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モルシ前大統領獄中録(2)

モルシ前大統領は11月4日の初公判後、アレクサンドリアにあるブルグルアラブという刑務所に収監されました。

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今日のエルヨウムッサービウの記事によると、正確には、ブルグルアラブ刑務所内にある病院の治療室に入れられているそうです。

なぜかというと、ブルグルアラブ刑務所にはソブヒー・サーリフやハサン・エルブルヌスといった同胞団幹部が多数収容されており、彼らがいろいろなルートをたどって、モルシと連絡をとろうとしたり、モルシの様子を窺い知ろうとしたり、とにかくウルサいので、モルシを隔絶させることにした、という事情がある模様。

昨日で刑務所暮らし三日目を迎えたモルシですが、記事によると、なかなか優雅な(?)獄中生活を送っているようです。

昨日は、囚人用の食事のメインはインゲンを使ったものだったらしいのですが、モルシはそれを食べることを拒否し、刑務所内のカフェテリアから魚料理を注文して、それを食べたそうです。

その前日は、囚人用の食事はレンズ豆だったのですが、モルシはそれも拒否、カフェテリアに「タイワンアヒルبط مسكوفىが食べたい!」と注文したのですが、カフェにそんなものはなく、しょうがないので鶏料理を食べたそうです。

大統領のもとには大きなバッグが届けられ、その中には、着替えの他、食べ物や果物、炭酸飲料やミネラルウォーターなども入っていたとのこと。

さらに、エルヨウムッサービウが刑務所内部筋から得た情報によると、モルシは昨日、テレビを手に入れたそうです。というのも、モルシが「オレはテレビでニュースが見たい!」と言っていると知った同胞団員が、直ちにテレビを届けさせたからのようです。

モルシは獄中で、警備担当者らに対し、「私はエジプト国民によって選挙で選ばれた正統な大統領なのだから、刑務所は私の場所としてふさわしくない」と演説をぶってみたかと思うと、今度は警備担当者らをののしってみたり、なんだか矛盾した行動をとっている、とも伝えられています。

仮にも民主的選挙を経て選出された大統領だったはずのモルシ。

それが一夜にして軟禁状態におかれ、今は様々な犯罪の容疑をかけられた容疑者として刑務所に収監されるまでになってしまいました。

天国から地獄へ、真っ逆さまです。

こんな短期間に、人生の高みとどん底をいっぺんに味わった人は、そういないのではないでしょうか。

裁判で判決が下されるまでは、あくまで彼は容疑者であり、犯罪者ではないわけですから、いろいろと融通もきくのかもしれませんが、精神的にかなり参っているという報道も数多くあり、それらを勘案すると、獄中のワガママな振る舞いでかろうじて(前)大統領としてのプライドを保とうとしているのかな、なんて思えたりもします。

コーラとかセブンアップを飲み、エジプトでは高級な類に属する魚料理を食べながら、テレビでニュースをながめ、警備員に文句を言う・・・

ここ数日のモルシは、こんな毎日を過ごしているようです。
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プロフィール

 飯山陽

Author: 飯山陽
イスラム思想研究者。専門はイスラム法。都内の大学でイスラム思想を教えていましたが、現在はエジプトのカイロ在住、メディアの仕事をしています。
イスラム国に関しては別ブログ「どこまでもイスラム国」をご覧ください。

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