリム同胞団も、今回の件に関しては自由公正党がいち早く声明を発表し、「まだ詳細はわかってはいないが、我々はこの犯行を非難し、事件の究明が早期に行われることを望む。こうした行為は国の治安にとっての脅威である」としています。

コプト教会やコプト教徒に対する暴力事件は、同胞団政権崩壊以降頻発しており、エジプト全土で教会襲撃事件だけでも40件以上発生しています。

もちろん、同胞団政権時代も、それ以前も、教会がらみの暴力事件は時々発生してはいましたが、このところの発生件数の多さは尋常ではありません。

同胞団政権が崩壊した直後に、友人のコプト教徒に「やっぱり嬉しいものなの?」と聞いたところ、「嬉しいわけがない。これからコプトに対する攻撃が激化するにちがいないよ。」と言っていたのですが、残念なことにその言葉通りの状況になってきています。

コプト教徒はエジプト国民の6%から10%をしめるとされているのですが、コプトだからという理由で敵視する人はエジプト人の中でもそう多くはない・・・と信じたいものの、南部(サイード)の農村などではコプト住民とムスリム住民の間には大きな溝があり、互いに負の感情を抱いているといいます。

宗教対立を煽りたがっている一部の人に負けず、どんな人でも安心して暮らせるエジプトになってほしいのですが・・・やっぱりここでもまた、軍頼み(?)になってしまいそうです・・・。

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子連れでバルセロナ:グルメ編(3)

子連れでバルセロナ:グルメ編(2)に続いて、(3)です。

前の記事は今年初頭に書いたものなのですが、その後すぐにアルジェリアの人質事件が発生して多忙になってしまい、そのまま(3)を書くのを失念していました。

その後、子連れでバルセロナ旅行をしたいので、是非第一位のレストランの記事も書いてほしいというリクエストを何件かいただいたので、記憶を頼りに記しておこうと思います。

2歳児を連れてのバルセロナ旅行で、実際に行ってみて満足度の高かったお店第一位は・・・

★ 第一位 somodó ★

日本人シェフの作る、地中海料理の店です。

こちらの長所は、以下↓

(1)味が繊細!

シェフが日本人だからでしょう、とにかく味が繊細です。

ヨーロッパで提供される料理に共通する濃くて、塩気の多い味付けとはほど遠い、日本人好みの味です。

(2)コストパフォーマンスがありえないくらいに優れている!

ランチに行ったのですが、コース料理が1人18ユーロという超激安価格です。

店内はこんな感じ。

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1人18ユーロという激安ランチなのに、お水とワインが一本ずつつきます!

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私は4人で行ったのですが、他の3人は酒が飲めないので、私はワインを一本飲み干してきました〜。

昼間からひとりでワイン一本・・・うーん、背徳の味わいです(笑)。

パンも自家製のようで、外はカリカリ、中はふわっふわ。オリーブオイルとの相性も最高です。

こちらは前菜。あぶりマグロのサラダ仕立て。

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エジプトに住んでいると、生の魚が出てくるだけで興奮してしまう(汗)のですが、そこに職人芸が加わると、こんな素敵なコンビネーション〜!

次に出されたのは、温泉卵のアンチョビのせ。

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アンチョビ大好き〜!!

どこまで私を喜ばせるのか?!というラインナップ。

前菜の二品だけで、ワインがぐんぐん進みます。

次に、主人のお母さんが頼んだメインは、スズキのポワレ。

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こちらは私と主人が頼んだメイン、ウズラのロースト。

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ウズラも大好き〜!

私は鴨やらウズラやら、とにかくトリの系統が大好きで、この皮のパリっと感にノックアウトされました〜。

この後に、アミューズとコーヒーもついて、それでこのお値段・・・。

感動したので、シェフに、「エジプトから来たんですが、こんなに美味しいものを食べたのはものすごく久しぶりです云々」とお伝えし、ちなみにディナーも来たいんですけど・・・と言うと・・・

「ああ、それはやめた方がいいです」

とのこと。

「・・・?!」

となっていたら、料理の価格を安くおさえる為に、材料を一度に大量に仕入れているので、ランチもディナーも一ヶ月間ほどは同じようなものを提供し続けるから、とのこと。

なるほど〜。

そういう理由があったのですね。

こちらの日本人シェフ、口数の少ない職人気質の方ですが、とても優しい方なんだと思います。

というのも、娘がテーブルに飾りとして乗っけられていたリンゴをどうしても食べたいと言いはっていたら、なんと、むいて出して下さいました!!

