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シシの支持率低下の罠

昨日、エジプトの調査会社エルバスィーラが発表した世論調査によると、大統領選挙でシシ元国防相に投票すると答えた人の割合は39%だ、とのこと。

この調査は3月24日から26日にかけて2034人のエジプト国民に対して行われたもので、前回3月半ばに行われた調査では、51%の人がシシに投票すると答えたのに比べると、その支持率は明らかに低下している、とのこと。

ただし、59%の人が「まだわからない」と回答、更に、現状シシ以外の唯一の候補であるサッバーヒーに投票すると答えた人の割合は1%を切っています。

昨日の夕方、エジプトの選挙管理委員会は、ようやくエジプト大統領選挙の日程を発表したのですが、その直前にこうした調査結果が発表され、それを国営メディアが大きく取り扱っているのは、全く釈然としません。

シシ大統領以外の選択肢はない、という大筋の見方(例えば私・・・笑)に反して、エジプト人は迷っている、選挙結果はまだ決まった訳ではなく、今後の選挙戦と投票行為には重要な意味があるのだ、ということを印象づけたいのでしょうか?

3月24日から26日にかけての調査ということは、シシの出馬宣言演説の直前に行われた調査であるはずなので、次回の調査では、シシ演説を受けて支持率が上がった、みたいなことをアピールするつもりなのか・・・。

まあ、そのあたりは所詮推測にすぎないのですが、とにかく釈然としません。

エジプトの世論調査というのは、どこがやっても大概全く当てにならなかったりするもので、そのよい例が前回の大統領選挙です。アハラームが定期的に掲載していた世論調査では、アムル・ムーサーがずっと一番人気だったのですが、ふたを開けてみたら決選投票はシャフィークとモルシ、当選したのはモルシだという・・・。

大統領選挙の立候補受付は、昨日の記者会見でいきなり「明日からやります」と告げられたので、つまり今日から始まるのですが、現状ではサッバーヒーくらいしか対抗馬がみあたりません。

民主的選挙が実施され、熾烈な選挙戦を戦ってシシが大統領に当選した、とエジプト国民と諸外国に印象づける為にはどうすればいいのか・・・今もどこかで、こんなことを必死に考えている人たちがいるように思えてなりません。



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シシ元帥大統領選出馬宣言演説

エジプトの国防相であるシシ元帥が昨夜、ついに大統領選挙に出馬すると表明しました。



「偉大なるエジプト国民の皆さん、今日は、私が皆さんの前に軍服で現れる最後の日です」という出だしで始まるスピーチは、なかなか感動的なものでした。

…というか、多くのエジプト人をぐっとさせるような表現や言葉をちりばめたスピーチで、あぁやっぱりよく考えてるんだなあ~と思ったり。

そうしたスピーチであっさり感動する自分に、私の魂はもはやエジ化してるな…と自嘲気味になってみたり(笑)。

「私は軍人として、人生のすべてを祖国、そして祖国の大志と希望に奉仕することに捧げてきました」

…なんて冒頭の言葉だけでも、ぐっとさせられます。

「私が初めて軍服に袖を通したのは1970年、まだ私が15歳のころでした。その瞬間は、私にとって重要なものです。それからおよそ45年間、私は国防のためのその服を着ることに、誇りを持ってきました。そして今日、同じく国防のために、私はその服を脱ぐことを決めたのです。」

そうです、そうです。

軍人として国を守り、今度は大統領として国を守るんだ、という決意。

「この数年で私が確信したのは、国民の期待と支持なしには、どんな人もこの国の大統領にはなりえない、ということです」

はいはい、誰かのこと、言ってますね…。

「エジプト人は誰一人、エジプト国民に対し、彼らの望まない大統領に投票することを強いたりすることなどできません。だから私はあなた方に対し、大統領に立候補すると表明することにしたのです」

おっと、いきなりものすごい自信です。

「あなた方の支持だけが、私にこの名誉ある職を与えることになるでしょう」

そうですね。。。

「私が今こうして、あなた方に直接話をしているのは、私の心からの気持ちを伝えるためです。私は常にそうしてきました。そしてそれは、私は多くのエジプト国民の要請に応じる、と述べるためです。あなた方は私に、この名誉ある職につくよう、求めました。」

そうみたいですね。。。

「私はこれまでも常にそうでしたが、国防の職を担った軍人を自認しています。国民が望むどんな立場になろうとも、そのこと自体はかわりません。」

国防の英雄になる、と。

「あなた方の前に立った最初の瞬間から、私はあなた方、祖国、そして自分自身に対しても、実直であろうと心がけてきました」

だそうです。

「私たちエジプト人には、非常に困難な課題が待ち受けています。エジプトの経済、社会、政治、そして治安の現実は、1月25日革命の前も、そして6月30日革命の後も等しく、忠実、かつ勇気ある挑戦を必要とするレベルにまで達しています。」

非常にヤバい状況、というのは、こう言い換えることができるのですね…。

「我々は自分自身に対して、忠実であらねばなりません。我々の祖国は、経済が弱体化する中で、非常に大きな挑戦に直面しています。数百万の若者たちが、失業に苦しんでいます。こうした事態は、受け入れがたいものです」

