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モルシ前大統領獄中録(1)

モルシ前大統領の様子が三ヶ月ぶりに公開(?)されました。

IMG_0204.jpg

エジプトの独立紙ワタンのスクープです。

モルシは7月3日に大統領位を剥奪(?)されて以降、どこに拘束されているのかも不明なまま、ビデオはおろか、写真の一枚も公開されなかったのですが、このたびワタンは、拘束中のモルシのビデオを入手したようです。

同ビデオは、三回にわたり、アシュトンや様々な人々と会うモルシの様子をおさめたもの。

同紙の某記者は治安筋とかなり太いパイプを持っているようで、これはものすごスクープです。

ビデオ自体は公開せず、その様子を紙面に綴るという形式で報道する方針のよう。

今日はその第一回目です。

明日がモルシ初公判なので、まあ、完全にタイミングをはかってのスクープですよね。

ビデオにうつっているモルシは前大統領とは思えないような落ち着きのない様子だった、とのこと。

まず、アシュトンEU上級代表との会談では、彼女がモルシに対し、

「なぜあなたは、カンディール内閣の辞職や早期の大統領選といった人々の要求に応じなかったのか」

とたずねると、彼は、

「大統領が存在する以上、判断を下すのは大統領であるべき。人々にはそれぞれ、違った考えがあり、私はカンディールは辞めろと言っている人がいるのも知っていたが、カンディールが適役だと言う人もいたのだ。」

と答え、アシュトンはそれを驚いた顔で聞いていた、とのこと。

これに続き、アシュトンが、

「エジプト中の数百万人の人々が、あなたと同胞団の退陣を求めてデモを行っています。これに答えるのが、民主主義なのではないですか?」

と言うと、モルシは、

「それじゃ、早く議会選挙をしなきゃ!」

と答え、アシュトンがさらに、

「そもそも問題は、議会選挙ではなく、早期の大統領選挙なのです」

と言うと、

「でも憲法にそんな規定はない!」

と言って、混乱状態に陥ってしまったそうです。

どうやら、モルシはこのときはじめて、6月30日に数百万人の人々が彼に反対するデモに参加したことを知ったようです。

またビデオの中で、警備担当者がモルシに、

「博士、何を飲みますか?」

と聞くと、モルシは

「お前達は、なんでオレに対して大統領と呼びかけないのか?!」

と言ったそうです。そして、更に、

「ここではみんなオレに対して、博士と呼びかけるが、みんなオレを大統領だと認識していないのか?!これじゃクーデターじゃないかっ!!」

と言うと、そこにいた1人が、

「そうです。もうあなたが大統領にもどることはありません。これが人々の意志なのです。」

と答えたそうです。それに対してモルシは、

「そんなのありえない!オレは憲法にもとづく大統領なんだ!オレは自分自身をまだ大統領だと思っている。みんな憲法をまもらなきゃいけないんだ!」

と激高した様子。そして、

「ここじゃ、みんなオレによくしてくれるので、オレは会いたいといってくる人はみな歓迎してきたのに・・・」

とだまされた風。

また裁判については、

「オレにかけられた嫌疑は、絶対的に否定する。オレはデモ隊を殺せなどと言っていない。それに大統領の裁判は特別であるべきだ。オレはそんなことはしていないと、自ら裁判官に言ってやる!」

と言ったそうです。そして、

「これじゃエジプトはたいへんなことになってしまう」

とかぶつぶつ言っているので、そこにいる人が、

「でももともと、あなたは問題を解決することができたはずなのです。なぜ人々の声に耳を傾けなかったのですか?あなたは大統領選挙戦の時、もし10人が私に反対するデモを行ったら、私はその声を聞いて辞任しよう、と言っていたではないですか?」

と言うと、

「え、なんだって?!オレはそんなことを言っていない!!」

と答えたそうです。

しかもその後、彼は実際にそれを言っているシーンを映したビデオを見せられ、

「オッ、オレはこんなことを言ったのか・・・言っている・・・」

シーン・・・。

となってしまったそうです。

明日はラービアの座り込みなどについて語られた言葉が掲載されるそうで、明日のワタンも気になります。

もちろん、初公判自体のほうがもっと気になるのですが。

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プロフィール

 飯山陽

Author: 飯山陽
イスラム思想研究者。専門はイスラム法。都内の大学でイスラム思想を教えていましたが、現在はエジプトのカイロ在住、メディアの仕事をしています。
イスラム国に関しては別ブログ「どこまでもイスラム国」をご覧ください。

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