「こっ、これは飾りなんですが・・・(汗)」と当惑してらっしゃいましたが・・・。

ともあれ、ありがとうございます。

とにかくこの価格でこの料理のクオリティー&ワインを出す店は、日本にもそうはないのでは?と思うほどの素晴らしさでした。

・・・まあ、エジプトに住んでいるので、日本の事情は本当はよくわかりませんが・・・(汗)

子連れにも優しいですし、ワインつきで上等なコースが食べられますし、本当におすすめの店です。

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自宅前の巨木が倒れ1人死亡

一昨日の夜中、17回の検問を通過して帰宅すると、自宅前の巨木が倒れ、通りの反対側にある建物に突き刺さっていました!

こっ、これは・・・という光景。

このときは疲労困憊した上に、娘を抱っこしていたので写真は撮りませんでした。

翌朝、チェーンソーのものすごい音で目覚め、窓から外を覗くと、ヒジャーブをしたおばちゃんが、勇ましく木を根元から切り倒そうと奮闘していました。

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しかし、木が前の建物に突き刺さったまま、何のフォローもせずいきなり切り倒すってのはまずいんじゃないの・・・?と思っていると、突き刺さっていた木が下方にぐぐっとズレて、今度はエアコンの室外機を直撃!ガスが噴出します・・・

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オーマイガット・・・

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その後、私は部屋にもどって洗濯をしていたのですが、しばらくすると大声で「アッラーフアクバル!」と連呼するのが聞こえ、何ごとかと思って見にいくと・・・

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なんと、殉教された方が一名・・・

なぜ?!

なぜ木に気をつけない?!

・・・はぁ。

自宅前で殉教者が出るなんて・・・。

言葉を失います・・・。

下に落ちた木を切断する作業をしていた方で、作業中に幹が倒れてきて頭を直撃して亡くなったとのこと。

享年55歳。

رحمه الله

チェーンソーを使っていたおばちゃんがものすごく責められていましたが、どういうことなのかさっぱり・・・

その後、チェーンソーに懲りた(?)のか、別のおじさんが斧で作業を再開。

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木を切り倒した後の状況。

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壁の倒壊っぷりは、まるで迫撃砲を撃ち込まれたかのようです・・・。

引いてみると・・・

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ここはシリア・・・?

木が倒れ、殉教者が出ただけで十分に惨事なのですが、さらにこの壁にこの建物のガス制御機が取り付けられていたため、それ自体も破壊されて、建物全体のガスが不通に・・・。

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写真中央の二本の棒のようなものが、ガス管です。

崩れた壁と倒れた木を撤去し、新しい壁を作った後、初めてガスの対策をとることができるとのことで、いつになったらガスが使えるようになるのか、見通しがたちません・・・。

私たちは3日間、お風呂に入れず、料理も出来ず・・・という状況ですが、今後これがいつまで続くのやら・・・。

エジプトというのは、普通に生活するだけでも種々様々な困難や苦労のつきまとう国だなあ・・・と再認する日々です。

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夜間外出禁止令の現実

エジプトでは今も、夜間外出禁止令というものが出されています。

指定された時間帯に外出してはいけないというもので、理由なく外出すると場合によっては逮捕されます。

エジプトでは治安維持を目的として、8月14日に発布されました。

いやいや・・・あのころは本当にひどかったので、外出禁止令を出してくれてありがとう!と感謝したいくらいの気持ちだったのですが、そうはいってもこれはかなりの異常状況です。

8月14日時点では、毎日19時から6時までの外出が禁じられていたのですが、少しずつ緩和され、現在は平日は0時から5時まで、金曜日のみ19時から5時までの外出が禁じられています。

世界には200近い数の国がありますが、現在夜間外出禁止令が出されている国はエジプトくらいではないでしょうか?

