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クフ

>日本のメディアの中にも、また諸外国のメディアの中にも、いまだにムスリム同胞団は絶対的な正義・善であり、今の暫定政府は軍事クーデターで正統な政権をひっくり返した悪である、という報道を続けているところがあります。

マスメディア、特に日本のマスメディアは、善悪を(勝手に)決めたがる傾向にあると思っています=聴衆もそれを望んでいるからなのかな?その方が読んでて気持ちいいから?

さらに言えば、民主主義の番人=アメリカ=善=日米の絆という、未だに昭和時代の外交政策に固執というか、それしか分からない人達が大勢いるっていう事でしょうね。

03

07

03:55

飯山陽

おっしゃる通りだと思います。更に付け足すならば、メディアの側に、聴衆に正しいことを教えてやるんだ、という傲り高ぶりがあるように思います。そういう人は、ジャーナリストではなく、イデオローグを名乗った方がよいと、常々思うのですが・・・(笑)。

03

09

12:06

新聞記者志望の大学生

こんにちは。エジプトの現地の報道に基づき、日本のメディアでは報道されないような内容のブログで、いつも楽しく読ませて頂いております。以下の点について、疑問があったので、お答え頂けると大変ありがたいです。

日本のメディアのなかに「ムスリム同胞団=善、軍=悪」の色眼鏡が見られるならば、私は管理様には「ムスリム同胞団=悪、軍=善」の色眼鏡が見られるのように感じております。エジプトの新聞や報道は、もちろんエジプトでの現地取材に基づいて書かれた「一見信憑性が高い」報道に見えながらも、「ムスリム同胞団のアルカイダとのつながり」や「テロ活動の実践」に関する報道は、どこまで信憑性があるものなのでしょうか。

というのも、エジプトでは今、東大の池内恵先生が「ちょっといい加減なファシズム」という言葉で表現されたような、ファシズム的な雰囲気が漂っているように思われます。そうしたなかで、エジプトの新聞やテレビの報道に、どれほどの信憑性があるのでしょうか(言い換えれば、そうした報道を鵜呑みに同胞団=テロリスト的な見方をされるのは、やはりこれも一種のイデオローグなのではないでしょうか)。

例えば、日本でも戦時中、共産主義者らは問答無用でテロリストのレッテルが張られ、彼らがいかにひどい悪行を重ねたのかが、ねつ造された「証拠」をもって事実だとメディアで繰り返し報道されました。エジプトのメディアでは繰り替えし同胞団とテロリストらのつながりを示す証拠や、それに基づく報道が繰り返しおこなわれていますが、エジプト以外のメディアで、同胞団とテロリストとのつながりを示す明確な証拠は挙げられておらず、両者のつながりが明らかになったと報じたメディアは、ほとんど見当たりません。

それを考えると、管理人様の見方も、ファシズム的な今日のエジプト・メディアの報道を鵜呑みにされたものとは言えないでしょうか。失礼な質問ではありますが、管理人様のご意見を伺えると大変ありがたいです。

03

22

07:34

飯山陽

そうですね、私はそうした色眼鏡をかけて文章を書いています。ここに暮らしていると、どうしてもエジプトのエクリチュールで語らざるを得ない、と言ったほうがいいかもしれません。

あなたが私の文章を読んで、様々な疑問を抱いたとしたならば、それが私の本望です。

あなたは私をイデオローグとおっしゃいますが、少なくともあなたは、私の意見にからめとられたりしていませんよね。

池内さん(先輩です)がどのような意味で、「ちょっといい加減なファシズム」と言っているのかわかりませんが、エジプト軍と警察に命を守ってもらっているという実感がある私は、そうした「一見」客観的な評価を下したり、シシ元帥を大統領に選ぼうとしている今のエジプトを批判したりする気には、毛頭なれません。

自分は、自分が思っているほど自由に、主体的にものを見て考えているわけではない、ということに自覚的であることを、私は常に肝にめいじています。

03

22

20:21

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03

06

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ラービアのデモ隊強制排除の真実

エジプト人権機構は昨日、2013年8月のラービア・エルアダウィーヤのデモ隊強制排除に関する調査・分析結果を発表しました。

記者会見の様子は以下。



強制排除当日の8月14日、朝から事態はどのように推移したかを説明する中で、「発砲はデモ隊の側から始まった」と述べられています。

最初の発砲は、タイヤラーン通りでデモ隊が治安部隊に対して行ったもので、次の発砲は、ナセル通りでこちらもまたデモ隊が治安部隊に対して行ったものだそうで、治安部隊はいずれの場合も、それに応じて発砲せざるをえない状況になった、と説明されています。

11時頃には、ラービア・エルアダウィーヤにある式典用の会館に入った治安部隊員に対して、中にいたデモ隊が直接発砲、治安部隊員はマイクロフォンで話をしていたその瞬間に撃たれて死亡した、とのことです。