きちんと認識してらっしゃるようです。

「数百万のエジプト人が、病気にかかっても治療を受けることができないでいます。これもまた、受け入れがたい事態です」

こういうように言葉を重ねるところが、お上手ですね。。。

「エジプトは本来、資源も、そしてその国民も、豊かな国なのです。寄付や支援に頼っている現状、これもまた、受け入れがたい事態です」

この「エジプトは本当は豊かな国」説は、エジプトの政治家は必ず唱えるものです。

「しかしエジプト人は、尊厳をもって、そして安全で自由な生活をおくるにふさわしい人々なのです」

お、きました、「尊厳をもって生きる」。これもエジプトの政治家は、必ず言いますね~。

「そして職業、食糧、教育、医療、快適な住居を手に入れるに、ふさわしい人々なのです」

みんなそうしてほしいですよね。。。

…このあとさらに、エジプトは今、大変だ~という話をし、それでも私は、この国がこの挑戦を成し遂げることができると信じている、それは私が神を信じているのと同様である、みたいなことを言います。

そして最後は、

「私には奇跡はおこせません。しかし私は、身を粉にして働くことを誓います。もし私に、指導者となる名誉が与えられたなら、私はあなた方とともに、指導者と国民が一体となって、神のお許しのもとに、安定した、安全で、かつ希望にみちたエジプトを実現させることができるでしょう」

としめくくられます。

どうですか?シシ演説。

彼はスピーチ原稿を自分で書いていると言われており、ベタですが私は結構気に入りました。

間違いなく次の大統領ですし、彼自身がいうように大問題山積ですが、本当に頑張ってほしいと思います。

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25

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世界一住みにくい都市

少し前のことになりますが、マーサーMercerが「2014年世界で最も住みやすい都市ランキング」を発表しました。

今年は10のカテゴリー、39の要素をもとに、世界の223都市をランクづけ。

これによると、世界一住みやすい都市から順に

1)ウィーン(オーストリア)
2)チューリッヒ(スイス)
3)オークランド(ニュージーランド)
4)ミュンヘン(ドイツ)
5)バンクーバー(カナダ)

となっています。

ウィーンとチューリッヒは、2010年の調査以降不動の一位、二位のようですねえ。

全ランキングをみるには、499ドルを支払わねばならない(汗)ので、今年のランキングの全貌はよくわからないのですが、注目は、最も住みにくい都市にイラクのバグダードがランクづけされている点です。

ランキングのもととなっている上記の39要素とは、

▼ 政治と社会:政治の安定性、犯罪、法律執行力
▼ 経済環境:両替への規制、銀行サービス
▼ 社会文化環境:個人の自由に対する規制、メディアに対する検閲
▼ 医療と健康:医療サービス、感染病、飲料水、下水処理、大気汚染など
▼ 学校と教育:インターナショナルスクールの水準など
▼ 公共サービスと交通:電気、水道、公共交通機関、交通渋滞など
▼ レクリエーション:レストラン、劇場、映画館、スポーツやレジャー施設など
▼ 消費財:食料品や日用品の入手可能性、自動車など
▼ 住居:賃貸住宅、家具、補修サービス
▼ 自然環境:気候、自然災害

だそうで。

総合的に判断して、バグダードが世界最悪の住み心地だと判断されたようです。

まあ納得・・・というか、分析をするまでもなく、もし私が「世界で最も住みにくい都市」をあげろと言われたら、直感的にバグダードを挙げると思います。

毎日のように、バグダードでテロ事件が発生し、死傷者が多数出ているのを見ていますからね・・・。

中東アフリカ地域をみてみると、最も住みいやすいとされているのがドバイ(UAE)で、それでも78位。次がモーリシャスのポートルイスで82位。その次が南アフリカのダーバン(85位)とケープタウン(90位)。

カイロですか???

499ドル払っていないので、何位だかわかりません(笑)。

ちなみに、2011年の調査では135位、2012年の調査では141位にランクづけされています・・・(汗)。

2014年は一層のランキング後退が見られること間違いなし・・・でしょうね。

調査結果の総評でも、「中東、特にアフリカは、駐在員にとってはいまだに最も挑戦的な(つまり住みにくい)地域であり続けている。というのも、地域の不安定要素や、市民の暴動を含む破壊をもたらすような政治的事象が多い上に、インフラも未整備で、洪水などの自然災害に対する対策もなされていないからである」とされています。

ちなみに、アジアで最も住みやすいとされているのはシンガポールで25位。東京は43位。

あー、やっぱ、中東って住みにくいんだな〜なんて、当たり前のことを再認識しています。。。

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同胞団員528人に死刑判決

先ほど、エジプトのミニヤー県の刑事裁判所は、同胞団員528人に対して死刑判決を下しました。

2013年8月に同胞団員によるラービア・エルアダウィーヤの座り込みが強制排除された後、ミニヤー県にあるマターイ警察署の副司令官であるムスタファ・エルアッタールを殺害し、他の二人の警官も殺害しようとし、公共の財物を破壊し、警察署に放火し、警察署の武器を盗み、秩序を乱した罪によるものです。

528人のうち出廷したのは147人のみで、残りの被告人たちはまだ逮捕されていないようです。

被告人たちには上訴の権利が認められているので、最終的な判決ではないのですが。

それにしても、一度に528人に死刑判決とは・・・。

エジプト司法史上、最大人数に対する死刑判決だそうで、そりゃそうだろ・・・と。。。

私は死刑反対論者なので、この判決自体に対しては言葉がないのですが。

気になるのは、今後行われることになっている多数の同胞団員に対する刑事裁判の行方です。

2013年8月14日の座り込み強制排除以降、エジプト全土で多数の警察署が同胞団によって襲撃され、多くの警官が命を落とし、コプト教会もまた襲撃のターゲットとされてきました。

警官の中には、見せしめのように首を切られて残酷な殺され方をした人も多くおり、その光景は今でも目に焼きついています。

つまり、今回の裁判のマターイ警察署の件は氷山の一角なわけで、これから同様の犯罪に関わった多数の同胞団員の裁判が待ち受けているわけです。

このままいくと、いったい何人の人に死刑判決が下されることになるのか、見当もつきません。。。そもそも去年の夏以降逮捕された同胞団員は、いったい何人くらいいるんでしょうかねえ???

