--

--

コメント

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

05

21

コメント

10日間のエジプト・テロ記録

10日ほどブログの更新を怠っていましたが、テロが減ってネタ切れだったわけではなく、単に多忙だっただけです。。。

エジプトのことに目がいっていなかったのですが、改めて1週間を振り返ってみますと、いやぁ〜、相変わらずテロだらけですね。。。

先週は元大統領である同胞団員のモルシに死刑判決が出たり、アンサール・バイトゥルマクディスのメンバーとされる同胞団員6人に対する死刑が執行されたり、同胞団員が怒り狂うに十分な事案がいくつも勃発したので、しょうがないと思います。

いや、本当はここで「しょうがない」とあきらめるところではないのはわかっているのですが、エジプトに住まわせてもらっている一外国人にすぎない私としては、「しょうがない」と首をすくめるしかありません。

テロ事件を記録するにあたって、私なんかはもう気軽に「銃撃」とか「爆弾が爆発」とか書いてしまっているところがありますが、日本でこんなこと1回起こったら、それこそ大騒ぎなはずです。

・ 12日、ギザで若者に軍事訓練をほどこし、外国に送り込んでいたテロリストを逮捕
・ 12日、ブハイラで何者かが学生らに対してショットガンで攻撃
・ 12日、カイロのマアーディーの地下鉄駅ハダーイク・エルマアーディーで爆弾発見
・ 13日、アリーシュの警官の自宅で爆弾爆発
・ 13日、シナイ半島のワーディーアリーで爆弾が爆発、市民3人が死亡
・ 13日、ラファハの軍車両に仕掛けられていた爆弾が爆発、治安部隊員4人が死亡
・ 13日、ファイユームの警察署前で爆弾爆発
・ 14日、タンターとクフルシェイフ間の道を何者かが封鎖、放火
・ 14日、ブハイラの電気塔で爆弾4発が爆発
・ 14日、キナーのナジャウハマーディーの電気塔で爆弾8発が爆発、停電
・ 14日、シャルキーヤの電気塔で爆弾が爆発、他に3発発見し、処理
・ 14日、アスユートの電気塔が爆破
・ 15日、ファイユーム警察所で爆弾2発が爆発
・ 15日、北シナイで3発の爆弾を処理、7箇所のテロの巣窟を捜索
・ 15日、ブハイラのワーディー・ナトルーンで爆弾発見
・ 15日、北シナイ県の県庁舎にRPGが打ち込まれる
・ 15日、ルクソールで爆弾発見、処理
・ 15日、ファイユームの電気塔で7発の爆弾を発見、処理
・ 16日、ブハイラのダルナジャート警察署で爆弾が爆発
・ 16日、シェイフズウェイドの民家に迫撃砲が打ち込まれ、子供1人が死亡
・ 16日、シェイフズウェイドでテロリストが治安部隊本部に銃撃
・ 16日、ファイユームのマルギルギス教会で爆弾が爆発、もう1発を発見して処理
・ 16日、アリーシュの裁判官3人と運転手を殺害したことについて、イスラム国シナイ県が犯行声明
・ 17日、マヌーフィーヤで検察所に何者かが火炎瓶をなげつけ、炎上
・ 17日、アスユートの裁判所前で爆弾が爆発、警官1人が負傷