禁止時間帯になるとカイロの街中に戦車や装甲車が配備され、そこここに軍による検問がしかれます。

以前に一度、禁止時間帯に空港から自宅まで車で帰ったことがあるのですが、先日再び、同じことをしました。

ロンドンからの飛行機がカイロに到着したのが18日金曜日の深夜0時。

それから荷物が出てくるのを延々と待って1時半。(エジプトの場合、荷物にPriorityのタグがついていても、あんまり優先されません。。。特に、ベビーカーは一番最後に出てくるのが通例。)

車に乗って、ザマレクにある自宅に到着したのが3時過ぎ。

今回は、自宅に着くまでに17回検問を通りました。。。

外出禁止とはいっても、今回の私たちのように、深夜に飛行機が到着し、自宅に帰る、といった明確な事情がある場合には、逮捕されることはありません。

そのかわり、カイロのあちらこちらが軍の装甲車で封鎖されていて通行できなくなっているのに加え、多数ある軍の検問を通過し、その度に車を停止させてあれこれとやりとりをしなければなりません。

それにしても、17回はかなり多いです。

前回8月末に空港から自宅に戻った時には、2回しか検問を通らなかったのですが、今回はものすごい数。

今回は、いつもの運転手ではなく代理のおじいちゃん運転手なので、検問を回避する術を知らなかったのと、更に検問の数自体が増えていたのが原因だと思われます。前回は全くなかったザマレク内にも、検問がしかれていました。

空港近くは特に軍の施設が集中して存在するために数百メートルおきに検問があり、そのたびに同じようなやりとりを繰り返しました。

あまりに多いと、同じく検問とはいっても担当している軍人さんによってあれこれ違うんだなあということに気づいてくるもので、大概はパスポートとチケットの半券を見せれば問題なく通過できるのですが、私たちの顔を見た瞬間、「日本人か?中国人か?」と聞いてきて、「日本人です」というと、「日本人なら、よし!」という人がいたり・・・(中国人ならダメなのか???)

恐い顔をして検問をしていた割には、OKを出した瞬間「ウェルカム トゥー エジプト!」とか言う人がいたり・・・

「アラビア語しゃべれるか?」と聞くので、「しゃべれるよ」と言うと、ひとしきりおしゃべりをして「オレはお前を信用するから、通っていいよ」とかいうかなり適当な人がいたり・・・

あまり車の通行しない検問の担当者はヒマなためか、私たちが行くとすぐさま「ウェルカム!」とニコニコして迎えてくれたり・・・

そして庶民的な地域では、外出禁止令などものともせず、普通に営業している店や、ふらふらしている人が多いのが目立ちました。

しかし、カフェとか営業しているのはまだわかるのですが、果物屋さんとかベルト屋さん、Tシャツ屋さんなんかもお店を開いていて、「夜中の2時過ぎに、いきなり思い立ってバナナとかベルトとかTシャツ買いに行く人なんているのか?!」と、そっちのほうが気になってしまいました(笑)。

途中でマタリーヤという庶民街を通ったのですが、マタリーヤ広場だけで装甲車が20台くらい展開していて、赤ちゃんを抱っこしたふつうのおじさんが、装甲車の軍人とおしゃべりをしていたり、装甲車の前でコシャリ屋が普通に営業していたり(夜中の2時にコシャリもきつい・・・)、若者の集団が検問をしている軍人に近づいて握手を求めていたり、なんだかわけのわからない感じになっていました。

マタリーヤのような庶民街では、夜間外出禁止令中でも、外出したり店を営業することが見過ごされているようです。

適当ですね・・・。

軍や省庁などの施設のあるエリアはさすがに、軍人以外には誰もいないのですが・・・。

夜間外出禁止令のおかげもあってか、カイロ市内は徐々に治安が回復しつつあるのですが、スエズ三県やシナイ半島の物騒な状況はまだまだ継続中です。

外出禁止令や非常事態令が解除されるのは、いつのことになるのか、まったく見通しがたちません。

・・・そして、おまけですが、

17回の検問を通過して自宅に到着すると、なんと・・・

自宅前にある巨木が倒れて、通りの向かいにある建物に突き刺さるようなかたちでもたれかかっていました・・・。

巨木については、別記事で記したいと思います。

10

05

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ハッジ(大巡礼)に行きます

・・・いえ、私ではありません。

うちのスタッフ(46歳)です。

ハッジというのは、イスラム暦のズールヒッジャ月8日から10日にかけて実施されるメッカ大巡礼のことです。

彼はこれまで政府のハッジ企画に7年応募したけれど落選し続け、今回初めて旅行会社のハッジ企画に応募し、見事に当選したとのこと。

当選というのはどういう意味かというと、毎年ハッジに行くことの出来る人数が制限されているため、行きたい人全てが行かれるわけではなく、政府や旅行会社のハッジ企画に応募し、選ばれた人だけが行かれる、というしくみになっているのです。