エジプトは死刑を採用している国なので、私が文句を言う筋合いではありませんが、死刑判決の量産に釈然としない一方で、一定期間投獄された後、当局に恨みを募らせた同胞団員が娑婆に大量に戻ってくるのを想像すると、恐ろしくてなりません。

以前はこういう人々を、アフガニスタンのジハードに行かせたりしていたわけですけど、この期におよんでこれらの同胞団員をどこかにジハードに行かせるのは想像できませんしねえ。

これまでもエジプトでは、過激な思想を持つ受刑者に対して、思想を転向させるための様々な活動を行ってきました。中には成功例もあり、たとえばその一人が元ジハード団のナビール・ナイームさんだったりするわけですが、失敗例の方がおそらく多いのだと思います。ピラミッドをぶっこわせ!と息巻いていたムルガーン師とか・・・。

エジプト当局は、現在テロや暴力を働いている人々をとりしまるだけではなく、今後は受刑者たちをどう社会復帰させていくのかについて本気で考えていかないと、数年後大変なことになると思います。。。

まあ、今でも十分、エジプトは大変なことになってるんですけどね。。。

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ِテロリスト拠点への突撃作戦

エジプトで数々のテロ事件を起こしているテロリスト集団アンサール・バイトゥルマクディスABMは、エジプト各地に支部を有しているのですが、先日、カリユービーヤ県にある支部にエジプト軍の特殊部隊が突撃作戦を実施しました。

その際の映像がこちらです。



私はちょっと、情動的共感性が強いところがあり、銃に弾をこめる特殊部隊員の表情を見ただけですぐにうるっときてしまうのですが・・・

それはさておき。

これは、ABMの地方支部というのはこんな感じなんだな、ということがよくわかる映像だと思います。

建物全体が拠点になっていて、そこに車両、武器、爆薬などを大量に保有していたようですね。ここにこもって寝泊まりをし、せっせと爆弾を製造したり、次にどこを狙うか計画をたてたりしていたのでしょう。

近所に住んでいる人たちとは、日常的に言葉を交わしていたのでしょうか?

誰かが「あの建物は怪しい」と、治安当局に通報したのかもしれませんし、当局の諜報活動で拠点場所が明らかになったのかもしれません。

メンバーの顔を見ると、明らかにシナイ半島の人ではないことがわかります。

ABM自体はシナイ半島で誕生した組織ですが、地方支部のメンバーはおそらくその地域出身の人々からなっていたと推測されます。

映像の最後には、ここがアンサール・バイトゥルマクディスの拠点であったことを示す看板が映し出されています。

全国各地にこんな拠点があって、テロの機会を虎視眈々と狙っているテロリストたちが潜んでいる・・・と考えると、エジプトはどんだけおっかない国なんだっ?!と、改めて思わざるをえません。

大統領選前後には、またテロ活動が活発になることが予想されます。

気をつけなきゃな・・・と思いつつ、気をつけようがないな・・・とも思います。。。

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ビル自然倒壊の恐怖

昨日、ナセルシティにある6階建てのフラット(マンション)が倒壊しました。



地震があったわけでも、テロがあったわけでもありません。

自然と倒壊したのです・・・。

エジプトではしばしばあることなのですが、実際に目にしてしまうと、恐怖感がつのります。。。

カイロ中心部は、戸建ての住宅というものはほとんどなく、多くの人はこの手の中高層のフラットに住んでいるのですが、軒並みものすごくボロいのです。

私の住んでいるフラットも、外見がボロいのは言うまでもなく、中もかなりボロボロで、夜静かなときなどには、フラット全体がギシギシときしむような音が聞こえたりもします。。。

この倒壊した当該建物の住民は、多くが倒壊前に建物から脱出したのですが、「いや〜、なんか建物全体がグラグラ揺れて、地震かと思ったよ」なんて言ってました。

つまり・・・本当にグラグラするな、と感じたら、建物の外にすぐに出るべき、ということですね。

日本ならば、マンションやビルには管理組合などがあり、定期的に清掃や補修工事などを行うのが当たり前ですが、エジプトにはそういう制度は一切ないので、基本的に建物は全て荒れ放題です。

ただ外見がボロボロだったりするぶんにはあきらめがつきますが、やっぱり手入れを怠るとビルは自然に倒壊するんだな・・・と改めて学んだ次第です。

更に悪いことに、当該フラットには、昨日の朝にカリユービーヤでテロリストに襲撃されてなくなった警官が住んでいた、とのこと。

なんと申し上げればよいか・・・ご家族にとっては、大黒柱を亡くし、さらに家まで失うという、最低最悪の一日だったと思います。警官のご冥福と、ご家族のご息災を祈らずにはおれません。

