--

--

コメント

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

このコメントは管理人のみ閲覧できます

11

08

15:36

管理者にだけ表示を許可する

この記事のトラックバックURL

http://nouranoiitaihoudai.blog.fc2.com/tb.php/225-a307a203

02

17

コメント

観光客へのテロ攻撃

昨日、シナイ半島南部のタバで、観光バスがテロ攻撃にあい、韓国人観光客3人と、エジプト人運転手1人が亡くなりました。

エジプトでは毎日のようにテロ事件が起こっているのですが、昨日の事件で衝撃的だったのは、初めて外国人観光客がターゲットにされた、という点です。

2013年夏のムスリム同胞団政権崩壊以降、初めてのことです。

バスにはキリスト教徒の韓国人観光客32人が乗っており、カイロを出発した後、セント・カトリーナ修道院を訪れ、そこからタバ経由でイスラエルのリゾート地エイラートに向かう途中、爆弾が爆発したようです。

爆弾は、カイロでバスの前方に取り付けられていたと見られています。

治安筋はこの犯行をِABM(アンサール・バイトゥルマクディス)の仕業とみており、目的は、

①シナイ半島南部とシャルムエルシェイフの危険度を高め、観光客がよりつかないようにすること

②タバの国境を閉鎖させること

であるとしています。

また実行者の中には、パレスチナ人のアブー・エルハリーティーという人物がいる、ともしています。

彼らは外国人観光客を標的としており、韓国人だけでなくロシア人を攻撃することも画策していたようです。

エジプトのテロリストが外国人観光客を標的に・・・というと、否応なく思い出されるのが90年代と2000年代。

97年9月には、カイロの考古学博物館前で観光バスが襲撃されて10人死亡、同年11月には、ルクソールのハトシェプスト葬祭殿で観光客が襲撃されて62人が犠牲になりました。

2004年にはタバとヌエバで、2005年にはシャルムエルシェイフで同時多発テロが発生、あわせて100人以上が亡くなっています。

今回の事件は、今のエジプトの治安状況を考える上では、ひとつのターニングポイントになります。

まず第一に、これまでエジプト人を標的としてきたABM等テロリストが、外国人を標的としはじめたこと。

第二に、これまで主として治安関係施設を標的としてきたテロリストが、観光を標的としはじめたこと。

彼らの目的は、現政府の転覆およびシナイ半島におけるイスラム首長国樹立なので、シナイ半島浄化のためにタバで観光客を攻撃したと解釈できないこともないですが、今後の懸念は、

① エジプト全土で外国人観光客を攻撃する可能性がある

② ①の可能性は、大いにあり得るため、ただでさえ少ない外国人観光客が更に減る

③ ただでさえ疲弊したエジプト経済が、更に更に疲弊する

という流れになりうる、という点です。

また、カイロに住んでいる私たちも、観光地には行きづらくなりますし、シャルムに遊びに行くのは控えるようになると思います。

エジプト、終わったな・・・。

一年に何度か(何度も?)、こう思うのですが、今回の事件をうけて、またまたこう思っています。。。

スポンサーサイト

このコメントは管理人のみ閲覧できます

11

08

15:36

管理者にだけ表示を許可する

この記事のトラックバックURL

http://nouranoiitaihoudai.blog.fc2.com/tb.php/225-a307a203

プロフィール

 飯山陽

Author: 飯山陽
イスラム思想研究者。専門はイスラム法。都内の大学でイスラム思想を教えていましたが、現在はエジプトのカイロ在住、メディアの仕事をしています。
イスラム国に関しては別ブログ「どこまでもイスラム国」をご覧ください。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カウンター

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
海外情報
283位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
中東
8位
アクセスランキングを見る>>

ブログランキング

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

Designed by

Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。