なぜ人数制限があるかというと、ハッジ希望者の多さに対してメッカの受け入れ人数に限界があるためで、サウジアラビア政府は毎年、各国にハッジ受け入れ人数を通知し、その人数にのみハッジ・ビザを発給しています。

なので、政府や専門の旅行会社の企画に当選すれば、ビザが入手でき、晴れてハッジに行くことが出来るわけです。

去年は世界各国から300万人くらいが、ハッジに行きました。

エジプト人は、今年は20万人くらいにビザが発給されるようです。

費用に関しては、エジプト政府の企画が最も安く、1人22000ポンド(33万円)。うちのスタッフの行く旅行会社だと、1人28000ポンド(42万円)。個人で手配すると、1人60000ポンド(90万円)かかるそうです。

これはエジプト家庭の平均年収が24000ポンド(36万円)であることを考えると、ものすごーーーーーーい高額です。

格安の政府企画でさえ、平均年収と同額程度。

それでもムスリムは全員、行けるものならば行きたい!と思うのがハッジです。

行きたい、というか、ハッジはムスリムとしての義務のひとつです。ただし、健康と経済的な条件が整うならば、というのが条件ですが。

うちのスタッフはハッジに行けることになって、大喜び。まあ、こちらとしては、行っちゃダメとは言えません。

今回は、奥さんと一緒に行くそうです。

期間は10月6日から25日の約3週間。その間に、メッカとメディナに行くそうです。

メッカではウムラとハッジを行い、メディナではマスジド・ナバウィーやウフドの山、預言者ムハンマドやサハーバ(アブー・バクルや、ウマル・ブン・アルハッターブ)の墓なんかにも行くそうです。

墓、行くんだ・・・(苦笑)。

サウジ発給のハッジ・ビザは、メッカとメディナしか行かれないと明記されているそうで、うちのスタッフはサウジにお兄さんが住んでいるのですが、そこまで訪ねて行くことはできないそうです。

彼はハッジで着ることが定められているイフラームを既に購入し、予防接種も受けて、準備万端。

「ハッジに行ったら、何をしたいの〜?」と聞くと、「イスラムの信仰はどのようにして始まり、その真髄は何なのか、じっくりと考えたい」んだそうで。

「ハッジで人生変わるかな〜?」と聞くと、「オレは今よりもっといい人間になる」と言っていました。

乞うご期待(笑)。

3週間休まれるのは正直痛いですが、笑顔で送り出してあげよう!・・・と思っています。

10

02

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信号なし、車線なし

人に言うとよく驚かれるのですが、エジプトの道路には信号がありません。

まあ、エジプト国中にいくつかはありますが、基本的には全て交通警察のおまわりさんの手旗信号で交通整理をすることになっています。

信号とかつけるの大変だし、お金かかるし、停電よくするから信号消えちゃったら危ないし・・・というか何よりも、信号なんかつけたら、おまわりさんが失業しちゃうし!!

・・・という論理のようです。

また、エジプトの道路には車線もありません。

これはうちの前の道なのですが、普段は1車線の一方通行道路なのですが、混んでくると・・・

IMG_0033.jpg

こんな風に3〜4車線に勝手に増えます。

カイロ市内は万年渋滞状態で、特に学校のある時期はものすごいことになるのですが、この1週間の渋滞っぷりは前例のないほど半端なくスゴいということで、今日はアハラームの一面記事にもなっています。

IMG_0046.jpg

これ、どこかの高架橋の上っぽいですが、ちょっと何車線あるのかわからないくらい、ものすごい並びっぷりです。

先日は、7時にくるはずの支局のお掃除スタッフが9時半になっても来ないので、さすがに変だと思って電話をすると、「じゅっ、渋滞がひどくて、もう2時間以上バスの中にいるんですっ!!」とのこと。

別のスタッフも、道が混みすぎていて全然前に進まないので、タハリール広場まで歩いて行って、そこからメトロに乗って帰っているのだが、そのメトロの混みっぷりも半端ない!!と言っていました。

なんでこんなに異常に渋滞しているのか・・・?と聞くと、まあ、本当のことは誰もわからないのですが、陰謀論大好きなエジプト人達は、「あちこちで同胞団員が悪さをしているせいだ!」と言っています。

わざと事故ってみたり、通行の邪魔をしたりってことですかねえ???