エジプトのボロいフラットに住まれている方々、是非是非お気をつけ下さいませ。

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軍人殺害の報奨金は25000ポンド

ムスリム同胞団は、お金をかなりばらまいてデモやテロを行っているようです。

先日逮捕された二人の同胞団員の取り調べをすすめているギザの検察によると、この二人は爆弾を作って仕掛けるのと引き換えに3000ポンド受け取ったが、その他にも同胞団には何をするといくらもらえる、という報奨金の相場があるようです。

この二人によると、2013年の6月30日革命後国外脱出に成功した同胞団の幹部たちがこの相場を設定しているそうで、

デモに参加する → 500ポンド(7500円)
デモに参加して治安部隊に対して投石する → 1000ポンド(15000円)
警察車両に放火してそれを撮影する → 3000ポンド(45000円)
爆弾を作って治安関連施設や公共の場所にしかける → 5000〜7000ポンド(75000円〜10500円)
警官や軍人を暗殺する → 20000〜25000ポンド (300000円〜375000円)

といった感じのようです。

今日もカリユービーヤ県で、武装勢力に襲われた警官が二人亡くなっています。

報奨金は、殺した警官や軍人の地位によって異なるようですが・・・これでまた、お金もらったんですかね???

同胞団は座り込みの時にも、貧乏人や子どもを金で動員していたようなのですが、金を払って騒乱を起こさせ、治安関係者を殺させるって・・・これ、相手、バルタゲーヤですか???

バルタゲーヤというのは、金さえもらえば人殺しさえいとわない、ならず者みたいなもので、ムバラク政権も、モルシ政権も、汚い仕事を彼らにいろいろとやらせていた、と言われています。

シリアでいうシャッビーハと同義です。

同胞団員による反政府活動というと、もっぱらイデオロギーに立脚している気がついついしてしまいますが、その実態は、単に金によってバルタゲーヤを使い、国を混乱に陥れようとしているだけ???なのかもしれません。。。

ABMと同胞団との関係は、軍憎し、現政権憎しで一致するところもあったのでしょうが、全国で多発しているテロ事件の中には、もしかしたらバルタゲーヤの仕業によるものもあるのかも。。。

嫌ですねえ・・・

金さえ渡せば何でもやる奴がいると思っている人も、金さえもらえば何でもやる人も・・・。

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毎日が停電・・・

停電ネタはこれまでも数回書いてきましたが、この2ヶ月ほど、また停電問題がかなり悪化してきました。

私はエジプトの首都カイロの中でも、各国大使館が集まり、かつ外国人とエジプト人金持ちしか住んでいないザマレクという地区に住んでいるのですが、ここはおそらく電気事情は他のどこの地区よりも恵まれているはずなのに、それでもこのところほぼ毎日停電しています。

ここはエジプトなので、日本とは異なり、いつどこで停電します、とか、いつ電気が戻ります、とかそういったお知らせは一切ありません(←あたりまえ)。

電気がなくてもまあ、暮らせるのでいいのですが、食事関係で困ることがしばしばあります。

最低なのは、今日は鍋にしよう〜!とか、しゃぶしゃぶにしよう〜!といって、電気コンロをつけて食べ始めた瞬間に停電・・・というパターンです(笑)。

いや、結構あるんですよ、ホントに・・・。

なぜかうちの停電は、夕食時に重なることが多く、このごろは上記パターンを恐れて鍋料理を回避するようになってきました。

あとは、ご飯が炊けるようにタイマーを設置して出かけたり、夜寝たりしていたのに、途中で停電したせいでご飯炊けてない・・・というパターン。

これも困るんですよね。。。冷凍してあるご飯はあるのですが、レンジも使えないので解凍できない・・・。

あかりがつかないのは、これはこれで結構いいもので、みんなで飲んでいる時に停電すると、充電式のライトをもってきたり、ろうそくをつけたりして、そのあかりでまた飲み直す・・・っていうのは、なかなか乙なものです。

もうじき帰任する友人などは、「日本には停電がないからつまんないな〜」なんて言いだす始末(笑)。

しかしこの停電、地方ではその状況はかなり深刻で、今日のワタン紙によると、ミニヤー県では子ども達が学校から帰り、予習や復習をする時間帯に数時間停電するため、子どもの勉強に支障が出ている、とのこと。

ミニヤーのラウダ村では、停電は4時間に及ぶときもあるし、夜数時間停電しっぱなしのときもあるそうです。

クフルシェイフ県の各村でも、毎日4時間停電、村によっては5時間停電することもあるそうで。

ディムヤート県やマヌーフィーヤ県でも、4時間の停電はざらにあるそうです。

ザマレクの停電はせいぜい1時間程度なので、地方と比べるとかなり恵まれた環境なのは間違いありません。

それでも、ザマレクでは朝昼晩と一日に三回停電することもあったりし、私は仕事はデスクトップのパソコンでやっているため、いきなり停電→パソコン強制終了〜ということもしばしば。

このまま灼熱地獄の夏に突入したら、いや〜つらいでしょうね・・・。

想像するだに、恐ろしいです・・・。

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軍人に「恐怖時の礼拝」許可

アズハルは二日前、任務中の軍人と警察官に対し、「恐怖時の礼拝صلاة الخوف」を許可するファトワーを発行したのですが、今日のアハラーム紙には、その解説記事が掲載されています。

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ファトワーというのは、イスラム法学者が特定の問題に関して発行するイスラム法的見解のことです。

イスラム教徒の男性は、金曜日の正午に集団礼拝に参加しなければならない、という義務があるのですが、要するに、テロリストと戦っていたり、警備の任務についていたりする軍人や警官が、その時間一斉に職務放棄をして礼拝に行っていいものか?という疑問に答えたものです。

