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カイロ在住一日本人

朝日新聞記者、川上さんはたびたび、rabaa Adwiyaの方にでかけているようですが、重火器など見たことがないそうです。
https://twitter.com/kawakami_yasu
アムネスティがデモの場所に入って重火器は目撃しなかったのに、暫定政権の外務大臣のファフミは、「アムネスティが重火器を確認」と言っています。アムネスティはそれを否定。http://www.amnesty.org/en/for-media/press-releases/egypt-foreign-minister-misquotes-amnesty-international-2013-08-07
でも、言ったもんがちでしょうか。
カイロにいる日本人でも、メディアを見て、ムスリム同胞団=テロリスト、ムルシー支持デモ参加者=金につられた人たちという見方をする人がいます。実際にラバア・アドウィヤに行ったことはない様子ですが。
自分(または信頼できる知人)の目撃を信じるべきか、メディアを信じるべきか、混乱してきました。

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軍は無辜の市民を殺害したか?

7月8日午前4時、エジプトでは非常に気味の悪い事件が発生しました。

場所はカイロ市内、空港にほど近いナセルシティーにある共和国防衛隊庁舎前です。

そこで大規模衝突が発生し、51人もの死者がでました。

ムスリム同胞団は、死者の殆どが同胞団員であり、軍が平和的抗議活動を行っていた市民の礼拝中に突然銃口を向け、虐殺したのだと、さかんに主張しています。

同胞団は、自分たちのテレビ局や新聞社を持っていたのですが、政変の後当局によって閉鎖させられてしまったため、現在はもっぱらfacebookの公式ページにおいて情報発信を行っています。

そこには、この「虐殺」の犠牲となった団員たちの血まみれの写真が、これでもかというくらい掲載されている他、スィースィー将軍が虐殺を実行したのだと批判されていたり・・・

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スィースィーはシリア内戦の張本人であるバッシャール・アサドと同じだ、と批判されていたり・・・

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とにかく、クーデターを起こした軍が完全な悪者であり、我々同胞団は無辜で無力な被害者だという姿勢を貫いています。

一方エジプトのテレビ・メディアは、この衝突において同胞団員が軍に向けて実弾を発砲したり、火炎瓶を投げつけている様子をおさめた多数のビデオを放映し、同胞団員は無抵抗の無辜の市民などではない、しています。

例えばこちら。



現場では、武器を所持していたとして多数の同胞団員が逮捕されたのですが、その映像はこちら。



またエジプト各紙も、同胞団がこんなにもヤバい人たちだということを、全面に出した報道をしています。

例えばこちら、タハリール紙。

DSC05113.jpg

様々な武器を持った同胞団員の姿に、赤でマークをいれています。見出しは、「同胞団、民衆と軍に対して宣戦」。

また、政府系新聞であるグムフーリーヤの一面がこちら。

DSC05115.jpg

共和国防衛隊庁舎を襲撃したのは、「テロリスト」とされています。

同胞団=テロリスト、ということです。

この衝突では、間違いなく多数の死傷者が出ているのですが、軍は軍人に死傷者がでたことは発表していますが、自分たちは武装勢力の攻撃に対して自衛をしただけだとしており、武力行使したことは認めておらず、軍人以外の死傷者についても言及していません。

気味の悪い話です。

当然、じゃあ、なんで同胞団員はたくさん死んだのか?ということになりますが・・・。

一説によると、このデモには、謝礼金の支払いを条件に、同胞団と関係のない人々もたくさん動員されていたと言われています。謝礼金は150から300ポンド、名前を書いたリストなども発見されています。

さらに、同胞団を撃ったのは武装した私服の人間だった、という目撃証言もあります。

それって・・・同胞団が、団員以外の人間をカネでつって共和国防衛隊庁舎前に集め、バルタゲーヤに襲撃させたっていうことですか???

なんて想像まで働かせてしまいたくなります。

同胞団の嘘つきっぷりは、今日のエジプト各紙でも強調されており、中でも、同胞団が昨日facebookに「軍の攻撃の犠牲になった子ども」として掲載した遺体の写真が、実はシリア内戦で犠牲になった子どもの写真だったということが、大きく報道されています。

例えば、アハラームにはこんな感じで書かれています。

DSC05117.jpg

この写真は、2013年3月14日にシリアのサイトに掲載されたものであったことが判明した、とあります。

昨日、同胞団団長のムハンマド・バディーウは、「スィースィー将軍はエジプトをシリアの運命に導こうとしている」と、これまたfacebookに書き込みをしましたが、エジプトをシリア化させたいのは、他ならぬ同胞団のほうだということが、はからずも明らかになってしまったかたちです。

いやはや。

エジプトの人たちにいわせると、今のエジプトの状況は、2011年にムバラクを失脚させた革命の時よりもずーーーーーっと悪いそうです。

2年前の革命時には、治安悪化の原因はバルタゲーヤだけで、まあバルタゲーヤが人を襲ったり、盗みを働くのはしょうがないというあきらめがあったし、軍が出動した後は治安悪化も緩和されたそうなのですが。

今回は何が恐ろしいかって、エジプト国民がまっぷたつに分裂していることだ、とみんな口を揃えて言います。

反同胞団か、親同胞団かで国民は二分されており、しかも互いに対する嫌悪感が尋常ではないレベルに達してしまっていることは、先日アレクサンドリアで起こった突き落とし事件などからも見てとれます。

ふつうの人がふつうの人を、イデオロギーの違いだけであんな風に殺害するなんて、本当に異常事態だ、と思っている人たちは、エジプトが内戦状態に陥ることを懸念し始めています。

同胞団の思惑どおりに、エジプトがシリア化しないことを、私も強く願っています。
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カイロ在住一日本人

朝日新聞記者、川上さんはたびたび、rabaa Adwiyaの方にでかけているようですが、重火器など見たことがないそうです。
https://twitter.com/kawakami_yasu
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カイロにいる日本人でも、メディアを見て、ムスリム同胞団=テロリスト、ムルシー支持デモ参加者=金につられた人たちという見方をする人がいます。実際にラバア・アドウィヤに行ったことはない様子ですが。
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プロフィール

 飯山陽

Author: 飯山陽
イスラム思想研究者。専門はイスラム法。都内の大学でイスラム思想を教えていましたが、現在はエジプトのカイロ在住、メディアの仕事をしています。
イスラム国に関しては別ブログ「どこまでもイスラム国」をご覧ください。

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