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犬にかまれる

犬にかまれました・・・。

車から降りて、数歩あるいたところで、右前方にいた犬に急襲されました。
カイロでも最もラーキー(高級、ハイソの意味)なエリア、ザマレクالزمالكでのことです。

人生初のことで、最初は何がおこったのかよくわからずに、ぼーっとしてしまいました。犬が大好きで飼ってもいたし、こちらから近寄ったわけでもない犬に突然かまれるなんて、想定外の出来事。

かまれた足首をぼんやり見ていたら、かみ跡自体はそれほど大きくないものの、次第に出血して、青黒くなって、腫れてきました。

一応、外国人の連れている飼い犬で、「うちの犬はワクチンうってるから大丈夫」とか適当なことを言っていたのですが、後から不安になって飼い主に電話をかけたところ「この番号は存在しません」のアナウンス。ウソを教えて責任逃れをするような無責任飼い主なんて、全然信用できません。

帰宅してネットで調べると、狂犬病とか云々とか言う前に、犬にかまれたら病院に行くのが鉄則だということが判明。しかもエジプトは日本とは違って狂犬病発生エリアです。

しかしかまれたその日は犠牲祭の翌日。日本でいうと正月二日目のようなもので、病院もどこも開いていません。開いていたエジプト国際病院Misr International Hospitalの救急センターにかけこんだところ、「狂犬病のワクチン、ここにはないから、ヴァクセラ行きなよ。あそこは24時間、年中無休でやってるから大丈夫」とのこと。

そのままヴァクセラVacsera Vaccination Centerに直行したのですが、なんと休み。門番のおじさん、「今日はねー、イードの休日だからやってないよー。明日の10時からやるから。え?いつかまれたの?あ、さっき?それじゃあ、明日の朝でも全然間に合うから大丈夫。明日の朝またおいでー。」とのこと。

えーーーーーーーーーっ?!年中無休じゃないじゃん!!
在エジプトの日本大使館のホームページにも、ヴァクセラは年中無休って書いてありましたが、ふつうに休んでました・・・。

あー。憂鬱・・・。

大好きだった犬にかまれた精神的ショック、そしてすぐに狂犬病ワクチン接種ができないショック、足首のかみ傷の痛み・・・。ネットで調べれば調べるほど、外国で犬にかまれることのヤバさがひしひしと感じられてきて、その日は殆ど眠れませんでした。

あー死ぬかも、私・・・という気分です。

旦那に、「人間が狂犬病にかかると、水や風がこわくなってけいれんをしたり、最後には犬の遠吠えみたいな叫び声をあげて絶命するんだって・・・」と言うと、「あーそれ知ってる。ブラックジャックで読んだ。」というのんびりした返答。はぁ・・・。

翌朝、ヴァクセラに行きました。アグーザにあるので、私の住んでいるザマレクからは車で10分ほどでつきます。

DSC_0216.jpg

ヴァクセラはエジプトのワクチンセンターです。なぜか待合室には大人がたくさんいて、みんな犬にかまれてショックを受けている人に見えてきてしまいます・・・。

DSC_0218.jpg

実際は、子ども以外には、ハッジに行く人や、スーダンに行く人などがワクチン接種に来ることが多いようです。

我が娘は知らない人にお菓子をもらい、もらったお菓子を別の子どもに配り歩きます・・・。

DSC_0225.jpg

待合室では番号のついた紙を渡されます。自分の番号と診察室がアナウンスされたら、診察室に入ります。

診察室といっても、ふつうのおばちゃんが座っているだけのふつうの部屋で、患者(?)つまり私は立ったままです。

DSC_0251.jpg

受付のおばちゃんかと思っていた人がお医者さんで、彼女に犬にかまれた経緯を説明すると、傷を見せろというので、足首を見せました。すると、

「とりあえず、狂犬病と破傷風のワクチンをうたなきゃいけません。狂犬病は全部で5回ね。でも、足首だから脳から遠いし、傷もそれほど大きくないから、そんなに心配しなくて大丈夫だと思いますよ。でも一応、抗狂犬病免疫グロブリンもうったほうがいいかもしれません。あ、でもグロブリンはここにはないから、インバーバ総合病院かサイイダザイナブにあるムニール病院に行って、ちょっと聞いてきたほうがいいかもしれません。」

とのこと。なんか、まとも風な口調。この人の言うことを信用したいという、すがるような気持ちになります。彼女はワクチンをうつスケジュールを、紙に書いて渡してくれました。

DSC_0228.jpg


お医者さんが紙にワクチンの名前を書いてくれるので、それを持って外にある薬局にワクチンを買いに行きます。それで、買ってきたワクチンを看護士に渡すと、彼女がワクチンを注射器に入れて立ったままの私の腕にぶっさして下さいます。

一応注射器は使い捨て方式でしたので、ある意味安心です。

DSC_0249.jpg

片腕に狂犬病、片腕に破傷風の注射は、かなり痛いです。

その後、インバーバ総合病院(公務員病院)に行きました。医者に経緯を説明して傷を見せると、

「あー、これならグロブリンしなくて大丈夫。グロブリンっていうのはねえ、顔をがっつりかまれたり、お腹をかまれたりしたときとか、かみ傷がすごく大きいときには、傷に直接浸潤するように使わなきゃいけないんだけど、これぐらいなら、まあ、使わなくて大丈夫。顔とかねえ、脳に近いところをやられると、かなりヤバいんだけど、よかったねー、これくらいで。」

とのこと。うーん、大丈夫っていうから、大丈夫・・・なのかな?

その後、自分がうった狂犬病ワクチンのレシートを確認。

DSC_0227.jpg

あー、「中国製狂犬病不活化ワクチン」って書いてある・・・。なんかちょっとまた憂鬱・・・。

お値段は53エジプトポンド(700円くらい)。

破傷風の方は・・・。

DSC_0229.jpg

「インド製破傷風トキソイド」かあ・・・。なんかなあ・・・。

というわけで、これから一ヶ月間、狂犬病ワクチンを接種し続けなければならないことになりました。

いくつか学んだことがあります。

1)犬は突然襲いかかってきて人をかむことがある
2)ザマレクで外人の飼っている犬であっても、急襲してくる可能性がある
3)外人でも信用がおけない場合がある
4)カイロでも狂犬病ワクチン&破傷風ワクチンはうてるが、うてる場所が非常に限定されている
5)ヴァクセラは年中無休ではない。通常は朝9時から夜8時までとのこと
6)同じく犬にかまれるといっても、顔やお腹をかまれたり、かみ傷が大きいと、ものすごくヤバい
7)事前に狂犬病ワクチンをうっていたとしても、実際にかまれた場合にはうっていない場合と同じく5回接種をしなくてはならない(私はカイロにくる前に、二回接種していますが、全然関係ないそうです)

ネットでいろいろ見ていると、犬にかまれた場合の対応(ワクチン接種の方法など)は各国によっていろいろと異なるようですが、エジプトではこんな感じです。

狂犬病ウィルスは潜伏期間が長く、17年後に発病したなんて例もあるそうです。また、曝露後ワクチンを接種したのに死んだ例というのが中国にあり、そのワクチンが偽物だった可能性があるなんて報告もされていました。

あー、私も中国製ワクチンだし・・・(上述のとおり)。

ネットで狂犬病を検索して、ひたすら憂鬱になる日々です・・・。


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プロフィール

Author: 飯山陽
イスラム思想研究者。専門はイスラム法。都内の大学でイスラム思想を教えていましたが、現在はエジプトのカイロ在住、メディアの仕事をしています。
イスラム国に関しては別ブログ「どこまでもイスラム国」をご覧ください。

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