前のワクフ大臣で、アズハルのウラマー委員会のメンバーでもあるアフマド・アブーンヌールは、「恐怖時の礼拝というのは、基本的には戦時下に特別に許可されるものだが、現在エジプトの軍人や警察官がおかれている状況は、たとえ彼らが街中にいたとしても、戦時状況が適用されてしかるべきだ」と述べ、アズハルの発行したファトワーに賛同しています。

今、エジプトの街中には、いたるところに軍人と警官が配備されているのですが、まあ、携帯をいじってさぼっている人なんかも見かけはするものの、彼らは常に「戦闘に備えている」わけで、また彼らは常に「敵に狙われている」状態にもあるわけでして、その状態でうかうかみんなでのんびり礼拝をするのはあまりにも危険だ、というのはよくわかります。

ところでこの「恐怖時の礼拝」とは、どうやってやればよいか?というと、状況によって基本的には三つのやり方があるようです。

(1)敵がキブラ(礼拝時に向かうべきメッカの方向)の方向にはいない時

イマーム(礼拝指導者)が軍人を2つのグループに分け、グループ1が敵の方向を向いて警備をしている間に、グループ2がキブラの方向を向き、イマームとともに礼拝をする。その際のラクアは2回で、しかも軽いもの。挨拶が終わったら、グループ1と交代する。敵が複数の方向にいる場合には、イマームは軍人を4つのグループに分け、同様に礼拝させることもできる。

(2)敵がキブラの方向にいる場合

イマームは軍人を二列に分け、イマームがラクアのためにひざまずく時には一列目だけがひざまずき、二列目は敵を見張るようにし、イマームと一列目が立ち上がったら、二列目がひざまずくようにする。

(3)まさに敵と戦闘を行っている際など、恐怖が非常に強い場合

非常に強い恐怖時で、軍人が乗り物から降りられないような場合には、各々がめいめい、できるやり方で礼拝をすればよい。乗り物に乗ったままでも、また立ったままでもよいし、キブラの方向に向いていようといまいと、どちらでもかまわない。ラクアもサジダも、できればすればよいし、できなければしなくてよい。


恐怖時の礼拝というのは、預言者ムハンマドも行っていて、ハディースも残されている由緒正しい(?)ものです。

アズハルの出すファトワーというのは、一体何の意味があるんだろう・・・?というものも多くあるのですが、当該ファトワーは珍しく(?)有意義であるように思います。

イスラムという宗教の実践は、案外融通がきくんだよ!ということがわかる事例のひとつかと思うのですが・・・

やっぱり、そうでもないですかね???(笑)

03

17

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アルカイダの旗を掲げるムスリム同胞団員

ムスリム同胞団の学生達は昨日、各地の大学で反体制デモを再開させ、ナセルシティにあるアズハル大学のキャンパスでは、彼らがアルカイダの黒旗を掲げる光景が見られました。



アズハル当局は、アルカイダの旗を掲げた学生のうち16人を大学の寮から追放し、学内の懲罰委員会にかける、と発表。アズハル大学は一学期の間だけで、これまでに200人以上を懲罰委員会にかけ、500人以上を大学の寮から追放したそうです。

大学で授業が再開されて二日目。またまた毎日毎日、大学で大混乱が起こる日々の再来でしょうか???

アインシャムス大学でも、閉ざされていた正門から同胞団員が突入し、キャンパス内でイスラエルとロシアの旗を燃やし、現在投獄されている仲間の釈放をエジプト当局に要請、衝突も発生しました。

カイロ大学でも、同胞団員がアメリカやUAEの旗を燃やし、エジプト軍や警察の悪口を壁に落書き。

ベンハー大学でも、モルシ大統領復権を要求するデモが同胞団員によって行われました。

ムスリム同胞団は、テロの矛先を治安関連施設から日常生活に関わりのある施設へと向けることにしたようで、昨日はギザにある送電施設を爆破しようとした容疑で、二人の同胞団員が逮捕されました。

うち一人はアズハルの学生、一人は薬剤師だそうで、9つの爆弾を持っており、一人1000ポンド(15000円程度)を組織から受け取り爆破を請け負った、とのこと。

その他、ザカーズィークの中学校や、シェイフ・ズウェイドの病院に通じる道、6オクトーブルのモスクに仕掛けられていた爆弾が発見され、爆発前に処分されています。

送電施設に学校、病院、モスクって・・・。

もう同胞団員は、エジプト人全てを敵に回すことに決めたってことですよね。。。

いや、去年の夏の段階でそれは既に決まっていたのでしょうが、爆弾を仕掛けて子どもや病人や祈りに来た人を狙うって、どんだけ卑怯なんでしょう・・・?!

