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退避の決意と帰還

二週間ほど、ロンドンにて退避生活を送り、一昨日の深夜カイロに戻ってきました。

在カイロ日本人の特に女性と子どもの多くは、既に日本に退避している人が多くいたのですが、私が一時退避を決意したのは8月16日のことでした。

軍が座り込みを続ける同胞団員たちの強制排除を実行したのが、14日。

早朝に強制排除が始まったため、起床、そのまま仕事。

一段落ついた時点で、大急ぎで食糧の買い出しに向かいました。状況が悪化すると外出できなくなるので、できるときに最大限の備えをしておく必要があるためです。

そうです、この時点ではまだ、私はカイロに留まるつもりでいました。

14日には、一ヶ月間の非常事態令と19時から6時までの夜間外出禁止令が発布され、15日にも暴力の嵐が吹き荒れ、それがピークに達したのが16日。

この日は金曜日だったため、もともと治安状態が更に悪化することが予想できたので、私は朝早く娘を連れて歩いてプールに行きました。

呑気に思われる方もいるかもしれませんが、買い物と同様に、運動も、できるときに素早く済ませておかないと、次はいつできるかわからないのが今のカイロの状況なのです。幼稚園も閉鎖され、家に閉じこもっていることしかできない娘を外で運動させてあげることは、私にとって重要な仕事でした。

数時間泳ぎ、金曜の集団礼拝が始まる12時すぎに帰宅。

それからまもなくして、パンパンパンパン!と銃声が聞こえ始めました。

隣にいた助手が、「15Mayの橋の上から、26Julyに向かって、銃を撃っている人たちがいるので、絶対に外出しないで下さい」と知らせてきました。

26Julyというのは、ザマレクの中心を東西に走る主要道路で、15Mayというのはその上に平行してある高架橋のことです。

うちからすぐの場所での銃撃戦。

これが退避を決意した主たる原因です。

翌朝の便で、娘と2人でロンドンへ。

翌朝の新聞は、こんな記事でいっぱいでした。

うちの方向に向かって銃撃をしていた同胞団員3人が逮捕されたという記事がこちら。

DSCN0679.jpg

テロはもうたくさん!!という記事。

DSCN0681.jpg

普段はあきれるほど楽天的で、のーんびりしているエジプト人達が、血走った目をして街中で殺し合いをし、あちこちに死体が放置されている・・・この状況に、さすがの私も絶望し、17日にカイロを離れる時には、もう二度とエジプトに戻れないかもしれない、とすら思っていました・・・

が、先日無事に戻ってきました。

الحمد لله

一昨日から夜間外出禁止令は23時から6時までに短縮されましたが、空港を出たのは既に23時過ぎ。

カイロ市内のあちこちで軍によって道路が封鎖されており、ある時には引き返すよう命じた軍人さんに運転手が「通してほしい」と食い下がると、「我々は現在、戦争状態にある。そうした特例は認められない。」とビシっと言われました。

エジプトは今でも、全土を挙げて「テロとの戦い」を行っていると宣言しているのですが、この軍人さんの一言でそのことを実感させられました。

その後も迷路のように行き止まっては戻るを繰り返し、どうにか自宅にまでたどり着きました。

途中で検問にあったのは一カ所のみ、その時も、航空券を見せて事情を説明し、車内をひととおりチェックしただけで通してもらえました。

その時に検問を行っていた軍人さんが、非常に紳士的な対応をしてくれて、あぁこういう人たちが命をはってエジプトの治安を守ってくれてるんだなぁ・・・と、なんだかぐっときてしまいました。

あぁ〜やっぱりエジプトだなぁと感じたのは、外出禁止令の時間帯でも、おじさんたちがカフェに集ってシーシャすっていたり、外で肉を焼いていたり、子どもがサッカーをしていたり・・・と外出している人がちらほらいるのを見た時です。

道路を封鎖している軍人さん達の前で露天を開いているおじさんとか、なんだか微笑ましいというか・・・(笑)。

夜間外出禁止令は、当初は19時からだったのが、21時から、23時からと段階的に緩和されてきました。

あと10日ほどで、1ヶ月の期限が来ますが、その後はどうなるのか、まだわかりません。

金曜日は今でも19時から外出禁止ですし、未だにカイロ市内でも銃撃戦やら爆弾爆発やらが発生していますから、おそらく非常事態令はまだしばらく適用したままになるのではないかな、と思います。

役所や銀行、商店の営業は、通常通りに戻ってきました。

学校に関しても、多くのインターナショナルスクールは15日、公立の学校も22日に始業するようです。

さあエジプト。

混乱の極みに至っても内戦状態にはならずに乗り切った感がありますが、まだまだ正念場は続きます。

それでもおかげさまで、私たちもまだここで暮らしていくことができそうです。
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プロフィール

Author: 飯山陽
イスラム思想研究者。専門はイスラム法。都内の大学でイスラム思想を教えていましたが、現在はエジプトのカイロ在住、メディアの仕事をしています。
イスラム国に関しては別ブログ「どこまでもイスラム国」をご覧ください。

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