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シシ大統領「死刑は執行する」

昨日テロによって爆殺されたエジプト検事総長の葬儀が本日、営まれました。

そこに参加したエジプトのシシ大統領の弔辞がこちらです。


久々に心に響いたシシ演説でした。

横にいるのは故人の遺族のようですが、遺族を前に、シシはあからさまに本気で怒りを爆発させていました。

弔辞の概要は以下です。

このような蛮行は決して許さない。
我々はできるだけ早急に法を改正し、犯人に法の裁きを受けさせる。
我々は法を尊重し、法によってテロと戦う。
怒りも悲しみもある。しかし我々エジプト人は、偉大な国民であるということを忘れてはならない。
我々は法を執行する。
裁判官が死刑判決を下せば死刑を執行する。
終身刑判決を下せば終身刑を執行する。
我々が必要としているのは、法律であり裁判官だ。
我々は流された英雄たちの血を決して忘れることはない。
我々は今、非常に困難な戦いの最中にいるが、国民一丸となってこの戦いに勝たねばならない。
神が我々のすべての行いをご覧になってくださっている。
国民が一丸となれば、誰一人としてそれに勝つことのできるものなどいない。
殉教者よ永遠なれ、エジプトよ永遠なれ


まず検事総長を暗殺した犯人を捕まえないと国の威信に関わるのは言うまでもありませんが、私はなんというか、テロリストとの全面対決はもう待ったなしというか、これからは一切容赦しない、というシシの決意表明のように聞こえました。

これまでも容赦していたわけではないのですが、たとえばモルシ元大統領を始めとする同胞団幹部にはすでに多くの人に死刑判決が下されているわけで、もちろんまだ控訴の余地はあるので死刑が確定されているわけではないのですが、死刑確定の暁には死刑執行するぞ!という意気込みにも聞こえた、ということです。

同胞団の(元?前?)最高指導者であるムハンマド・バディーウにも、今年4月に死刑判決が下されています。

これまで同胞団の歴史の中で、最高指導者に死刑判決が下されたことはありますが、その死刑が執行されたことはありません。

このまま同胞団員によるテロが続くようだと、本当に今度こそ、バディーウやモルシの死刑が執行されるなんてことになりかねません。

いや、死刑が執行されてはいけないと言っているわけではなく、この死刑が執行されるとまたエジプトが大混乱状態に陥るだろうということが容易に予想されるということです。
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06

29

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エジプト検事総長暗殺テロ事件

今朝(2015年6月29日)、カイロのナセルシティにおいて、エジプトの検事総長ヒシャーム・バラカートを狙った爆弾テロ事件が発生し、検事総長が死亡、他に民間人1人、運転手2人、治安部隊員5人の合計8人が負傷しました。

事件直後の映像がこちらです。


検事総長は病院に運ばれて緊急手術を受け、一時は容体が安定していると報じられていたのですが、先ほど亡くなったと発表されました。

この惨状と目撃証言者のはなしから、一部では自動車爆弾による自爆テロでは?という説も流れたのですが、治安当局は仕掛け爆弾による爆弾テロであるとしています。

非常に大量の爆薬が用いられていたため、一発でこれだけの被害がでたとのこと。

この件については、同胞団系の武装組織「民衆的抵抗運動」が犯行声明を出しました。
せいめい

しかし、これまで同組織が実行してきた数々のテロと比較すると、とてもこんな大それた爆弾テロなど起こせそうにない・・・ので、私は本当にこの人たちが犯人なのか結構疑っています。

どちらかというと、今回の犯行はアンサール・バイトゥルマクディスの犯行を彷彿とさせます。以前のイブラヒーム外相暗殺未遂事件の時のような、用意周到さを感じさせるからです。

しかも今回の攻撃の数時間前に、イスラム国シナイ州(アンサール・バイトゥルマクディス)は、アリーシュで5人の裁判官を銃殺するシーンをおさめた動画を公開しました。その中で彼らは、裁判官というのは神の法への反逆者であり、殺されてしかるべき存在なのであると主張しています。

検事も裁判官も、人間の作った人定法につかえる存在であることにはかわりません。

民衆的抵抗運動が本当に犯人だった場合には、検事総長への恨みはモルシ元大統領をはじめとする同胞団メンバーへの法的制裁に対するものだと言えますし、イスラム国の場合は法による統治の象徴に対する攻撃であると言えます。

意味合いは違えど、こうした人が容易に暗殺の対象となってしまうエジプトというのは、やっぱりかなりキテる国だな。。。と改めて思ってしまいました。

明日6月30日はエジプトの第二革命記念日、7月3日はモルシ大統領が追放された日(=同胞団政権崩壊の日)なので、この手のテロ事件は短期的に見てもまだ発生する可能性があります。

06

24

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シリアよりやばいエジプトの生活の質

先日、イギリスのMoveHubというサイトが、世界の国々の生活の質ランキングを発表しました。

エジプト在住者としてやっぱり気になるのは、エジプトがどんだけやばいと評されているか、という点。

結果は・・・

じゃーん!!

