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アルカイダ指導者とモルシ前大統領の電話会談

エジプト当局がテロ組織指定を考えているともされているムスリム同胞団。

同胞団とテロ組織のつながりがいろいろなレベルで明らかになってきている中、今日のワタン紙は、アルカイダ指導者のアイマン・ザワーヒリーと同胞団員であるエジプト前大統領モルシの電話会談の内容を報じています。

IMG_0539.jpg


両者の電話は録音されて残っているそうで、ワタンはそれを入手した、とのこと。

今回は連載企画の2回目です。

1回目では、パキスタン人とパレスチナ人たちからなる武装勢力がシャーティルと会い、その場でザワーヒリーに電話をかけ、その24時間後にラファハでエジプト軍人がテロリストに虐殺される事件が発生したこと、エジプトにいるアルカイダの連中はエジプト当局に傍受されないよう、シナイ半島ではイスラエルの電話会社経由で連絡をとりあっていること、モルシが大統領になって以来、エジプト国内のアルカイダのリーダーはアイマン・ザワーヒリー本人になっていたこと、などが明らかにされていました。

今回明らかにされているのは、以下のような電話の内容です。

_________

2012年10月1日

ザワーヒリー「悪いのは下っ端のエジプト軍人ではなく、司令官レベル。あいつらはアメリカのシオニズム政治の犬に成り下がっている。エジプト軍はイスラム軍に改変し、我々アルカイダのメンバーが全員そこで訓練を受けられるようにしなければならない。またヒゲをはやすことも認めなければならない。」

モルシ「イスラム軍の指揮下にジハード戦士やイスラム戦士たちを訓練することは、我々の願いでもあります。」

2012年12月9日

ザワーヒリー「UAEとサウジアラビアはアメリカを支援し、不信仰を広めている不信仰国家である。」

モルシ「サウジとUAEはこの2年間、世俗国家を支援し、ムバラク政権を支援してきました。エジプトは立ち上がり、奴らに反撃しなければなりません。さしあたってエジプトはイランとの連携を強め、奴らに地域の覇権を握らせないようにしたいと思います。」

2012年12月28日

ザワーヒリー「世俗主義者が幅をきかせるのを、阻止しなければならない。お前はハーゼム・アブー・イスマーイールを副大統領にせよ。なぜなら彼は、神の法を適用するからだ。彼がそうしないのならば、我々がそれを行おう。また、アズハル総長を逮捕し、アズハルという機関を閉鎖せよ。ハッド刑を適用せよ。お前はまた、ハイラト・シャーティルをジハード戦士たちとお前自身、サラフィー主義者たちのの司令官とせよ。」

モルシ「サラフィーたちは、一時的に我々の利益にかなうよう利用しますが、近いうちに牢屋に送り返してやります。」

2013年1月12日

ザワーヒリー「イスラム教育を普及させねばならない。世俗主義者たちは、イスラムのシャリーアの適用を妨げている。これに対し、教会建設を禁止し、コプト教徒たちにジズヤ(人頭税)を払わせることによって、我々は反撃しなければならない。コプトはもしイスラム統治下に生活したいのであれば、そうしなければならないのだ。お前達はこの先、数百年も数千年も統治を続けるだろう。だからパキスタンやアフガニスタンの経験をふまえ、エジプトでシャリーアの適用を実践しなければならない。シャリーアに反する者は、死刑にせよ。」

モルシ「真理の指導者よ、我々は近く既存の報道機関を閉鎖し、巨大なイスラム報道機関をもうけ、あなたやアルカイダのための衛星放送局ももうけます。これらを使って、イスラム教育を普及させていきましょう。」

2013年1月20日

ザワーヒリー「私からお前に、ささやかな願いがある。どうかエジプト国内の刑務所にいるアルカイダやジハード組織のメンバーを釈放してほしい。そして、彼らの家族達と彼らの訓練のための資金を提供してほしい。」

※この電話の後、モルシの勅命でタクフィール主義者たちからなる350家族がシナイ半島に移り住み、そこに公費で家を建設したとのこと。

2013年1月24日

ザワーヒリーは弟のムハンマド・ザワーヒリーに、「アメリカとサウジの大使を解任せよ」というモルシ宛の書簡を託した。モルシはムハンマド・ザワーヒリーとの面談をシャーティルに委任し、両者は1月28日にムカッタムの同胞団本部で面談。その場でシャーティルはアイマン・ザワーヒリーに直接電話。

2013年2月11日

ザワーヒリー「ウマル・アブドゥッラフマーン師を釈放するよう、アメリカ政府に圧力をかけよ。」

モルシ「もちろん、おおせのように。」

※この電話後、モルシはすぐにアメリカ当局者に電話をかけ、その旨を要請したとのこと。

2013年5月15日

ザワーヒリー「エルバラダイはアメリカにイラク入りをみとめ、他のイスラムの地にも立ち入ることを認めた張本人だ。エルバラダイを罰せず、このまま放置するならば、私はお前の政府を不信仰と認定する。今の司法組織を解体し、イスラム法を適用せよ。」

モルシ「我々はそれらを粛正する準備ができています。我々の師よ。」

________

もう、開いた口が塞がらないレベルの、驚きの連続です。

本当にあるんですかねえ、こんな盗聴記録が・・・???

だって、これが真実ならば、モルシをはじめとする同胞団は、単にアルカイダとつながりがあるというだけではなく、アルカイダの手下ですよね?

口ぶりからして、モルシはザワーヒリーのこと、尊敬してるし・・・。

ザワーヒリーの命令に従う、忠実な子分になってるし・・・。

そもそも・・・こんなに気軽に電話とかできるんですねえ、ザワーヒリーに。

誰が電話番号知ってるんですかねえ・・・?

エジプト国民の選挙によって選ばれた大統領が、ザワーヒリーの子分って・・・国民をバカにするにもほどがあるっていうか・・・もうギャクのレベルですよね・・・。

エジプト・メディアの同胞団絡みの暴露合戦はまだまだ続いているので、今後も期待半分、不安半分で続報を待っていようと思います。
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プロフィール

 飯山陽

Author: 飯山陽
イスラム思想研究者。専門はイスラム法。都内の大学でイスラム思想を教えていましたが、現在はエジプトのカイロ在住、メディアの仕事をしています。
イスラム国に関しては別ブログ「どこまでもイスラム国」をご覧ください。

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