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エジプト観光の今(1):ピラミッド編

かつては年間1000万人以上の外国人観光客が訪れていた観光大国エジプトですが、ムバラクが退陣に追い込まれた2011年以降、政情不安と治安悪化の影響でその数は激減しています。

私は2011年からエジプトに住んでいますが、一度は政権をとった同胞団が権力の座をおわれた2013年の夏が、治安の点では最悪で、その時が観光客の入りという点でも最悪でした。

それから半年が過ぎた現在も、最悪の時と比較すればマシにはなったのものの、まだまだ観光客は戻りません。

そんななか、日本から友人らがエジプトを訪れてくれたので、彼らを連れてカイロ観光に行ってきました。

本当は3人で来る予定だったのですが、うち1人は会社からエジプト行きにNGが出されたため、来られないことに・・・。

「危ないから行ってはならない」とされる国に普通に住んでいる私たちっていったい(汗)・・・?!と思わないこともないのですが、エジプト全体をみると、このところ毎日のようにテロ事件が発生していますから、残念ながらその懸念は確かに間違いのないものではあります・・・。

友人たちは、私たちが治安状況全般はもとより、現在どこで何が発生し、どこにどんな危険があるかを認識しているという前提に加え、私たちの車で移動して、私たちがガイドをして、私たちの家に泊まる、という至れり尽くせりプランであるからこそ、今のエジプトに来てくれたわけで、やはりそうした条件が整わないとなかなか現状でエジプト観光をするのは難しいかな、というのが私の見解です。

さて、彼らを連れて行ったピラミッド。

DSCN5349.jpg

実は一ヶ月前にもピラミッドに行ったのですが、その時は本当にだ〜れもいなかったので、その時に比べれば観光客はまあまあいました。

インドネシア人と中国人の団体客がいた他、エジプト人の家族連れ、スーダン人のカップルなんかも見かけました。

ピラミッドは最近、急に入場料を値上げして、以前まではピラミッドのエリアに入るのに60ポンド、クフ王のピラミッド内部に入るのに100ポンドだったのが、今はエリアが80ポンド、クフ王が200ポンドになっています。

クフ王、いきなり倍額!!

ピラミッド・エリアは、ガイドやラクダ屋さんやお土産屋さんが、とんでもなく商売熱心(?)というか・・・はっきりいえばうっとうしいのですが、観光客が激減しているので、彼らのうっとうしさも過激にパワーアップしています。

まず、エリアに入ってすぐ、チケットを切る係のおじさんがいるかと思いきや、それがガイドだったりします。うっかりチケットを渡すと、ずーっとついてこられ、オレが案内してやったんだから金をよこせ〜!となります。

またラクダ屋さん(観光客をラクダに乗せ、ピラミッドのエリア内を案内してくれる人)は最近、私がアラビア語を話せるとわかると必ず、「オレのラクダが死にそうなんだ〜」と泣き落としにかかります。

観光客いない→ラクダに乗る人いない→収入ない→ラクダのエサ買えない

という流れで、「おまえはアラビア語をしゃべるから、エジプト人価格でOKだ。オレのラクダを助けると思って、乗ってくれ〜」となります。

客人は意外にラクダに乗りたがらない・・・というか、ラクダ屋さんのしつこさに辟易して逃げ出す人が多いので、私はしょうがないので多少のお金をわたし、「これでラクダにご飯を買ってあげてね」と言うことにしています・・・。

お土産屋さんも、中にはかなり悪質な人がいて、「ぷれぜんと!ぷれぜんと!」とか、「ノーマニー!ノーマニー!」と言いながら、外国人に土産品をおしつけ、自分で勝手に袋を破っておいて、「オープン!オープン!」と大騒ぎして「袋をあけたんだから金払え!!」と要求してくるパターンが多発。

ピラミッド・エリアには観光警察がいて、ラクダに乗ってぷらぷらしているのですが、そのおまわりさんたちはこうした悪質業者を放置している上に、私に「このガイドはいいガイドだから、やとったほうがいい」とわざわざ言ってきたりして、なんのためにいるんだかわからない風です・・・。

そんなこんなで、ピラミッドというのは、静かにゆっくりと眺めながら悠久の時を感じる・・・なんて優雅なことはできない場所なのですが、私のおすすめは、クフ王のピラミッドの向かって左側にある、ピラミッド設計者のお墓の見学です。

ここは門番にささっとお金を渡すと中に入れてくれるのですが、美しい彫像やレリーフを目前に見ることができる&写真とり放題なので、お得感&特別感満載です。

あと、クフ王ピラミッドの後ろにある太陽の船も、これまた別料金(汗)ですが、おすすめです。

また、スフィンクス付近ではこのところ、エジプト人にわか写真家が大量発生していています。

彼らはスフィンクスにキスをしている写真や、ピラミッドを踏みつぶしている写真など、ありとあらゆるおもしろ写真の構図を心得ており、頼めばいくらでもそういった写真を撮ってくれます。

ただし、ひとによって技術の差や値段の差がかなりあるので、いい写真がたくさん撮れたら、是非料金ははずんであげてほしいと思います。

一説によるとエジプト人の10人に1人が観光関係の仕事をしていると言われており、この観光客激減状況は本当にきびしいものがあるので、私もできるだけお金を落とそうとは思っているのですが、治安を改善するという一大根本原因をどうにかしないかぎり、抜本的解決ははかられないと思うので、そういう意味でもエジプト、早く安全になってくれないかな〜と心底思います。
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プロフィール

 飯山陽

Author: 飯山陽
イスラム思想研究者。専門はイスラム法。都内の大学でイスラム思想を教えていましたが、現在はエジプトのカイロ在住、メディアの仕事をしています。
イスラム国に関しては別ブログ「どこまでもイスラム国」をご覧ください。

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