・ 17日、ファイユームとカイロ間の道路を同胞団員が封鎖、放火
・ 17日、ファイユームで治安部隊とテロリストが銃撃戦
・ 17日、マンスーラで、若者に軍事訓練をほどこしイスラム国に送り込んでいたテロリストの巣窟に立ち入り調査
・ 17日、アラブシャルカス事件の犯人であるバイトゥルマクディスのメンバー6人の死刑を執行
・ 17日、シャルキーヤで警官の車が銃撃され、1人死亡、3人負傷
・ 18日、イスマーイリーヤのチェックポイントが銃撃され、軍人1人負傷
・ 18日、シャルキーヤのザカーズィークの警察署前で爆弾が爆発
・ 18日、シャルキーヤのザカーズィークで車に仕掛けられた爆弾が爆発
・ 18日、アスワンの高圧電気塔で爆弾3発爆発
・ 18日、シャルキーヤのザカーズィークの警察クラブで爆弾が爆発、さらに仕掛けられていた爆弾を処理していたところ、爆発して処理に当たっていた人が負傷
・ 18日、ブハイラで電気塔に仕掛けられていた4発の爆弾を発見、処理
・ 18日、ファイユームで警察署長がテロリストに銃撃され負傷
・ 18日、シャルキーヤの警察クラブで爆発、1人負傷
・ 18日、カイロの5月15日地区で7発の爆弾を発見、処理
・ 18日、ミニヤーで検察官の車に何者かが放火
・ 18日、ガルビーヤの高圧電気塔二箇所に仕掛けられていた爆弾を発見
・ 18日、カイロのトラ地区で爆弾が爆発
・ 18日、ギザのヘルワーンのチェックポイント2カ所で4発の爆弾が爆発
・ 19日、カイロのナセルシティで覆面をした3人がバスに放火
・ 19日、カイロのダールッサラームで爆弾を作っていたテロリストが誤爆で負傷
・ 19日、カイロのマラグで4発の仕掛け爆弾と4発の偽爆弾発見、処理
・ 19日、シェイフズウェイドの治安部隊拠点2カ所が襲撃され、1人死亡、1人負傷
・ 19日、アレクサンドリアで爆弾発見、処理
・ 19日、カイロのダウンタウンで警察車両が放火され、軍人1人が負傷
・ 19日、シナイ半島のカラム・エルカワーディースでチェックポイントを襲撃しようとしていたテロリストを殺害
・ 19日、シナイ半島で治安部隊を攻撃しようとしていたテロリストを阻止、トンネル破壊
・ 20日、ファイユームのマサッラ広場で爆弾爆発
・ 20日、シャルキーヤで爆弾が爆発、1人負傷
・ 20日、カイロのベルビースで爆弾発見
・ 20日、シェイフズウェイドで爆弾を発見して処理
・ 20日、アリーシュで治安部隊とテロリストが衝突、テロリスト1人が死亡、5人が負傷
・ 20日、ラファハで武装テロリストが市民を誘拐
・ 20日、アリーシュで銃撃戦が発生、市民3人が負傷
・ 20日、シナイ半島で裁判官たちを襲撃した容疑者4人を殺害
・ 20日、アリーシュでテロリストが道に放火
・ 20日、イスラム国シナイ県(アンサール・バイトゥルマクディス)が裁判官を殺害し、武装蜂起することを呼びかける
・ 20日、カイロのベルビースで爆弾発見
・ 21日、カイロのマタリーヤの同胞団員の家で爆発
・ 21日、カイロのマタリーヤで、同胞団員の家から爆発物を多数押収