生活の質

「世界で13番目に生活の質が悪い」という、輝かしい結果でした!!

・・・。

え?

ちょっと待ってください。

シリアより下?!

もう4年も内戦していて、いつどこから銃弾や迫撃砲が飛んでくるかわからず、死と隣り合わせといっても過言ではない、あのシリアより下なんだそうです!

っていうか・・・

シリアだけではなく、エジプトに住んでいる私が危なすぎて絶対に行ってはいけないと認識しているリビア、イエメン、イラクよりも下?!

あれですね、中東で最悪ってことみたいです、はい。

・・・。

薄々気づいていたんですけどね・・・はっきり言われると、そこはかとなく悲しいというか・・・汗。

こんなところで今までの人生のほとんどを過ごさせてしまった娘に申し訳ないというか・・・汗。

ヨーロッパに行くと、ロンドンやパリといった大都市ですら、「なんて空気がおいしいんだろうっ!!」と感じたり、「道に信号があって歩道があるってなんて素晴らしいんだ!!」と感動したりしていたのはやっぱり、こういう理由があるからですよね・・・汗。

確か日本国憲法には、「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」って書かれてましたよね???

私が4年間営んできた生活は、いったいなんだったんだーっ?!

なんかもう、怒るパワーすら残っていない感じの消耗っぷりでございます・・・。

06

10

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ルクソールで自爆テロ

今朝、ルクソールのカルナック神殿前で自爆テロが発生しました。

いまだに情報が錯綜し、しかもエジプト当局がかなり厳しい報道規制を行っているので映像もろくに入ってこないのですが。

わかっている範囲では、

・ 犠牲者は1人(警官)、負傷者は4人以上で全員エジプト人
・ 犯人は3人、うち1人は自爆、もう1人は警官との銃撃戦で死亡(残り1人は逮捕?)

ということのようです。

事故後の状況はこんな感じ。



ちなみにカルナック神殿エリアではその後、3発の爆弾が仕掛けられているのが発見され、処理されてもいます。

エジプト当局は外国人観光客に犠牲者が出なかったのでセーフ!と判断したようで、取材も報道も規制し、できるだけ大事になるのを防ごうとしています。

考古大臣マムドゥーフ・エッディムヤーティーも、「テロリストの試みは失敗したのだ!!」と述べ、テロリストの攻撃は警官によって阻止されたから大丈夫!というメッセージを発しています。

うーん。。。この状況を本当にセーフと言っていいのか、私は大いに疑問ですが。

先週(6月3日)にはギザのピラミッド前のチェックポイントが覆面二人組に銃撃され、警察官2人が死亡するというテロ事件も発生しています。

この時も報道規制が敷かれ、エジプトのメディアもほとんどこの事件について報じないまま終わってしまいました。

ギザのピラミッド、ルクソールのカルナック神殿というのは、エジプトにくる観光客が絶対に訪れる観光地ベスト5に必ず入る場所です。

それらが1週間のうちに2度テロ攻撃にあい、いくら死んだのが治安当局者だけで観光客に被害がないとはいえ、事件を大きく報道させず何事もなかったように装おうのはどうなんでしょうね。。。

今日の自爆テロも、失敗したとはいっても自爆テロではあったわけで。

「テロリストは襲ってきます。でも警官が守ってくれるから大丈夫!安心してエジプトに観光に来てください!!」

と明るく言われても。。。汗

観光地へのテロはおそらく同胞団系ですが、ここ数日はシナイ半島のイスラム国(アンサール・パイトゥルマクディス)がMFOの基地に迫撃砲やらミサイルやらを撃ち込んでみるなど、エジプトのテロ情勢が全体として少し動いている感じがあります。

エジプト在住の方は、特にお気をつけください。

06

07

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どこまでもイスラム国

ふと思い立って、イスラム国についてのブログを立ち上げてみました。

題して、「どこまでもイスラム国」。

笑。

フジテレビは春からホウドウキョクという24時間ニュースチャンネルをネットでたちあげていて、そこには「ニュースのキモ Morning」という海外ニュース専門番組があります。

私はそこで、「イスラム思想の観点からイスラム国現象を読み解く」みたいなことをやっていて、それが非常にせまーい範囲で(笑)「面白い」と言われているので、そんな視点からブログを書いてみようかな、と思った次第です。

このブログにもイスラム国は頻繁に登場していますが、これからはイスラム国バナシはイスラム国ブログでやろうと思います。

イスラム国が滅ぶその日まで、地味~に続けていくことを目標にしています。

プロフィール

 飯山陽

Author: 飯山陽
イスラム思想研究者。専門はイスラム法。都内の大学でイスラム思想を教えていましたが、現在はエジプトのカイロ在住、メディアの仕事をしています。
イスラム国に関しては別ブログ「どこまでもイスラム国」をご覧ください。

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