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エジプトでアジのなめろう&かます一夜干し

エジプトおさかなシリーズ、前回のエジプトでブリしゃぶに続き、今回はアジのなめろうです。

魚と言えば、マグロよりも鯛よりも、何より光りものが好きな私。

今回ウブール市場に行って発見したのが、これです。

IMG_4851.jpg

アジ!

・・・ですよね?

日本のアジより細っそりしているし、よくよく見ると二種類いるような気もするのですが(汗)、まあ、みんなアジの親戚みたいなもんだと思います。

ちなみに、魚屋に「これ何?」と聞いたら、即座に「サルディンだよ」、と言われました。サルディンはイワシのことなので、「え?これサルディンじゃないじゃん?!」と言い返すと、「サルディンの仲間で、オレたちはバタータبطاطاって呼んでるんだ」と言われました。

バタータ?!

バタータというのは、アラビア語でジャガイモの意味で、そういえば昔、アレクサンドリアが大好きなうちのスタッフの一人が、「アレクサンドリアで食べるバタータっていう魚は最高なんだ!」と話していたのを思い出しました。

その時は、「え?魚なのにバタータ(ジャガイモ)?!なんじゃそりゃ?!」と言って笑った記憶があるのですが、どうやら彼が言っていたのはこのアジらしき魚のことのようです。

あ。この写真の一番下に写っているちっちゃいダボハゼのような魚は、タコのお腹から出てきたものです。。。

このアジはさっきアレクサンドリアから届いたばかりだと聞き、家にかえってさばいてみると確かに新鮮なので、そのままわさびじょうゆにつけて食べてみたら、確かにアジの味!

なめろうが食べたい!という人がいたので、ネギ、ショウガ、ニンニク、酒、味噌と一緒にたたいて、なめろうを作ってみました。

IMG_4874.jpg

うまーーーーっ!

これは、私のエジプト料理史上ベスト5に確実に入る旨さでした!

いつものゆかいな仲間たちも、そろってうまーーーーっ!と絶賛。

日本のアジとはちょっと違う、みたいな発言をする人もいたのですが、日本のアジの味など忘れて久しい私にとっては、これこそがまさにアジ。笑。

そして、このバタータの隣で売られていたのが、これ。

IMG_4891.jpg

カマス?!

とりあえず魚屋に名前を聞いてみると、「マカルーナ」とのこと。

私の知っているマカルーナは、これなので・・・

macaronifish.jpg

え?これ全然マカルーナじゃないじゃん?!と言うと、魚屋は、「おー。お前よく知ってるなあ。これは普通のマカルーナとは違う種類のマカルーナなんだけど、でもマカルーナなんだ」、とのこと。

まあ、アジとイワシが一緒とか、マカルーナとカマスらしきものが一緒とか、エジプトにおける魚の分類とか名称は、かなりざっくりしたものみたいです。

そういえば、赤くて目の丸い魚は、みんなまとめてムルガーンって呼びますしね。

この日は魚を超大量に購入したので、カマスを食べるところまではいかず、とりあえず開いて、塩を振って、洗濯物干しに干してみたら、こんな風になりました。

IMG_4916.jpg

今、ネットで見てみたら、一夜干しには正しい作り方があるみたいですが、そうとは知らずに適当に干してみただけなのですが、翌日焼いてみたら・・・

IMG_4918.jpg

かなり美味しいっ! 塩を振りすぎてしょっぱかったぶんを、レモンと大根おろしで調整しました。笑。

ウブールでは、すっごく新鮮そうなイカも手に入ったので、イカ刺しも作ってみました。

IMG_4848.jpg

これまた、甘くてうまーーーーっ!でした。

あと、エビとタコと、大量のサバも買いました。

アジにせよイカにせよ、エジプトの魚は日本とは違って「刺身用」なんて書いて売られているわけではないので、とにかく魚市場に朝行って、自分の目で見て、魚屋にこの魚がいつどこから届いたか確認し、自分でさばいて中身の鮮度を目で確かめ、自分で生で食べてみて舌とお腹でダブルチェックした上でみんなに提供する、というプロセスが必要です。

不思議なもので、魚もさばきまくっていると、あ、これは刺身でいけるな!というのがなんとなくわかってくるものです。

日本人の食卓にはやっぱり、魚ですよね〜。
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秘技バット餅

年末になり、急に食べたくなってきたもの。

それは・・・お餅です!

