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ムスリム同胞団に対するエジプト当局の本音

エジプトの前政権を担ったムスリム同胞団は現在、NGOとしての登録を抹消され、あらゆる活動を禁じられた状態にあります。

同胞団の指導者の多くは殺人扇動罪など多くの罪状で逮捕され、裁判を待っている最中ですが、エジプトの現政権が今後、同胞団をどのように処遇していくつもりなのか、その本音ははっきりとは伝わって来ません。

ところが昨日、クウェート訪問中のマンスール暫定大統領が記者会見において、ついうっかり(?)か、本音らしきものをもらしました。

IMG_0328.jpg

同胞団とエジプト政府は和解を模索しているのではないのか、という記者の質問に対して、大統領は、

「和解?! いったい誰と?! 連中は国民に対して、あんなことをやったのですよ! 犯罪者とどうやって、和解などすることができましょう? 私は国家として、それ(和解)を拒絶します。」

と答えました。

また同胞団の権力失墜の契機となった6月30日革命については、

「あれは同胞団にとっての激震でした。そして同胞団指導者たちは今や、暴力集団と手を組んでいます。」

と述べています。

同胞団の今後に関しては、同胞団自身から「もうモルシ復権にはこだわらないから、組織として生き残らせてほしい」という提言が出されているとか、サラフィー組織を仲介とした和解案が進んでいるとか、様々な情報が錯綜していますが、エジプト当局の本音はまさに、大統領の上述の一言に尽きるでしょう。

つまり、

「同胞団=犯罪組織」

というわけです。

同胞団はこれまでにも2度、当局による「弾圧」をうけ、壊滅的な「被害」をうけましたが、それにもかかわらずしぶとく生き残ってきました。

同胞団に好意的な見方をすれば、今回の件も「弾圧」なのでしょうが、今年に入ってからの一連の流れをつぶさにみていくと、少なくとも私にとっては、「弾圧」ではなく、危険組織に対する「取締」であり、当然の結果としての「活動禁止」であるように見えます。

これまでも、同胞団に関する黒い噂は絶えませんでした。ところがこのところ、噂だけではなく、同胞団員自身が武器を持ち、暴力を振るっている証拠がいくらでも映像で残されているのみならず、同胞団と武装組織がつながりをもっているという証拠も次々とあげられています。

同胞団が慈善行為も行っていたことは否定しません。

そういう組織としてのみ、生き残るということは、果たして残された道なのかどうか・・・。

判断するのは私ではないのですが・・・。
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プロフィール

 飯山陽

Author: 飯山陽
イスラム思想研究者。専門はイスラム法。都内の大学でイスラム思想を教えていましたが、現在はエジプトのカイロ在住、メディアの仕事をしています。
イスラム国に関しては別ブログ「どこまでもイスラム国」をご覧ください。

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