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ムスリム同胞団をテロ組織指定

エジプト政府は今日、ついにムスリム同胞団をテロ組織に指定しました。

夕方発表された声明文の要旨は、以下の通りです。

・昨日12月24日、ムスリム同胞団がダクハリーヤ治安当局本部を爆破させるという犯罪行為におよび、16人の死者、130人の負傷者がでた

・この犯罪は、同胞団が過去と同様に、目的達成のためには暴力を行使するという方法しかとらない組織だ、ということの証である

・1940年代にマフムード・ファフミー首相、50年代にナセル大統領、70年代、80年代にザハビー師、サダト大統領を暗殺してきた、その過去のやり方を、今でも踏襲しているのが同胞団なのだ

・加えて同胞団は、多くの教会に放火をしてきた

・同胞団はこうした犯罪行為によって、時代を逆行させ、自由で民主的な国家を建設しようとしているエジプト国民の歩みを停止させようとしている

・エジプト国民は、これから行われる憲法に対する国民投票を通じて、自由で民主的な国家の建設の第一歩を踏み出そうとしている

・政府は国民の意思に従い、この歩みを進める義務を負っており、どのような状況下にあっても時代を逆行させたりはせず、同胞団のいかなる犯罪行為も許さないとここに宣言する

・これらすべてをふまえ、政府は、同胞団がテロ団体であり、同胞団組織がテロ組織であると断定した

・今後は刑法86条に基づき、どのようなかたちであれ、同胞団および同胞団組織の活動に参加した者には、刑罰が科せられる

・またこの宣言後も、同胞団および同胞団組織に所属する者、およびメンバーであり続ける者に対しても、刑罰が科せられる

・同胞団のテロから学生たちを保護する活動は、軍がこれを担う

・自由な国エジプト万歳、エジプト国民万歳、エジプトは存続し、テロは滅ぶ


昨日のマンスーラの爆弾テロ事件に関しては、今日、例のアンサール・バイトゥルマクディスが犯行声明を出しているのですが、昨日のビブラーウィー首相の会見などを聞いていると、昨日の段階で政府はこれを同胞団の犯行とし、同胞団をテロ組織指定する気だな、というのは明白でした。

というか私個人としては、7月の政変以来、この日は「いつか来る日」だと思っていたので、全く驚いてはいません。

そもそも政府は、アンサール・バイトゥルマクディスは、同胞団から資金提供を受け、テロを実行しているとしてきたわけで、アンサール某がいくら犯行声明を出したところで、当局がその先にみすえているのが同胞団、という事実は全く変わっていません。

既述のように、今後は特に積極的に行動せずとも、同胞団員である、という理由だけで逮捕され、科刑されることになるわけですが、同胞団員の正確な人数は不明ながら、様々な階級別にとてつもなくたくさんいることだけは確かで、それらをどう特定し、どう処分していくつもりなのか、見当もつきません。

おそらく当面は、デモや暴力行為など積極的な行動に及んだメンバーを処分するのに精いっぱいで、メンバーの家を一軒一軒まわって、「おい、お前はまだ同胞団員か?」なんてやるまでには手が回らないとは思うのですが。

この声明から理解するに、今日の段階で、「じゃあ、同胞団やめます」と言った人はセーフらしいのですが、しかしどうやって、その人がまだメンバーであるのかどうかというのを判断するんでしょうねえ?

踏絵でもするんでしょうか・・・?(誰の・・・???)

以前こちらにも書いたように、同胞団には平和的な活動しかしていない人や、慈善活動にだけ携わってきた人も多くいます。

そうした人々を含め、メンバーすべてを処罰の対象とするというのが今回の政府の決定であり、それが吉とでるか凶とでるかは、今後わかることになると思います。

非常に個人的なことですが、最近、自分がテロや空爆にあう夢を頻繁に見ます。

ちょっと、その手の映像を見すぎて、頭がへんになってきている可能性があります・・・。
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プロフィール

 飯山陽

Author: 飯山陽
イスラム思想研究者。専門はイスラム法。都内の大学でイスラム思想を教えていましたが、現在はエジプトのカイロ在住、メディアの仕事をしています。
イスラム国に関しては別ブログ「どこまでもイスラム国」をご覧ください。

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