日本だったら・・・いや、多くの外国においても、お餅は店で買えるものですが、エジプトにはもちろん、そんなものはありません。

臼や杵もないし、餅つき機能を兼ね備えたパン焼き機なども持っていません。

でも、作ってみました!

まず、マアーディーというカイロ市内でも外国人の多く住む地区に最近オープンした中国食材店で、もち米を発見したので購入。500g入りの袋で、20ポンド(300円程度)です。

これを普通に研いで、普通に炊いた後・・・

IMG_4852.jpg

鍋に入れて、バットでついてみました!

名付けて、「バット餅」。。。笑

最初は、ボウルにいれて、めん棒で地味につぶそうと思っていたのですが、ゆかいな仲間たち(・・・)が「バットの方が側面が広くていいんじゃないか?」と言い始め、また「ボウルじゃ安定しない」というわけで、鍋&バットという組み合わせでお餅を作ってみることに。

因みに、なぜカイロなのにバットがあるかというと、私たちは休日にソフトボールの練習をする習慣があるからです。。。

愛用のバットにサランラップを巻いて、ついていきます。

こねる係に加えて、鍋を押さえる係も必要です。

IMG_4870.jpg

餅らしきものが出来上がったので、まとめていきます。

IMG_4878 - バージョン 2

みんな、磯辺よりきな粉派だというので、きな粉餅に。

IMG_4914.jpg

これが、予想を上回る美味しさで、作っても作ってもあっという間になくなり、見事完食!

明らかに、もっとたくさんついた方がよかったのは確かなのですが、これでも十分に、つきたてのお餅の柔らかさとうまみを味わうことができました!

1歳でエジプトに来て以来、ほぼエジプト人のように育って4歳になった娘も、大好物のきな粉餅をお腹いっぱい食べて、満足気。やっぱり味覚は、日本人のようです。

ただ、生まれて初めて餅つきらしきものを見た彼女が、「餅はバットでついて作るものだ」という間違った知識を身につけてしまったのではないか・・・ということが、懸念されます。笑。

いつか帰国した際に、「お餅はバットで作るんだよ!」とか言って馬鹿にされるんじゃなかろうか・・・。

いや、早く本物のお餅つきを体験させてやりたい、っていう、それだけのことです。笑。

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世界危険な国ランキング

先日アメリカのシンクタンク、インテルセンターが、世界危険な国ランキングを発表しました。

それによると、世界で最も危険な国は、危険度の高い順に、

1 イラク
2 ナイジェリア
3 ソマリア
4 アフガニスタン
5 イエメン
6 シリア
7 リビア
8 パキスタン
9 エジプト
10 ケニア

とのことです。

我らがエジプト、堂々の9位ランクインですよ。。。

これは、2014年12月9日から遡る30日間に、どのくらいテロや反政府勢力による暴力行為が発生したかを分析した結果で、スコアが高いほど危険ということになっており、世界一危険なイラクのスコア576に比べれば、エジプトの95というのは大して高くない。。。と言えなくもないのですが、それにしても、数ある国の中で、危ないランキング9位というのは衝撃の事実です。

私は仕事柄、エジプトで毎日テロ事件が発生しているのを知っているので、エジプトが危ない国だという認識はありましたが、そのヤバさを相対化して考えたことが特になかったので、世界で9番目に危ない。。。と改めて言われると、なんだか身につまされます。。。

そして世界で最も危ない10の国で危なさ(=テロや暴力行為)を生み出しているのが間違いなくイスラム教徒だ、というのもまた、ため息をつくしかない事実です。

中東やアフリカで、イスラム過激派が活動している国は、とにかく危ない、ということですね。。。

一方、内戦状態に陥ってもうじき4年が経とうとしているシリアより、2003年に独裁者フセインを倒し、ブッシュ元大統領に「安全になった」と言わしめたはずのイラクや、「前より安全になったから」もうすぐ米軍が完全撤退しようとしているアフガニスタンのほうが、ぶっちぎりで危ない、というのも、重要な点です。