娘の学校は、自宅から3キロほどしか離れていないところにあるのですが、帰りの大渋滞のせいで、終業後、スクールバスが自宅に到着するまでに1時間以上かかっています。

・・・歩いた方が、早い?!

いやぁ、ちょっと同胞団のせいとか、そういうのはもうどうでもいいのですが、何とか策を講じてもらえないですかねえ?

そういえば、同胞団のモルシ大統領の公約に、「オレが当選したら、100日以内に渋滞問題をばっちり解決してみせるぜっ!!」なんてのがありましたが・・・

今思うと、懐かしい感があります(苦笑)。

10

02

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同胞団団長は今・・・

7月10日に逮捕状が出され、8月20日にナセルシティで逮捕されて以来、表には出て来ていない同胞団団長ムハンマド・バディーウ。

以前、シティースターズのチリーズで食事をしていて一般人とモメた件を記事にしたことがありますが、逮捕後の様子はこんな感じだったそうです。

IMG_0044.jpg

うーん、パジャマ?ガラベイヤ?姿のせいか、スーツをきてびしっとしたイメージのバディーウの面影は、あまりありませんねえ。

彼は現在、ギザの検察の取り調べを受けているのですが、その際の彼の発言が時々伝えられています。

今日のワタンالوطنの記事(上の写真)によると、バディーウは数々の暴力事件を扇動したという容疑に対し、

「私はいかなる暴力も扇動していないし、ギザの市庁舎への放火もやらせてなどいない。それに私はまだ、同胞団の団長だっ!!私は更迭され、マフムード・エッザトがあらたな団長になったという報道があったが、あれは真実ではない。」

と言っているそうです。

またバディーウは、6月30日の反同胞団大規模デモについては、「あれは人々の意志の表明だからしょうがない」としつつも、7月3日の政変については、「血まみれの軍事クーデターだ!!」と主張しているそうです。

彼によると、政変後の7月7日、彼と指導部、及び自由公正党の主要メンバーが集まって会議を開き、今回の軍事クーデターに対しては、あくまでも平和的に対抗していく旨で意見が一致した、とのこと。

・・・本当かなあ???

本当だとしたら、上意下達の貫徹した組織としての同胞団は、もう終わったってことになりますよね。。。

同胞団員が大規模な座り込みを行っていたラービア・エルアダウィーヤについては、「私がラービアに行ったのは、一日だけだ」と、8月14日に同胞団員の前で演説をした日のことを指摘しているそうです。

彼はナセルシティーのタイヤラーン通りにある賃貸マンションで逮捕されたのですが、そのときは、彼の身の回りの世話をする男の人が1人一緒にいただけだった、とのこと。

同胞団員の行ったあらゆる暴力行為に関しては、「ムスリム同胞団は暴力には訴えない」の一点張りだそうで。

検事の、「それではギザの県庁舎に放火した他、エジプトで発生した数々の暴力事件を行ったのは誰だというのですか?」との問いに対しては、

「内務省に金で雇われたバルタゲーヤがやったんだっ!!そしてそれをやったのは同胞団員だとして、同胞団員を犯罪者にでっちあげるためだ!!」

とおっしゃっているそうです・・・。

出ました、陰謀論。

まあ、中東の人は概して陰謀論が好き・・・というか、陰謀論抜きで物事を考えることができない人たちなので、無理もないことです。。。

また彼は、指導部メンバーに対し、あくまでも平和的なやり方で政府と和解するべく努力してほしいと要請し、ことの成り行きはインターネットのサイトなどを使って追っていた、とも言っています。

拘束されて以来、何度も取り調べのための拘留が延長されているバディーウですが、検察は今度は、国を混乱に陥れる目的で兵士を武装・訓練させ、公共や私有の建物や人々に対してテロ行為を実行させた容疑で、15日間の拘留延長をするそうです。

とりあえず・・・

同胞団の団長は、まだバディーウのままなようです・・・。

プロフィール

 飯山陽

Author: 飯山陽
イスラム思想研究者。専門はイスラム法。都内の大学でイスラム思想を教えていましたが、現在はエジプトのカイロ在住、メディアの仕事をしています。
イスラム国に関しては別ブログ「どこまでもイスラム国」をご覧ください。

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