--

--

コメント

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
管理者にだけ表示を許可する

この記事のトラックバックURL

http://nouranoiitaihoudai.blog.fc2.com/tb.php/170-5a24e965

10

20

コメント

夜間外出禁止令の現実

エジプトでは今も、夜間外出禁止令というものが出されています。

指定された時間帯に外出してはいけないというもので、理由なく外出すると場合によっては逮捕されます。

エジプトでは治安維持を目的として、8月14日に発布されました。

いやいや・・・あのころは本当にひどかったので、外出禁止令を出してくれてありがとう!と感謝したいくらいの気持ちだったのですが、そうはいってもこれはかなりの異常状況です。

8月14日時点では、毎日19時から6時までの外出が禁じられていたのですが、少しずつ緩和され、現在は平日は0時から5時まで、金曜日のみ19時から5時までの外出が禁じられています。

世界には200近い数の国がありますが、現在夜間外出禁止令が出されている国はエジプトくらいではないでしょうか?

禁止時間帯になるとカイロの街中に戦車や装甲車が配備され、そこここに軍による検問がしかれます。

以前に一度、禁止時間帯に空港から自宅まで車で帰ったことがあるのですが、先日再び、同じことをしました。

ロンドンからの飛行機がカイロに到着したのが18日金曜日の深夜0時。

それから荷物が出てくるのを延々と待って1時半。(エジプトの場合、荷物にPriorityのタグがついていても、あんまり優先されません。。。特に、ベビーカーは一番最後に出てくるのが通例。)

車に乗って、ザマレクにある自宅に到着したのが3時過ぎ。

今回は、自宅に着くまでに17回検問を通りました。。。

外出禁止とはいっても、今回の私たちのように、深夜に飛行機が到着し、自宅に帰る、といった明確な事情がある場合には、逮捕されることはありません。

そのかわり、カイロのあちらこちらが軍の装甲車で封鎖されていて通行できなくなっているのに加え、多数ある軍の検問を通過し、その度に車を停止させてあれこれとやりとりをしなければなりません。

それにしても、17回はかなり多いです。

前回8月末に空港から自宅に戻った時には、2回しか検問を通らなかったのですが、今回はものすごい数。

今回は、いつもの運転手ではなく代理のおじいちゃん運転手なので、検問を回避する術を知らなかったのと、更に検問の数自体が増えていたのが原因だと思われます。前回は全くなかったザマレク内にも、検問がしかれていました。

空港近くは特に軍の施設が集中して存在するために数百メートルおきに検問があり、そのたびに同じようなやりとりを繰り返しました。

あまりに多いと、同じく検問とはいっても担当している軍人さんによってあれこれ違うんだなあということに気づいてくるもので、大概はパスポートとチケットの半券を見せれば問題なく通過できるのですが、私たちの顔を見た瞬間、「日本人か?中国人か?」と聞いてきて、「日本人です」というと、「日本人なら、よし!」という人がいたり・・・(中国人ならダメなのか???)

恐い顔をして検問をしていた割には、OKを出した瞬間「ウェルカム トゥー エジプト!」とか言う人がいたり・・・

「アラビア語しゃべれるか?」と聞くので、「しゃべれるよ」と言うと、ひとしきりおしゃべりをして「オレはお前を信用するから、通っていいよ」とかいうかなり適当な人がいたり・・・

あまり車の通行しない検問の担当者はヒマなためか、私たちが行くとすぐさま「ウェルカム!」とニコニコして迎えてくれたり・・・

そして庶民的な地域では、外出禁止令などものともせず、普通に営業している店や、ふらふらしている人が多いのが目立ちました。

しかし、カフェとか営業しているのはまだわかるのですが、果物屋さんとかベルト屋さん、Tシャツ屋さんなんかもお店を開いていて、「夜中の2時過ぎに、いきなり思い立ってバナナとかベルトとかTシャツ買いに行く人なんているのか?!」と、そっちのほうが気になってしまいました(笑)。

途中でマタリーヤという庶民街を通ったのですが、マタリーヤ広場だけで装甲車が20台くらい展開していて、赤ちゃんを抱っこしたふつうのおじさんが、装甲車の軍人とおしゃべりをしていたり、装甲車の前でコシャリ屋が普通に営業していたり(夜中の2時にコシャリもきつい・・・)、若者の集団が検問をしている軍人に近づいて握手を求めていたり、なんだかわけのわからない感じになっていました。

マタリーヤのような庶民街では、夜間外出禁止令中でも、外出したり店を営業することが見過ごされているようです。

適当ですね・・・。

軍や省庁などの施設のあるエリアはさすがに、軍人以外には誰もいないのですが・・・。

夜間外出禁止令のおかげもあってか、カイロ市内は徐々に治安が回復しつつあるのですが、スエズ三県やシナイ半島の物騒な状況はまだまだ継続中です。

外出禁止令や非常事態令が解除されるのは、いつのことになるのか、まったく見通しがたちません。

・・・そして、おまけですが、

17回の検問を通過して自宅に到着すると、なんと・・・

自宅前にある巨木が倒れて、通りの向かいにある建物に突き刺さるようなかたちでもたれかかっていました・・・。

巨木については、別記事で記したいと思います。
スポンサーサイト
管理者にだけ表示を許可する

この記事のトラックバックURL

http://nouranoiitaihoudai.blog.fc2.com/tb.php/170-5a24e965

プロフィール

Author: 飯山陽
イスラム思想研究者。専門はイスラム法。都内の大学でイスラム思想を教えていましたが、現在はエジプトのカイロ在住、メディアの仕事をしています。
イスラム国に関しては別ブログ「どこまでもイスラム国」をご覧ください。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カウンター

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
海外情報
313位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
中東
8位
アクセスランキングを見る>>

ブログランキング

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

Designed by

Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。