さらに言うならば、やばい状態が常態化しすぎていて、日本ではニュースになることすらないソマリアやイエメンの危険度も、これまたものすごく高いというのも重要です。

とはいっても、やはり一番ショックなのはエジプトの9位です。。。

2013年のエジプトが危険すぎて、今年2014年はなんだか割と安全になったなあ。。。なんてたまに思ったりもするのですが、それは大いなる勘違いで、まだまだ十分に危険だ。。。と再認識させられた分析でした。

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同性愛者が公衆浴場で集団逮捕

エジプト警察は先日、カイロ市内のラムセス地区アズバキーヤにある公衆浴場に強制捜査に入り、そこで淫蕩行為に及んでいたとして33人のエジプト人男性を逮捕しました。

公衆浴場で淫蕩行為?!

と聞くと意味不明ですが、この真意については、トークショウ・マスルという番組のアンカー、ターミル・アミーンさんがすっきりはっきり説明してくれています。


بالفيديو .. القبض على 33 رجل فى الحمام بتهمه... 投稿者 XTeam-eg

彼によると、

淫蕩行為 = 同性愛行為
公衆浴場 = 同性愛行為にふける場所

とのことです。

私が留学していたモロッコには、ハンマームと呼ばれる公衆浴場があちこちにあって、私も友達と一緒に週に一度くらいは行っていました。

というか、ハンマーム自体はローマの蒸し風呂文化を継承したかたちで、歴史的には広くイスラム世界に根付いていました。

しかしエジプトではこのハンマーム文化はすでに衰退したようで、いろんなエジプト人に聞いても、「ハンマーム?そんなもん、もうエジプトにはないよ」といつも言われてきたのですが、どうやらエジプトにもちょっと違う意味でのハンマームが存在していたようです。

今回がさ入れにあったような、男だけが入れるハンマームは、庶民的なエリアには時々あるようで、一般にマグリブ式・ハンマームالحمام المغربيと呼ばれているそうです。。。

えっ。。。

ちょっとこの名称は、マグリブ(モロッコ)に失礼すぎると思うんですけど。。。汗

まあまあ、マグリブ式ハンマームの全てで同性愛行為がさかんに行われているわけではないのでしょうが、ちょっと気になってしまいます。。。

モロッコの名誉のために強調しておきたいのですが、モロッコにたくさんあるハンマーム(のほとんど)は、本当にふつうのハンマームです。

エジプトは法律で、同性愛行為そのものを禁じているわけではないのですが、イスラム的には同性愛行為は神のつくり賜った地上の秩序を混乱させる大犯罪行為です。

秩序っていうのはつまり、神は人間を男と女として創造したのであって、両者が結婚して子供を作って地上を繁栄させるのが人間の義務だという、そういうことです。

既出のアンカーも、「なんで裸の男が33人もひとつの場所に入ってドアを閉めきるみたいな、そんな気持ち悪い場所が存在するわけ?!本当に同性愛行為に及んでたかどうか、そんなこと知らないけど、そういうことがおこりうる場所があること自体がおかしいでしょ?!」と、もう嫌悪感を露わにしてまくしたてています。

エジプト警察は今回、同性愛行為に耽っていた33人の男性を、「淫蕩と公序良俗を乱す行為」に及んでいたとして逮捕したそうです。逮捕された中には、「公衆浴場」のオーナーも含まれているとのこと。

エジプトでは先月、同性愛者同士の結婚式ビデオが流出したことがきっかけで逮捕された同性愛者8人が、「淫蕩行為を扇動した」罪で禁固三年の実刑判決をうけ、投獄されました。

これまででは、2001年にナイル川に浮かぶナイトクラブで、52人のゲイ逮捕されたのが、エジプトで最も大規模な同性愛者一斉摘発だそうです。

同性愛者にとっては本当に生きづらいところです、中東は。

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「エジプトの観光客を殺せ」の信憑性

一部のメディアで、「イスラム国の報道官が、エジプトに来るすべての西欧人・アメリカ人・カナダ人・オーストラリア人の旅行者は殺されるだろうと警告した」、というニュースが出ています。

おそらくこの「警告」に反応して、昨日、在エジプトのイギリス大使館が業務を停止して閉館、先ほどカナダ大使館も閉館しました。オーストラリアも自国民にエジプトへの観光の自粛を呼びかけています。

