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同胞団政権崩壊まで48時間?

エジプト軍総大将であるスィースィーが、「48時間猶予を与えるので、政治諸派は問題を解決せよ」という、超上から目線の声明を発表しました。



それができない場合には、軍が未来に向けてのロードマップを示すそうです。

これは30日に、「偉大なるエジプト国民によって、全国規模で行われた前例のない規模の民意の表明」を受けてのことだそうで。

はっきりとは言っていないものの、これはつまり、「48時間以内にムルスィーがやめなかったら、軍がムルスィーをやめさせるからね」ってことです。

エジプト国民は大喜び。

タハリールではみんなで国家を歌ったりしています。

うちの近所でも、車のクラクションをやたらに鳴らしたり、大声を上げたりして喜んでいる人々が散見されます。

エジプト人の友人(金持ち)は、「本当にコントみたいな国よね・・・」とため息をついていましたが、大多数のエジプト人はただただ、歓喜に沸いています。

今タハリールや大統領宮殿に集まっている人々は、同胞団に対して勝利宣言をしているに等しいように思います。

タハリールの上空では、エジプトの国旗をつるした軍のヘリコプターが旋回しており、まるでもう軍がエジプト全権を掌握したことを高らかに告げているかのような様子。

この国は一応近代的法治国家で、憲法も政府もある民主国家なはずなのですが、そういうのを軽々と飛び越えて好きなようにふるまってしまえるのがエジプト軍の特徴で、しかもそれを喜んで受け入れてしまうのがエジプト国民の特徴なわけで。

もちろん嫌われ者の象徴のようになっているムルスィー大統領も、選挙で民主的に選ばれたのですが。

エジプト国民は、自分たちが選挙で民主的に選んだ大統領が、軍によってその座から引きずり降ろされるのを喜ぶという、ある意味かなりマゾヒスティックな人々です。

またこうした事態は、エジプト的にはクーデターではなく、民衆革命と呼ぶことになっています。

だって、「軍と民衆の手はひとつ」ですから・・・。

これって2011年の革命のときと同じシナリオじゃない・・・?とついつい思ってしまいますが、エジプト国民がこれで満足するならばいいんでしょう。うん。

よそ者が、憲法がどうの、民主的手続きがどうのと、いうもんじゃありません。

ムルスィーはおとなしくやめそうもありませんが、なんだかムルスィーを信任するかどうかの国民投票をして乗り切ろうと画策しているようです。

出た!同胞団得意の国民投票戦法!!

ここまできちゃうと、もうそういうのでは乗り切れないと思うのですが、かといって同胞団がせっかくつかんだ政権の座をあっさり譲り渡すとも思えません。

軍によってひかれたデッドラインは7月3日の16時。

長引くよりは、どんな形であれさっさとかたがついてくれたほうがありがたいのですが。

幸いなことに、前回のムバラクの時とは違って、ムルスィーには実力行使したくても手駒がいないのが現状です。彼が動かせるのは、せいぜい同胞団員だけですので、さすがに正規軍相手に戦争をしかけることはないでしょうし、万が一したとしても全く相手になりません。

6月30日革命、成功は目前、といったところでしょうか・・・?
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プロフィール

 飯山陽

Author: 飯山陽
イスラム思想研究者。専門はイスラム法。都内の大学でイスラム思想を教えていましたが、現在はエジプトのカイロ在住、メディアの仕事をしています。
イスラム国に関しては別ブログ「どこまでもイスラム国」をご覧ください。

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