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同胞団とテロ組織の関係

先日起こった内相暗殺未遂事件について、エジプトのメディアは直ちに、かつ、一斉に、「同胞団がやった!!」と決めつけ、いくらなんでもそれは・・・と思っていたのですが、今日の各紙はそれを裏付ける(?)記事を掲載しています。

こちら、エルマスリ・エルヨウム。

DSCN1120.jpg

こちら、ワタン。

DSCN1118.jpg

こちら、アハラーム。

DSCN1117.jpg

エジプト紙らしく、挙げられている人数などは各々で異なっているのですが、とにかく暗殺未遂の容疑者たるジハード主義者たちがが既に複数挙げられており、そこにはいろいろな国籍の人が含まれており、中にはハマスに属するパレスチナ人が含まれている他、アルカイダも関与しているという点は共通しています。

アハラームは、ラワーウ氏という治安戦略専門家(?)の話を掲載しているのですが、この人によると、同胞団とテロ組織の関係は1970年代からずっと続いていたのであり、その何よりの証拠は、モルシ大統領が就任直後からテロ容疑で投獄されていたジハード主義者たちを次々と釈放したことである、とのこと。そしてこれは、「ジハード主義者たちの釈放と引き換えに、モルシ政権がエジプトでの地盤を強化するため、戦略的にアメリカに近づくことを認めるという、同胞団とジハード組織との取引だ」、とも述べています。

また同氏は、アルカイダはあるジハード組織指導者に、エジプトの重要人物たちを暗殺するためのジハード訓練をリビアで行うよう委任し、同胞団はそこに資金提供していた、とも述べています。

何がどこまで本当なのか、さっぱりわからないのですが・・・。

地元メディアの主導もあるのでしょうが、現状では「同胞団憎し」のエジプト人が多数を占め、彼らの殆どが今回の内相暗殺未遂も同胞団の仕業だと信じているようです。

同胞団は近く解散命令が出されると発表されていますが、その場合に残された同胞団員たちがどのような行動にでるのか・・・平和路線に収束するのか、政治的野望は捨てきれるのか、分裂して一部武装闘争に走るのか、デモは継続するのか、武器を所持した同胞団員たちの抵抗はいつまで続くのか・・・わからないことだらけですが、拘束した同胞団員の処遇だけではなく、残された同胞団員たちをどう処遇していくかが、今後のエジプトの情勢を大きく左右するだろうことは間違いありません。

一部の非暴力を掲げる同胞団グループは、残された同胞団員の全てをまとめきれるほどの力はまだなさそうですが、どうにか軟着陸をはかれるよう、彼らの動きにも期待したいと思います。
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プロフィール

 飯山陽

Author: 飯山陽
イスラム思想研究者。専門はイスラム法。都内の大学でイスラム思想を教えていましたが、現在はエジプトのカイロ在住、メディアの仕事をしています。
イスラム国に関しては別ブログ「どこまでもイスラム国」をご覧ください。

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