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キリスト教徒の結婚式襲撃

昨夜、ギザのワッラーウالوراقという地区にあるコプト教会から、結婚式を終えた人々が出て来たところを、覆面を被った男が無差別に乱射し、4人が死亡しました。

ひどい事件です。

死者の中には、8歳の少女や花婿の母親も含まれており、やりきれません。

エジプトで発生する爆発事件や衝突は、一般人が避けようと思えば避けられるものが殆どなのですが、この種の事件は防ぎようもなければ避けようもありません。

覆面をした二人の男がバイクに乗って教会までやって来、バイクを運転していない方の1人が銃を乱射し、多数の死者と負傷者が出ました。

事件後のコルニッシュ通りは、怒った人々で大混乱しました。



犯人については、まだよくわかっていませんが、警察は複数の人間から事情聴取をしているようです。

アズハル総長のアフマド・タイイブやビブラーウィー首相など、各方面の人間がこの犯行を非難する声明を出しました。

そして、エジプトのムフティーのひとりであるシャウキー・アッラームは、「教会を破壊したり、爆破したりすること、及び教会内の人々を殺害したり、恐怖を与えたりすることはいずれも、イスラムのシャリーア(イスラム法)において禁じられた行為である」というファトワーを発行しています。

一方、このところ何かあるとすべての原因を押し付けられがちなムスリム同胞団も、今回の件に関しては自由公正党がいち早く声明を発表し、「まだ詳細はわかってはいないが、我々はこの犯行を非難し、事件の究明が早期に行われることを望む。こうした行為は国の治安にとっての脅威である」としています。

コプト教会やコプト教徒に対する暴力事件は、同胞団政権崩壊以降頻発しており、エジプト全土で教会襲撃事件だけでも40件以上発生しています。

もちろん、同胞団政権時代も、それ以前も、教会がらみの暴力事件は時々発生してはいましたが、このところの発生件数の多さは尋常ではありません。

同胞団政権が崩壊した直後に、友人のコプト教徒に「やっぱり嬉しいものなの?」と聞いたところ、「嬉しいわけがない。これからコプトに対する攻撃が激化するにちがいないよ。」と言っていたのですが、残念なことにその言葉通りの状況になってきています。

コプト教徒はエジプト国民の6%から10%をしめるとされているのですが、コプトだからという理由で敵視する人はエジプト人の中でもそう多くはない・・・と信じたいものの、南部(サイード)の農村などではコプト住民とムスリム住民の間には大きな溝があり、互いに負の感情を抱いているといいます。

宗教対立を煽りたがっている一部の人に負けず、どんな人でも安心して暮らせるエジプトになってほしいのですが・・・やっぱりここでもまた、軍頼み(?)になってしまいそうです・・・。
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プロフィール

Author: 飯山陽
イスラム思想研究者。専門はイスラム法。都内の大学でイスラム思想を教えていましたが、現在はエジプトのカイロ在住、メディアの仕事をしています。
イスラム国に関しては別ブログ「どこまでもイスラム国」をご覧ください。

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