そういえば、エジプト政府は今年の夏は停電がなくなるっ!!。。。はず、なんて言っていましたねえ。

来週からは40度以上になる日も出てきそうですが、どうなることやら。

毎年、なぜかラムセス杯の週は暑くなるんですよね。。。汗。
スポンサーサイト

05

12

コメント

国境警備隊の成果

しばしばここにも言及しているように、エジプトにはイスラム国があります。

以前はアンサール・バイトゥルマクディス(ABM)という名前で活動していたシナイ半島のテロ組織がイスラム国に忠誠を誓ってイスラム国入りしたもので、現在彼らは「イスラム国シナイ県」を名乗っています。イスラム国本体からも、そのお墨付きを得ています。

エジプト軍はABMがイスラム国入りするずーっと前から、シナイ半島でテロ掃討作戦を実施しているのですが、いつまでたってもテロリストたちの勢いは衰えることがありません。

もともとABMはシナイ半島の一部の地元部族民とガザの人々からなる組織ですが、イスラム国入りしてからはシナイ半島北部の様々な部族を取り込もうとあの手この手を使っています。

「イスラム国に忠誠を誓いましょう、エジプト政府軍に協力してはいけません」なんて書かれたビラを配ったりしていた頃はまだよかったのですが、最近は言うことを聞かない部族民を誘拐して、見せしめに斬首する、という強硬手段にでています。

怖いですね。。。

決してエジプト政府や軍をよくは思っていない部族民たちも、エジプト政府かイスラム国かという選択を迫られ、多くはエジプト政府に協力し、イスラム国とは戦うという宣言を出しています。

状況は悪化の一途をたどるシナイ半島ですが、エジプト軍が全く成果をあげていないわけではありません。

今日は、5月10日に国境警備隊が公開したビデオをご紹介します。



ガザ地区へと続く31の地下トンネルを破壊、タバコ1700カートンを密輸しようとしていた男を逮捕、バイク5台を押収、武器を大量に所持していた男を逮捕、大麻の密売人を逮捕、危険なテロリスト4人を逮捕、3人を殺害、爆弾を作るための爆薬とタバコを押収、麻薬と爆発物を所有していた男を逮捕、大量の麻薬を運んでいた男を逮捕etc..

大麻の押収量が一箇所につき何トンとかいうものすごい量で、あまりにあちこちで大量に押収されているので、映像を見てちょっと笑ってしまいました。。。

国境警備隊の成果なので、シナイ半島の国境とリビア国境、スーダン国境全てにおける成果が収められているのですが、麻薬の量も、不法移民の数も、半端なものではありません。

エジプトってすごい国だな。。。と改めて思った次第です。

さて、ここ数日のテロ事件、いきます。

・ 7日、アリーシュで爆弾を仕掛けようとしていた男を逮捕
・ 7日、ブハイラの民家の中で爆弾が爆発し、1人死亡
・ 7日、ディムヤートの警察クラブ前で爆弾発見
・ 7日、アスワンの軍基地前で爆発
・ 7日、スエズで爆弾4発が爆発し、2人負傷
・ 7日、同胞団員がギザのインバーバの道を封鎖
・ 7日、シナイ半島のカラム・エルカワーディースのチェックポイントをテロリストが襲撃、軍人1人が負傷
・ 8日、ベニスウィーフでテロリストが警察を銃撃、警官1人が負傷
・ 8日、ブハイラで爆弾発見、処理
・ 8日、カイロのマタリーヤで同胞団員と治安部隊が衝突
・ 8日、ギザのシッタオクトーブル地区で同胞団員がデモ、6人逮捕
・ 8日、クフルシェイフの警察をテロリストが襲撃、警官1人が死亡
・ 8日、ギザのインバーバで爆弾が爆発
・ 8日、ギザのハラム地区で同胞団員が暴力的なデモ、10人逮捕
・ 8日、アリーシュで軍がテロリストに襲撃され軍人4人が負傷
・ 9日、シャルキーヤの警察署前で爆弾が爆発
・ 9日、ディムヤートで同胞団員と治安部隊が衝突、警官1人が死亡、同胞団員3人が死亡
・ 9日、アリーシュで治安部隊がテロリストに銃撃され、警官2人が死亡
・ 9日、ディムヤートで武器を所持していた同胞団員18人を逮捕
・ 9日、同胞団員がハラム通りを封鎖
・ 10日、ファイユームで爆弾を作っていたテロリスト2人が誤爆で死亡
・ 10日、ギザのヘルワーンで車が爆破される
・ 10日、同胞団幹部53人を逮捕
・ 10日、シェイフズウェイドで軍がテロリストに銃撃され、1人負傷
・ 10日、イスラム国シナイ県(アンサール・バイトゥルマクディス)が地元住民6人を誘拐し、2人殺害
・ 10日、カイロで電車に放火しようとしていた男を逮捕、タバコ一箱と引き換えに請け負った仕事とのこと
・ 11日、アスワンで音爆弾が爆発
・ 11日、ブハイラで地雷が爆発し、子供2人が死亡
・ 11日、シャルキーヤのインシャース軍事空港で爆弾3発を発見、処理
・ 11日、カイロのバイパス道路で車が爆発
・ 12日、シナイ半島でテロリスト3人を殺害、爆薬庫を破壊、仕掛爆弾を処理