この「警告」は、確かにウェブ上に存在していますが、その信憑性はかなりの程度怪しいものです。

理由は以下です。

(1) 「警告」は、イスラム国の共鳴者の集う「2ちゃんねる」的掲示板に、たった一回書き込まれただけである
イスラム国の公式声明文は、このような形で出されることは絶対にない

(2) 「警告」の全文は、

エジプトにやってくる観光客たちは、イスラム・カリフ国の報道官であるジハード戦士アブー・ムハンマド・アルアドナーニーの(以下のような)命令が実行されることに対して、警戒せよ。エジプトの地に入る全ての西洋人、アメリカ人、カナダ人、オーストラリア人観光客は、殺害されることになるだろう。」

と、たったこれだけであり、アドナーニーが下したとされる命令自体の存在が確認できない。

(3) 「警告」は、ウェブ上でもツイッター上でもほとんど拡散していない。
イスラム国の声明文やビデオは、広く世界に知らしめることが目的で発行されるので、本物ならばこんなに拡散していないのはおかしい

以前もこの手の「警告」がウェブ上に発見された際、その時はインターナショナルスクールを攻撃せよ、という内容だったのですが、アメリカ大使館が警戒情報を出しました

ただし今回は今のところ、アメリカ大使館は反応していません。

もちろん、「警告」の信憑性はともかく、「警告」があると知った以上は一定の対策をとるべきなのでしょうから、イギリスやカナダ、オーストラリアの大使館の反応はしかるべきものだと言えます。

一方で、過剰に反応するのもどうかな、と思います。

アラビア語さえできれば、こうした書き込みなど誰にでも容易にできる時代です。そしてウェブ上には、処理しきれない量の情報があふれています。

エジプト治安は悪く、観光にオススメとはとても言えませんが、それでも私を含め、1000人弱ほどの日本人が暮らしている現状があります。

在エジプトの方は特に、情報を精査して、冷静に対応なさってください。

日本大使館もその都度情報を出してはいるものの、いかんせん日本語情報が不足しているのは否めないので、私も肝心なことはできるだけ日本語にして発信していきたいと思います。

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インターポールが同胞団幹部に赤手配書

あのカラダーウィーに国際手配手配書が発行されました!

エジプトのニュースをみて、ついにきたかっ?!とインターポールのページで赤手配書の対象者を検索してみたら、確かにユースフ・アルカラダーウィーの名前が。。。

カラダーウィー

カラダーウィーについては、何度も(しつこく)書いてきましたが、同胞団の主たるエジプト人イデオローグで、カタール政府(とその傘下のアルジャジーラ)と政治的な互恵関係にあり、同胞団政権時代にエジプトに一時凱旋を果たしたものの、同政権崩壊とともにその権威は失墜し、エジプト新政府に対する武装蜂起を呼びかけたりしてしまった結果、新政府が「犯罪者」としてカタールに身柄の引き渡しを求めるに至った、という人物です。

カタール政府がエジプト政府の要請に応じないため、エジプト政府はインターポールに指名手配を要請し、それが受け入れられた結果、こういうことになってしまいました。

カラダーウィーは、こんな風に政治の波に飲み込まれ、大犯罪人として国際指名手配を受けるまでは、現代のスンナ派イスラム世界を代表するイスラム法学者と言ってもよい人でした。。。というか、少なくとも私はそう言ってもいいだろう、と思っていました。彼は今でも、国際ムスリムウラマー連盟という、いかにもそれらしい組織の会長でもあります。

著書が非常に多く、自ら「イスラム穏健中道派」をうたっていたため、私なんかも、現代の学者のイスラム解釈がどんなものかを例示する際には、よくカラダーウィーの学説を引用してきました。アラビア語も読みやすいし(現代のアラビア語は古典アラビア語に比べると断然易しいのです)、どんなことに関しても何かしら見解を述べているので、私の中では引用しやすさナンバーワン現代スンナ派ウラマーだったのです。

でもまあ、蓋を開けてみれば、(当たり前なのですが)やっぱり誰よりもゴリゴリの同胞団員だったわけで、「私は平和を愛する穏健中道派だ!」と自称する奴に限って過激思想の武闘派だったりする典型ですね。。。と自分でも反省したりするところがあります。

