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大砂嵐のエジプトにおける知名度

エジプト人力士「大砂嵐」。

アラブ人初の力士にして、イスラム教徒初の力士でもある彼が、夏場所13日目にして、7戦全勝で幕下優勝をきめ、十両昇進を確実にしました。

日本ではかなり大きなニュースになっていますが、こちらエジプトでの反応はというと・・・

ゼロ。

全く無反応です。

幕下優勝を決めたのが5月24日だったので、25日、26日(今日)と新聞やテレビなどでチェックしていたものの、未だに記事ゼロ。ネットで検索しても、記事ゼロ。

エジプトのメディアは、まーーーーーーーーったく無関心のようです。

大砂嵐は過去に、アルジャジーラの取材を受けていたみたいです。2012年4月15日に放送された、そのときのリポートがこちら。



というか、アラビア語のテレビメディアで、彼を取材してるのはアルジャジーラのファーディー記者だけ?!・・・っぽいです。

アラブ初、ムスリム初のお相撲さんなのに、注目度低いんですね・・・。

新聞では、エジプトの政府系新聞の代表格、アハラームが2012年11月に記事を掲載しています。

ワタンも2012年11月17日に記事を載せていました。

49927_660_1633209.jpg

アハラームの記事は全然面白くありませんが、ワタンの記事は少しましです。

私は「大砂嵐」はアラビア語にするとハムシーンالخمسينだとばかり思っていた(笑)のですが、ワタンの記者はالعاصفة الرملية الكبيرةとしています。大きな、砂の、嵐。そのまんまですね。。。

記事自体がこれしかないので、エジプトにおける大砂嵐の知名度がいかほどかについては、言うまでもないでしょう。

大砂嵐の本名はアブドゥッラフマーン・アラーウッディーン・シャアラーンعبد الرحمن علاء الدين شعلانというのですが、ウィキペディアにも日本語と英語の記事しかありません。

なぜか・・・というと、やはり基本的には、エジプト(アラブ)人およびメディアにおけるスポーツに対する関心の低さに起因しているところが大きいように思います。

例外的にサッカーだけには関心が高いのですが、エジプトの場合はやれアハリーだ、やれザマーレクだ、といった国内のクラブチームの戦いにのみ関心があり、それ以外のスポーツへの関心はほぼ皆無です。

例えばオリンピックの時でさえ、メディアでの扱いはものすごーく小さく、オリンピックの盛り上がりなんて全くないのがエジプトです。普通の人の話題になんて、全然のぼりません。

以前にも書きましたが、エジプトでは金持ちしかスポーツができない、というのが現状であり、金持ちじゃなくてもできる唯一のスポーツ=サッカーに人々の人気と関心が一極集中しているのです。

エジプトには、カラム・ガーベルというレスリングのオリンピック金メダリストや、時代をさかのぼればラシュワーン(モハメド・アリ・ラシュワン)さんというロス五輪で山下選手と決勝を戦ったことで知られる柔道選手などもいるのですが、そうしたスターの誕生も、国におけるスポーツの振興や普及には全然貢献していないようです。

大砂嵐、こんなに頑張っているんだから、地元でももっと評価してもらっていいと思うのですが。。。
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プロフィール

 飯山陽

Author: 飯山陽
イスラム思想研究者。専門はイスラム法。都内の大学でイスラム思想を教えていましたが、現在はエジプトのカイロ在住、メディアの仕事をしています。
イスラム国に関しては別ブログ「どこまでもイスラム国」をご覧ください。

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