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エジプト史上最大規模のデモ

昨日6月30日の反体制デモは、エジプト史上最大規模だったようです。

確かにものすごい数の人だったのですが、軍筋によると参加者数は1700万人、内務省筋は1500万人が参加したとしています。これが本当だとすると、エジプト人の5人に1人くらいがデモに参加したことになります。

カイロで大規模集会が行われたのは、タハリール広場とイッティハーディーヤ大統領宮殿前だったのですが、この二カ所においては平和的に抗議活動が行われました。

ただカイロも、モカッタムにあるムスリム同胞団総本部においては激しい衝突が発生し、負傷者が多数でました。

反対派の若者らは、最初、総本部に石を投げ、その次に多数の火炎瓶を投げつけ、爆発も発生しました。

対する同胞団員は、総本部の中から、最初、デモ隊に対してゴム弾を発射し、その後実弾を発射して応戦しました。

デモ隊に向かって実弾を発砲する同胞団員の映像がこちら。



モカッタムでの衝突は、今日になって再開されています。

昨夜、反体制デモの中心である6月30日戦線は、今日(7月1日)からのゼネストを呼びかけたので、今日は街はどうなっていることかと思ったのですが、先ほど街中に出てみたところ、人の数は少ないものの、多くの店は普通に営業しており、警官もいつも通り道に立っていました。

案外、普段通りの状況です。

観察していたら、小売店に卵屋さんやパン屋さんのトラックがやってきて、商品を搬入していました。工場なども通常通りなんだと思います。

私がいつも野菜を買っている道ばたの八百屋さんも、普段より1時間ほど遅れて、ギザから野菜を持って現れました。

ガソリンスタンドも営業していました。

というわけで、現状、普通の生活ができる環境です。

6月30日戦線は、ムルスィーに対し、明日7月2日の17時までに辞任するよう要請し、また人々に対しては、明日再度大規模デモを呼びかけているのですが、ムルスィーが明日の17時までに辞めるわけがありませんし、かといって反体制派がこのままおとなしく引くというのも考えにくいですし、先が見えなくなってきました。

余談ですが、同胞団出身のカラダーウィーは昨日、エジプト国民向けにメッセージを発し、「エジプト国民よ、今は互いの忍耐が肝要だ。我々は30年もの間、ムバラクに耐えてきたのに、なぜたったの1年ですらムルスィーに耐えられないのだ?!」と、わかったようなわからないような呼びかけをしました。

「変化を望むなら、選挙を通して成し遂げねばならない」とも言っており、まあ、こちらは同胞団の立場に歩調を合わせています。

更に余談ですが、昨日はエジプトの映画スターも多数デモに参加していました。

モナ・ザキーمنى زكىが結構たくさんテレビに出ていました。



昨日のデモを受けて、今後どうなっていくのかは神のみぞ知ですが、少なくとも、想像以上に同胞団が嫌いな人がたくさんいる、ということははっきりしました。

革命後に行われた議会選挙、大統領選挙で同胞団が勝利した後も、同胞団スタイルがエジプト人の気質に馴染むわけがないと信じて疑わなかった私ですが、あながち間違えてはなかったことが判明し、ちょっとすっきりしました。

どうにか頑張ってほしいもんです、エジプト。
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プロフィール

 飯山陽

Author: 飯山陽
イスラム思想研究者。専門はイスラム法。都内の大学でイスラム思想を教えていましたが、現在はエジプトのカイロ在住、メディアの仕事をしています。
イスラム国に関しては別ブログ「どこまでもイスラム国」をご覧ください。

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