同胞団員自身が、「俺たちアルカイダ」を名乗っているわけですから、まあ、そういうわけだ、ということで。

エジプトの同胞団は、もはや指揮系統もよくわからないのですが、あれやこれやでメンバーを破壊行為へと扇動しているようで、19日に予定されているデモにおいても、SNSを通して「このままじゃ今のクーデター政権は倒せない!武器を持ってたちあがれ!!」と呼びかけています。

ディムヤートでは、同胞団員の一族が、嫁がデモに参加しないからという理由で嫁にひどい体罰を与えていた、とのこと。嫁の訴えで、その事実が判明したそうです。

この手の記事が新聞の数面を埋め尽くすようになって9ヶ月が経ちますが、事態は一向に改善されません。

この期に及んで、同胞団員って本当にいっぱいいるな・・・と再認識させられています。。。

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アンサール・バイトゥルマクディス創設者死亡

エジプト治安筋によると、エジプト軍の作戦でABM(アンサール・バイトゥルマクディス)の創設者タウフィーク・ムハンマド・ファリーグ(通称アブー・アブダッラー)が死亡した、とのこと。

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一方、ABMも声明文を発表し、確かにアブー・アブダッラーは天に召されたが、これは爆弾の誤爆による事故である、としています。

声明文によると、アブー・アブダッラーはシナイ半島のジハードの歴史に残る戦士である、とのこと。

エルタウヒード・ワルジハードの司令官であるハーリド・ムサーイドに師事し、その次にナスル・ハミース師に師事、ABMを設立し、多くの作戦を率いてきたそうです。エジプトとイスラエルを結ぶガスパイプラインを破壊する、というアイディアを思いついたのも彼だそうです。

2013年初頭からは、シナイ半島を出て、エジプト各地でABMの支部を作り、裏切り者政府を倒すための作戦を実行することに従事、中でも彼が指揮した最大の作戦は、ムハンマド・イブラヒーム内務大臣暗殺未遂事件だった、とのこと。

軍の作戦で死んだのか、事故で死んだのかは不明ですが、彼が死んだこと自体は間違いないようです。

アルカイダ系の組織は、創設者や指導者が死んだところで大して支障はない、という場合が殆どなのですが、どうやらこのアブー・アブダッラーという人はお飾りタイプの指導者ではなく、アイディアを練ったり作戦を立てて実行することのできる実践タイプの指導者だったようなので、もしかしたらABMの活動は今後停滞するかもしれません。

というか、それを是非期待したい・・・

・・・のですが、昨日は早速、カリユービーヤで3人の覆面武装テロリストが、「アッラーフ・アクバル(神は偉大なり)」と叫びながら、検問所を銃撃、6人の軍人が死亡するという事件が起こりました。。。

エジプトのテロのラッシュは、いつまで続くのでしょうかね・・・。

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住居100万戸建設計画

エジプトのシシ元帥は昨日、UAEの建設再大手アラブテックと、今後5年間に100万戸の住居を建設する契約を締結し、軍が記者会見を開いてその概要を発表しました。



住居は全国13地区に建設され、プロジェクトは今年の第三四半期から開始、2020年までには100万戸の建設を終える予定だそうです。

目的はもちろん、エジプトで慢性的な住居不足問題を解消することであり、同住居は1万ポンド〜1万5000ポンド(約15万円〜23万円)で購入可能になると計画、実際の購入時には銀行からの借入もスムーズにいくよう、手はずは整えられている、とのこと。

この超巨大プロジェクトを受注(?)したのは、アラブテックですが、アラブテックの人によると、このプロジェクト実施にあたり、エジプトに100万件の雇用がうまれることにもなるそうです。

面白いのは、この「エジプト若者救済プロジェクト」の主体が、エジプトという「国家」ではなく、「エジプト軍」であるという点です。

軍は必要な土地を無償で提供するそうで、その太っ腹っぷりは幾ばくか・・・というか、エジプトをあちこちドライブしてみればわかることですが、軍は国中に、とてつもなく広大な土地を有しているので、更地を無償提供(笑)することくらい、痛くもかゆくもないわけでして。

シシ元帥の大統領選出馬宣言はここ数日中、なんて言われていますが、なるほど、こういうかたちで外堀を埋めてきているわけね・・・と思わされる出来事が、ここ最近続いています。

シシのことが嫌いと言われている、農民の代表者なんかとも会っていますし。

外交ではロシア、サウジ、UAEと連携を強化、資金援助や資源購入のメドもある程度つけ、内政ではテロとの戦いを継続しつつ、住居問題や失業問題解決のための具体策を講じる・・・出馬宣言が遅れに遅れている理由は、こういうところにもあったのでしょうねえ。

一応、シシ元帥もいろいろ考えてるんだな・・・。

伝え聞く限りでは、結構いい人らしいですし、沈みかけの超大型船(=エジプト)をどうにか修復し、無事に航海できるまでにもっていっていただきたい・・・と期待しています。

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中東の勝ち組は誰?

一昨日、サウジアラビアがムスリム同胞団を含む8組織を、テロ組織に指定しました。

テロ組織指定されたのは、以下の組織です。

ムスリム同胞団
ヌスラ戦線
ヒズボラ
サウジのヒズボラ
フースィー派
アラビア半島のアルカイダ
アルカイダ
イラクとシャームのイスラム国家(ダイシュ/ISIS or ISIL)

これで、同胞団をテロ組織指定している国は、

エジプト
シリア
UAE
オマーン
サウジアラビア

の5カ国になりました。

同胞団を合法な組織として認めている国は、17カ国あり、うち以下の12カ国では、同胞団はなんらかのかたち政治に関与しています。

パレスチナ
イエメン
スーダン
モロッコ
ソマリア
ヨルダン
チュニジア
アルジェリア
クウェイト
モーリタニア
リビア
(エジプト)