インターポールの手配書の容疑の欄には、「故意の殺人、囚人脱獄の支援、放火、破壊行為、窃盗に対する同意、扇動、幇助」とまあ、88歳のおじいちゃんがここまでできるのか?!とぎゃくに疑いたくなってしまいたくなるような内容がてんこ盛りです。

インターポールは他にも40人ほどの同胞団員に赤手配書を発行しています。

カラダーウィーの人生、ホントに数奇だなあ。。。

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エジプト人の名前

エジプトの話ではないのですが、昨日(12月1日)のthe guardian紙に衝撃的なニュースが載っていました。

2014年にイギリスで誕生した男の子につけられた名前で、最も多かったのはムハンマドMuhammadだった、というものです。

前年から27ランクアップしての1位だそうですが、ムスリムパワー恐るべし。。。というのが最初の感想です。

ムハンマドというのはイスラムの預言者で、神から『コーラン』を啓示されたイスラムの開祖です。

言うまでもなく、イスラムにおいては最重要人物であるため、イスラム文化圏では男の子、特に長男の名前として選ばれることが非常に多いです。

前述のランキングは、イギリスで誕生したムスリムの男の子に、両親がこぞってムハンマドと命名した結果が反映されたものだと言えるでしょう。

私が留学していたモロッコでも、男性の名前で一番多いのは明らかにムハンマドだったのですが、エジプトの男性に関してはムハンマドは意外に少ないな、という印象を持っています。(統計的なものはわかりません。)

エジプト男性の名前で一番多いのは、私の印象ではアフマドです。これはもう、大量にいますよ、アフマド。

人ごみの中で、「アフマド!」と叫んだら、10人くらいは余裕で振り向くと思います。あまりにアフマドが多いので、エジプト人はアフマドという名前の人に関しては、ファーストネイムではなく、ファミリーネイムで呼ぶのが通例です。そうでないと、複数いるアフマドを名前で判別することが困難なためです。

ムハンマドもそれなりに多いですが、マフムードの方が多い印象があります。

エジプト人ムスリムにとっても、ムハンマドは当然最も尊敬する歴史上の人物なのですが、ムハンマドそのものよりも、アフマドやマフムードといったムハンマドと同じ語根を持つ別名を好む傾向にある気がします。

ムハンマドという名前の人は、エジプトでは「ハマダ」という愛称で呼ばれることが多いです。

(モロッコでは、ムハンマドという名前の人を「シディ・ムハンマド」と呼ぶのがならわしで、これを短くして「シモ」と呼んだりもします。)

アフマド、マフムードに加え、ムスタファーやヤスィーンという名前も人気がありますが、これらは全て預言者ムハンマドの別称でもあります。

ビラールやハーリド、ハムザといったムハンマドの教友(ムハンマドと同世代でイスラムの最初の入信者たち)の名前の人も、かなり多くいます。

娘の周囲にはビラールがやけに多くいて、「小さいビラール」「大きいビラール」「キャプテン・ビラール」などと使い分けないと、どのビラールの話をしているのかよくわかりません。

アリー、オマル(ウマル)といったカリフ系の名前をもつ人も、一定数います。

ユースフ、イブラヒーム、イスマイール、スレイマーンといった預言者たちの名前も人気があります。

イスマイールとかスレイマーンという名前の人は、「ソマ」「ソリ」という略称(?)というか愛称(?)で呼ばれることが多いです。

アブダッラーとか、アブドゥンナーセルといった「アブド(奴隷)系」は、もちろんいますが、それほど多くない気がします。

一方エジプトで割といるなあ〜と感じるのは、フサームッディーンとか、ムアーズッディーンとか、セイフッディーンといった、「ディーン(宗教)系」です。

ハイラトとか、サフワトとか、「◯◯◯ト系」、シェリーフとかアシュラフといった「シャラフ系」、ハサンとか、フサイン、ガマール(ジャマール)といった「美系」も、エジプトには多いです。

カリームやユースフのように、ムスリムとコプト教徒に共通して人気の名前もありますが、イスラームなどムスリム固有の名前もあれば、ミーナやキロロ、ジョンといった、コプト教徒固有の名前もあります。

全然関係ありませんが、キロロっていうとどうしても、「気づいたの〜、あな〜たが〜♪」のKiroroを思い出してしまって、男性の名前としてしっくりこない気がしてしまうのは私だけでしょうか???(汗)