爆弾、地雷、銃撃、放火などなど、相変わらず多発していますので、在エジプトのみなさんは引き続きお気をつけください。

05

07

コメント

ショットガン乱射の恐怖

日本では知られていないと思いますが、エジプトではいまだに毎日、全国のどこかでムスリム同胞団員が「反体制デモ」という名の暴動や襲撃を行っています。

ここ数日同胞団員が特に大暴れしているのが。ディムヤート(ダミエッタ)。

死者も出るほどの事態に陥っています。

同胞団員がこうした暴動でよく用いているのが、ショットガンです。

いろいろなタイプがあるのですが、たとえばこんなもの。

1372737626x3896d.jpg

カラフルなものがショットガンにつめる弾薬で、ショットシェルと呼ばれます。

この中に、いろいろな大きさの鉛やスチールなどの弾を入れます。

714419634.jpg

小さい弾はバードショットと呼ばれるように鳥を撃つのに用いられ、少し大きめのバックショットとよばれるものは、鹿などを狩るのに用いられるそうです。

もちろん、同胞団員は鳥や鹿を狩るためにショットガンを乱射しているわけではなく、人を攻撃するのに用いています。

同胞団員が5日にディムヤートでおこしたショットガン乱射事件は、住民に21人もの負傷者を出していますが、その様子を監視カメラがとらえていたものが公開されています。



商店街をチンピラの一団(同胞団員)が通り過ぎ、最後に数名の男(同胞団員)が後ろを振り向きながらショットガンを乱射する様子が映されています。

繰り返しますが、おもちゃの銃ではありません。

鳥や鹿を殺すことができ、人間の皮膚も貫通する威力のある、れっきとした銃器です。

「また同胞団のデモだよ。。。」なんて見ていた商店街の人々らが、これで攻撃されて21人負傷したわけです。

そして6日には、警官が1人死亡してもいます。

非常に恐ろしい。。。

エジプトでは普通の拳銃からライフル、マシンガン、迫撃砲、ロケット弾等々、あらゆる武器があちこちに拡散していますし、拳銃も買いたければ普通に買えるという国なのですが、ショットガンはこれらよりさらに入手しやすく、デモという名の暴動にくりだす同胞団員はかなりの高い率でこれを持っています。

私はよく、「同胞団のデモには近づいてはいけない」と書いていますが、その理由は彼らがこうしたショットガンや、時には実弾を乱射することがよくあるからです。

上の映像でよくよくわかるように、同胞団員が狙っているのは治安部隊(警察)でも軍隊でもなく、商店街にいるふつーの住民ですからね。。。

繰り返しますが、同胞団員の攻撃対象は治安部隊や軍だけではなく、現政権を支持しているとされる「エジプト国民全員」です。

爆弾テロのターゲットが無差別なのも、それが理由です。

まあ同じことを何度も書いていますが。。。しつこくてもそれがエジプトの現状なので、仕方ありません。

ここ数日のテロ、いきます。

・ 5日、ディムヤートで同胞団員がショットガンを乱射、22人負傷
・ 6日、カイロの地下鉄ハルファーウィー駅で爆発
・ 6日、ギザのハラム通りで爆発
・ 6日、ディムヤートで同胞団員と治安部隊が衝突、警官1人が死亡、1人負傷、同胞団員16人を逮捕、うち13人は女
・ 6日、カリユービーヤの軍基地の外で爆弾発見、処理
・ 6日、ルクソールで仕掛け爆弾が爆発
・ 6日、ディムヤートで同胞団員が放火
・ 7日、ファイユームで高圧電気塔が爆破
・ 7日、シェイフズウェイドで装甲車に爆弾を仕掛けようとしていた男を逮捕
・ 7日、ラファハの治安部隊が攻撃され、軍人2人が死亡