さてさて、サウジアラビアのこの決定は、今後の中東情勢がどうなるかを考える上で、かなり重要な一里塚になると思います。

サウジはシリア政策も転換してくるでしょうね。

過ちを正すのに、遅すぎることはない・・・といったところでしょうか。

先日、サウジとUAE、バーレーンがカタールから自国の大使を召還したのも、一連の流れの中でとらえてみると、いよいよきたな、という感じがしてきます。

露骨なまでのカタールはぶり・・・。

言いたいことは、よくわかります。。。

どの問題に関しても敵味方を峻別できるほど、明確なグルーピングはできないにせよ、今、中東の勝ち組をめざす勢力が台頭してきつつあるのは、明白です。

エジプトももちろん、そっちに味方しています(笑)。

勝ち馬に乗っかるか、負け犬に成り下がるか・・・他の中東諸国にも選択が迫られるでしょう。

アメリカやロシアはどんな動きにでるのか。。。

非常に興味深いです。

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ラービアのデモ隊強制排除の真実

エジプト人権機構は昨日、2013年8月のラービア・エルアダウィーヤのデモ隊強制排除に関する調査・分析結果を発表しました。

記者会見の様子は以下。



強制排除当日の8月14日、朝から事態はどのように推移したかを説明する中で、「発砲はデモ隊の側から始まった」と述べられています。

最初の発砲は、タイヤラーン通りでデモ隊が治安部隊に対して行ったもので、次の発砲は、ナセル通りでこちらもまたデモ隊が治安部隊に対して行ったものだそうで、治安部隊はいずれの場合も、それに応じて発砲せざるをえない状況になった、と説明されています。

11時頃には、ラービア・エルアダウィーヤにある式典用の会館に入った治安部隊員に対して、中にいたデモ隊が直接発砲、治安部隊員はマイクロフォンで話をしていたその瞬間に撃たれて死亡した、とのことです。

この事件を契機に、ラービア地区全体のあちらこちらで、デモ隊と治安部隊との非常に激しい暴力を伴う衝突が発生、それが13時頃まで続いた、とされています。

その後、デモ隊がラービアから四方八方へ散らばって移動し始めたので、治安部隊はそれを防ぐ為に全体的に後退。その時になって、ラービアの中心部での衝突はおさまり、15時くらいから治安部隊が再び前進して中心部の制圧に入った、とのこと。

会見ビデオの1540あたりから、ラービアで武装したデモ隊が暴力を行使する様子をおさめたビデオが、証拠として示されています。

中には、武装した人が、平和的な座り込みをしている人たちの中に突然走って乱入する映像などもあります。

証拠として流されたビデオの多くが、初めて公開されたもので、どちらが先に発砲したのかについては確かな証拠とは言えないまでも、間違いなく、確かに、ラービア・エルアダウィーヤのデモ隊の中には武装している人がかなりの数存在していて、武器も大量にあったことはわかります。

いや、既にわかっていたことではありますが・・・。

治安部隊がラービアを制圧した後に、武装していないデモ隊を安全な状態でラービアの外に移動させている映像も流されました。まあ、これは、当日も普通に中継されていた映像ですが。

私的に衝撃的だったのは、武装した同胞団員が、武装していない丸腰の同胞団員を隠れ蓑にして、銃を撃ちまくっていた映像です。

武装していない人たちの中から飛び出して、銃を撃っては、また武装していない人たちの中に隠れる・・・って、これってまさに人間の盾では・・・?!

日本のメディアの中にも、また諸外国のメディアの中にも、いまだにムスリム同胞団は絶対的な正義・善であり、今の暫定政府は軍事クーデターで正統な政権をひっくり返した悪である、という報道を続けているところがあります。

私ですか?

私が思うのは、あれだけ武装した人たちを、街のど真ん中に永遠に居座らせているわけにはいかないでしょ?ということです。

そこは、善悪の問題を持ち込む場ではない、と思います。

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エジプトの問題をおさらい

私がエジプトに来たのは2011年。今年で3年目になりますが、エジプトの状況は、あらゆる意味でどんどん悪化していっています。

先日メフレブ新内閣が発足したのをうけて、今日のアハラーム紙が担当省庁別にエジプトの問題を列挙する記事を掲載しているので、概要を記しておきます。

▼観光省(大臣:ヒシャーム・ザアズーウ)
・観光客は、2010年には1500万人来ていたが、2013年には1200万人に減少

▼考古省(大臣:ムハンマド・イブラヒーム)
・遺跡関連収入は、2010年には10億エジプトポンドを超えていたが、2013年には2億エジプトポンドにまで減少

▼社会連帯省(大臣:ガーダ・ワーリー)
・失業率は、2008年には9%だったが、2013年には13%に増加

▼水資源灌漑省(大臣:ムハンマド・アブドゥルムッタリブ)
・ナイル川水量の減少問題
・エチオピアのダム問題
・農業用水不足の問題

▼保健省(大臣:アーディル・アダウィー)
・豚インフルエンザの流行
・医師、薬剤師が大規模ストライキを継続している問題
・医療サービスの行き届かない地域があるという問題

▼教育省(大臣:マフムード・アブールナスル)
・学校教育に秩序が欠如している問題
・教員からの様々な要求
・教育水準の向上をはかるべきだという問題

▼電力エネルギー省(大臣:ムハンマド・シャーキル)
・全国的に頻発する停電

▼運輸省(大臣:イブラヒーム・エルダミーリー)
・電車の稼働率が激減している問題
・電車の事故が過去10年間に毎年120件ほど発生し、死者6000人、負傷者2万1000人にのぼっているという問題
・運輸関連の設備が多く盗難にあっている問題

▼住宅・都市開発省(大臣:ムスタファ・マドブーリー)
・620万人のスラム住民がおり、うち36%はカイロ県、13%はギザ県、10%はカリユービーヤ県に住んでいる
・スラム住民の殆どが、貧困ラインを割り込む水準の生活をしている