一方女の子の名前で多いな〜と感じるのは、サルマ、ゼイナ、アスマ、レイラ、ハナーン、ノーラ、ノーハ、ファリーダ、アミーナ、アミーラ、アヤ、マラク、サラ、ヤスミーン、ダニヤあたりですね。

ダナ、モナ、ラナといった「◯ナ」系の名前の女の子もかなり多いです。

ソフィアとか、ダリアとか、外来語系の名前も人気があります。アンジェリーナちゃんとか、いますしね。。。

モロッコの女性に非常に多かった、ファーティマ、ファーティマッザハラー、ハディージャ、アーイシャといった預言者ムハンマドに関係する女性の名前は、エジプトにはそれほど多くない印象です。

コプト教徒の女の子では、マルヤムという名前が圧倒的に人気がある気がします。マルヤムという女の子は、マリヨーマという愛称でよく呼ばれているのですが、愛称の方が長いですよね〜。

アラビア語で聖母マリアのことをマルヤムというのですが、マルヤムだけではなくマリアという名前の子も結構います。マリーナも多いですね。

女の子の方が全体として、宗教色の弱い名前が好まれる傾向にある気がします。

そういえば、ウサマ・ビンラディンで有名になったウサーマという名前のように、ついついヤバい人を想起しがちな名前も、エジプトでは一定の人気があるので、あんまり関係ないみたいです。

名前って、同じアラブ・イスラム世界でも国や時代が違うとかなりトレンドが異なるので、いろいろ考えてみると面白いです。

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エジプトのイスラム国テロ攻撃リスト

アンサール・バイトゥルマクディスABM改め、イスラム国シナイ県が昨日、ヒジュラ歴1436年ムハッラム月の一ヶ月間に自分たちが行った攻撃の一覧表を公表しました。

ムハッラム月1日:アリーシュ空港への道で装甲車を爆破、1人死亡、10人負傷
            ラファハで戦車を爆破、死傷者数不明
同3日:ワーディーアフダルで装甲車を爆破、死傷者数不明
同8日:アリーシュ空港への道で装甲車を爆破、1人死亡、7人負傷
同11日:迫撃砲により第101部隊を攻撃
同18日:アリーシュで自動車爆弾攻撃、爆弾処理の専門家4人死亡
同20日:ラファハで警官と軍人を殺害、乗っていた車両を強奪
同24日:迫撃砲によりラファハのワリーラーフィー検問所を攻撃
同26日:アリーシュで警察高官を殺害
      軍のスパイをしていたアブドゥルムヌイム・エルムナイイーの家を爆破
同29日:シェイフズウェイドで仕掛爆弾を2発爆発、死傷者数不明

こう並べてみると、ムハッラム月の攻撃は割と地味だった、と言えると思います。

エジプト軍はもちろん、シナイ半島でのテロとの戦いを続行中で、毎日のように「今日はシナイ半島で◯人のテロリストを殺した」と発表しており、一方では先日記したように、ガザとの境界域にバッファーゾーンを設置しているところでもあります。

せっかくイスラム国入りしたので、これからは毎月、このような攻撃リストを発表していくのかもしれません。

彼らは今日、8月6日に西部砂漠で死亡して発見されたアメリカ人の石油専門家ウィリアム・ヘンダーソンを殺害したのは自分たちだ、と発表してもいます。

なぜ今日?というのは不明ですが、ウィリアムさんのIDカード2枚の写真を掲載しているので、ウィリアムさんを8月に襲った人間からなんらかのルートでIDを入手したから、自分たちが殺したんだ、と今更発表したのかもしれません。

ムハッラム月の攻撃リストをみると、攻撃場所はシナイ半島に限定されていますが、これまでに彼ら、もしくは彼ら仲間がシナイ半島以外で攻撃を行った例は数え切れないほどあり、そこには西部砂漠も含まれます。

エジプト治安状況については、とにかく油断禁物です。

プロフィール

 飯山陽

Author: 飯山陽
イスラム思想研究者。専門はイスラム法。都内の大学でイスラム思想を教えていましたが、現在はエジプトのカイロ在住、メディアの仕事をしています。
イスラム国に関しては別ブログ「どこまでもイスラム国」をご覧ください。

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