数としてはそうありませんが、今日も朝からラファハで攻撃があり、軍人2人が亡くなっています。

関係ありませんが、6日には地下鉄のアフマド・オラービー駅で「不審物がある」と騒ぎになり、調べてみたらキャベツだった。。。というちょっとトホホな事件がありました。

キャベツのことを、エジプトではコロンボって言います。

私はいつも路上の不法販売(汗)の野菜を買っているのですが、そこの子供達、私を見るといつも「コロンボー!!」って言うんですよね。。。

エジプトに来たばかりのころ、その路上販売のおばちゃんに「コロンボない?」って私がよく聞いていたのが印象深かったらしく。。。

でもコロンボって聞いても刑事コロンボくらいしか思い浮かばない私としては、自分がコロンボって呼ばれるのが非常に不満なのですが。。。笑。

05

05

コメント

ジハードは誰のもの?

エジプトのイスラムの「公式な」権威は近頃、発言を活発化させています

先日はエジプトの大ムフティーであるシャウキー・アッラーマが民放テレビに初出演し、先だってのヨーロッパ歴訪や正しいジハードとは何かについて、長々と話しました。



まあ。。。誰もこんなの興味はないと思うのですが、私にとっては非常に興味深い内容です。

アッラーマ師曰く、正しいジハードとは、

「お国(エジプト)が宗教(イスラム教)と国民(エジプト人)を守るために発動する防衛ジハード」

のみであり、そのジハードに参加して死んだ者は殉教者になる、とのこと。

一方、過激派が「伝統的書物(イスラム法の古典書)」に依拠してジハードを勝手に発動することは、「伝統に対する冒涜」であり、「宗教(イスラム教)の濫用」である、とのこと。

なぜそうなのかというと、「過去のイスラム法的判断を現代に無条件的に適用することは認められない、というのがアズハルとファトワー発行局の考え方だから」、だそうです。

そうなんですよねー、問題はここにあるわけです。

『コーラン』の章句やハディース、古典イスラム法の規範をそのままダイレクトに適用するイスラム国のような過激派の解釈に対抗するには、「あらゆる規範は場所と時代に応じて変更される」という方法論を持ち出すしかないわけで、どうも弱い。

私はこの方法論が歴史的にどのように構築されて、実用化されてきたかを研究していた(いる)ので、アズハルの言いたいことはよくわかるのですが、弱点もまたよくわかってしまうわけです。

先日、エジプトの公式宗教権威はイスラムに宗教改革をもたらそうとしている、と書きましたが、方向性はこっちに向かうしかないわけで、そのへんが私が「宗教改革無理」と思ってしまう理由のひとつでもあります。

それはそうと、アッラーマ師の言っていることはいつもと同じで、別に全く新しくはないのですが、要するにいつもはNHKの深夜誰も見ない時間の番組にしか出演しないえらーいお坊さんが、民放のゴールデンタイムの番組に出演した、みたいなインパクトはあるわけで、ちょっとがんばってるなーという印象は受けます。

ファトワー庁は例えば、イスラム国が「考古学はハラーム(イスラム的に禁止)」だというファトワーを出したのに対し、「考古学がハラームであるわけがない」という反駁ファトワーを発行するなど、過激派のイスラム解釈は間違っている、とかなり頑張って発言しています。

ですが。。。問題はその影響力がイマイチ弱いってことなんですよね。。。

アズハルやファトワー庁はエジプト政府の犬だ、と思っている国民は多いですし、アズハルの主張する包括的イスラム解釈は『コーラン』の明示に比べるとやっぱり普通の人にはわかりにくい。。。

アッラーマ師ももちろんそれを認識しているわけで、だからこそ「そもそもアズハル式イスラムが正しいイスラムなんだってことを知らしめるための教育が必要なんだ、テレビもそういう番組をやるべきだ」とか言っているわけでして。

イスラム解釈問題は、ややこしくて根深い問題なのです。。。

ではここ数日のテロ事件、いきます。

・ 30日、イスラム国シナイ県(アンサール・バイトゥルマクディス)メンバー5人が出頭
・ 30日、シェイフズウェイドで爆発、軍人1人負傷
・ 30日、カイロの地下鉄のガムラ駅で仕掛け爆弾2発発見