▼ワクフ省(大臣:ムハンマド・ムフタール)
・祈りの場からの暴力の排除

問題山積ですね・・・。

こんな沈みかかった大船みたいな国を引っ張って行こうなんて、よっぽど酔狂なことだ・・・と思ったりするのですが、そこはやっぱりエジプト大好きなエジプト人たちですから、大統領になりたい人はいるみたいです。

愛国心か、功名心か、はたまた何の欲望に立脚するものかはわかりませんが・・・。

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シシ元帥出馬宣言遅延の理由

世界的には専らウクライナ情勢と、それを巡るロシアと欧米諸国の駆け引きに注目が集まっていますが、私は相変わらずエジプト情勢を(笑)。

エジプトでは昨日、新しい内閣が発足し、政治プロセスを前進させないと本当にヤバいよね・・・という空気が蔓延してきています。

原因のひとつは、明らかに、シシ元帥が大統領選への立候補を未だに表明しないことにあるのですが、今日のワタン紙が当局筋の情報として伝えたところによると、その発表は3月10日から12日の間である、とのこと。

同筋によると、ここまで立候補表明が遅れた理由は主として三つあるそうです。

理由① ムスリム同胞団の国際組織、いくつかの欧米諸国、カタール、トルコが、シシ元帥出馬宣言の直後に、大規模テロ攻撃を実施する計画がある、ということが判明したため

理由② アメリカやその他諸国の諜報機関からの情報で、シシ元帥自身がテロの標的になっているということが判明したため

理由③ アメリカ、イギリス、フランス、トルコ、カタールからなる西側諸国同盟に対抗する為の、エジプト、ロシア、サウジ、UAE、クウェートからなる国際同盟の形成に尽力しているため

・・・ふーん。

まあ、テロリストが常にテロの計画を練っていることや、シシ元帥をターゲットにしているだろうことは、どんな諜報機関に教えてもらわなくても誰でも知っていることだと思うのですが、③はどうなんでしょうねえ?

確かにこのところ、エジプトはロシアにかなり接近していますし、カタールとは完全に決別して、サウジとUAE重視の外交に完全に転向してはいますが、かといってアメリカ、イスラエルとうまく付き合い、アメリカから軍事支援金を受け取ることは国としても軍としても必要不可欠なファクターですし。。。

そもそもこの筋、シシ元帥が狙われる!とか言っておきながら、立候補表明は10日から12日だな〜とか、漏らしちゃっていいんでしょうかねえ?!

そのあたりの適当さが、まさにエジプト・・・という感じではあるのですが。

まあ、これまでも、立候補表明はいつだ〜だの、選挙法の発表はいつだ〜だの、数えきれないほどの報道があったので、別に大して気にしてはいないのですが、エジプト紙の中にも1%くらいの真実は含まれている&つっこみを入れながら読むのが面白い(笑)ので、新聞めくりはやめられません。。。

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そらまめと砂嵐

エジプトはもう、2週間ほど前から、(日本の感覚で言うならば)夏のような気候になってきました。

(エジプト的には)春の到来です。

春の到来で楽しみなことといえば、そらまめ!

新物のそらまめが、野菜屋さんに並び始めました〜。

早速購入。

IMG_0999.jpg

1kg買っても、30円くらいです・・・(笑)。

とにかく激安なので、この時期はもう、そらまめ食べまくり!ビール進みまくり!!・・・です。

こんな風に真っ黒に焼くと・・・

IMG_1002.jpg

中がホックホクで、しかも炭っぽい香ばしさがついて、激ウマ!!

・・・でもこの食べ方の難点は、一度に4本くらいしか焼けないので、いちいち焼く作業が面倒くさい、というところです(汗)。

面倒になると、今度はさやから豆をはずす作業に入ります。

IMG_1005.jpg

さやの中がふっかふかの真っ白いベッドのようになっていて、そこに豆が気持ち良さげに横たわっている感じが、かわいいような、気持ち悪いような・・・(笑)。

虫みたいにも見えます・・・(笑)。

どんどんさやをむいて、ある程度の量に達したら、少量の水を煮立てて、たっぷりの塩と白ワインを投入し、2分ほど茹でます。

それで完成!

私は、薄皮のついたまま、ぱくぱく食べてしまいますが、絶対に薄皮をむかなければいけない、と主張する人もいます(笑)。

3歳の娘も、薄皮をむいて食べています。

エジプトのそらまめは、日本のものに比べるとかなり小さめですが、ものすごく安いですし、おいしいですし、もう、お腹いっぱい食べられます。

ビールにむちゃくちゃ合うので、ビール好きのエジプト滞在日本人にはこの時期、是非是非おすすめしたい逸品です!!

・・・まあ、そらまめの季節がきたという事は、厄介なあいつの季節もやってきたわけで・・・

今日のカイロはこんな感じ。。。

IMG_1014.jpg

砂嵐(ハムシーン)です・・・。

時間が経つごとに、どんどん黄色さが増していっています・・・。

エジプトの春は、厄介な季節でもあります。。。

プロフィール

 飯山陽

Author: 飯山陽
イスラム思想研究者。専門はイスラム法。都内の大学でイスラム思想を教えていましたが、現在はエジプトのカイロ在住、メディアの仕事をしています。
イスラム国に関しては別ブログ「どこまでもイスラム国」をご覧ください。

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