5月

・ 1日、ギザのシッタオクトーブル地区で新聞社アハラームの従業員バスを同胞団員が火炎瓶や石で攻撃、4人負傷
・ 1日、シャルキーヤのザカーズィークの携帯電話ショップで爆弾爆発
・ 1日、シャルキーヤのザカーズィーク大学スタジアムで爆弾爆発
・ 1日、シャルキーヤで強力な爆弾発見、処理
・ 1日、カイロのマタリーヤで同胞団員が暴力を伴うデモ
・ 1日、ギザで同胞団員がデモ、道路封鎖、45人逮捕
・ 1日、カイロのアインシャムスで同胞団員が暴力を伴うデモ
・ 1日、アリーシュ第三警察署をテロリストが銃撃
・ 1日、アリーシュのカラム・カワーリースでテロリストが軍を銃撃、1人負傷
・ 1日、シャルキーヤのアブーカビールで同胞団員と住民が衝突、3人負傷
・ 1日、カイロのアインシャムス駅で爆弾発見、処理
・ 1日、イスラム国シナイ県(アンサール・バイトゥルマクディス)が市民の首を家族の前で切断
・ 2日、シャルキーヤの電気塔が爆破
・ 2日、ディムヤート(ダミエッタ)の電気施設で爆弾爆発、もう一発を処理
・ 2日、ファイユームで爆弾爆発、もう一発を処理
・ 2日、アドリー元内相の別荘が放火され、革命的懲罰運動が犯行声明を出す
・ 2日、クフルショクルの電気塔に放火しようとしていた男を逮捕
・ 3日、ブハイラの警察署前で爆発
・ 3日、ブハイラの電気施設が爆破
・ 3日、カイロとアスユート間の道路の電気塔が爆破
・ 3日、スハーグの鉄道駅で爆弾発見、処理
・ 3日、ギザのシッタオクトーバー地区で同胞団と警官隊が衝突、複数の警官が負傷
・ 3日、サライ・エルウッバ広場で爆弾発見、処理
・ 3日、アリーシュで仕掛け爆弾が爆発、1人死亡、3人負傷
・ 3日、カイロのマンシヤトゥッナーセルで爆弾が爆発、6人負傷
・ 4日、ファイユームで携帯電話の電波塔が爆破される
・ 4日、ウムラーニーヤの警官が銃撃される
・ 4日、ダクハリーヤで電気施設に放火した中学生を逮捕、ラービアで兄が殺された復讐としている
・ 4日、シェイフズウェイドの学校2校をテロリストが爆破
・ 4日、ラファハの軍基地をテロリストが迫撃砲で攻撃
・5日、カイロのナセルシティで爆弾をつくっていた同胞団員3人が誤爆により負傷

前回のブログ記事では、「あれ?テロ減ったか?」なんて書いたのですが、全然減ってませんね。。。汗。

同胞団員は中学生もがテロに走っているとか、今後を考えると恐ろしいですし、シェイフズウェイドではイスラム国シナイ県が学校を爆破するというタリバンやボコハラム的行動に出ているのも恐ろしいです。。。

イスラム国シナイ県は、シナイの住民を恐怖で支配しようとみんなの前で首を切ったりもしています。。。

こんな写真を公開して、「オレたちはエジプト軍を頑張って攻撃している!」とアピールしたりもしています。。。

ラファハ

怖いですね。。。

みなさん、お忘れかもしれませんが、エジプトにもちゃんとありますからね、イスラム国。

イラクとシリアだけじゃないんですよ。。。

プロフィール

 飯山陽

Author: 飯山陽
イスラム思想研究者。専門はイスラム法。都内の大学でイスラム思想を教えていましたが、現在はエジプトのカイロ在住、メディアの仕事をしています。
イスラム国に関しては別ブログ「どこまでもイスラム国」をご覧ください。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カウンター

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
海外情報
315位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
中東
9位
アクセスランキングを見る>>

ブログランキング

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

Designed by

Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。