この事件を契機に、ラービア地区全体のあちらこちらで、デモ隊と治安部隊との非常に激しい暴力を伴う衝突が発生、それが13時頃まで続いた、とされています。

その後、デモ隊がラービアから四方八方へ散らばって移動し始めたので、治安部隊はそれを防ぐ為に全体的に後退。その時になって、ラービアの中心部での衝突はおさまり、15時くらいから治安部隊が再び前進して中心部の制圧に入った、とのこと。

会見ビデオの1540あたりから、ラービアで武装したデモ隊が暴力を行使する様子をおさめたビデオが、証拠として示されています。

中には、武装した人が、平和的な座り込みをしている人たちの中に突然走って乱入する映像などもあります。

証拠として流されたビデオの多くが、初めて公開されたもので、どちらが先に発砲したのかについては確かな証拠とは言えないまでも、間違いなく、確かに、ラービア・エルアダウィーヤのデモ隊の中には武装している人がかなりの数存在していて、武器も大量にあったことはわかります。

いや、既にわかっていたことではありますが・・・。

治安部隊がラービアを制圧した後に、武装していないデモ隊を安全な状態でラービアの外に移動させている映像も流されました。まあ、これは、当日も普通に中継されていた映像ですが。

私的に衝撃的だったのは、武装した同胞団員が、武装していない丸腰の同胞団員を隠れ蓑にして、銃を撃ちまくっていた映像です。

武装していない人たちの中から飛び出して、銃を撃っては、また武装していない人たちの中に隠れる・・・って、これってまさに人間の盾では・・・?!

日本のメディアの中にも、また諸外国のメディアの中にも、いまだにムスリム同胞団は絶対的な正義・善であり、今の暫定政府は軍事クーデターで正統な政権をひっくり返した悪である、という報道を続けているところがあります。

私ですか?

私が思うのは、あれだけ武装した人たちを、街のど真ん中に永遠に居座らせているわけにはいかないでしょ?ということです。

そこは、善悪の問題を持ち込む場ではない、と思います。
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クフ

>日本のメディアの中にも、また諸外国のメディアの中にも、いまだにムスリム同胞団は絶対的な正義・善であり、今の暫定政府は軍事クーデターで正統な政権をひっくり返した悪である、という報道を続けているところがあります。

マスメディア、特に日本のマスメディアは、善悪を(勝手に)決めたがる傾向にあると思っています=聴衆もそれを望んでいるからなのかな?その方が読んでて気持ちいいから?

さらに言えば、民主主義の番人=アメリカ=善=日米の絆という、未だに昭和時代の外交政策に固執というか、それしか分からない人達が大勢いるっていう事でしょうね。

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03:55

飯山陽

おっしゃる通りだと思います。更に付け足すならば、メディアの側に、聴衆に正しいことを教えてやるんだ、という傲り高ぶりがあるように思います。そういう人は、ジャーナリストではなく、イデオローグを名乗った方がよいと、常々思うのですが・・・(笑)。

03

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12:06

新聞記者志望の大学生

こんにちは。エジプトの現地の報道に基づき、日本のメディアでは報道されないような内容のブログで、いつも楽しく読ませて頂いております。以下の点について、疑問があったので、お答え頂けると大変ありがたいです。

日本のメディアのなかに「ムスリム同胞団=善、軍=悪」の色眼鏡が見られるならば、私は管理様には「ムスリム同胞団=悪、軍=善」の色眼鏡が見られるのように感じております。エジプトの新聞や報道は、もちろんエジプトでの現地取材に基づいて書かれた「一見信憑性が高い」報道に見えながらも、「ムスリム同胞団のアルカイダとのつながり」や「テロ活動の実践」に関する報道は、どこまで信憑性があるものなのでしょうか。

というのも、エジプトでは今、東大の池内恵先生が「ちょっといい加減なファシズム」という言葉で表現されたような、ファシズム的な雰囲気が漂っているように思われます。そうしたなかで、エジプトの新聞やテレビの報道に、どれほどの信憑性があるのでしょうか(言い換えれば、そうした報道を鵜呑みに同胞団=テロリスト的な見方をされるのは、やはりこれも一種のイデオローグなのではないでしょうか)。

例えば、日本でも戦時中、共産主義者らは問答無用でテロリストのレッテルが張られ、彼らがいかにひどい悪行を重ねたのかが、ねつ造された「証拠」をもって事実だとメディアで繰り返し報道されました。エジプトのメディアでは繰り替えし同胞団とテロリストらのつながりを示す証拠や、それに基づく報道が繰り返しおこなわれていますが、エジプト以外のメディアで、同胞団とテロリストとのつながりを示す明確な証拠は挙げられておらず、両者のつながりが明らかになったと報じたメディアは、ほとんど見当たりません。

それを考えると、管理人様の見方も、ファシズム的な今日のエジプト・メディアの報道を鵜呑みにされたものとは言えないでしょうか。失礼な質問ではありますが、管理人様のご意見を伺えると大変ありがたいです。

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07:34

飯山陽

そうですね、私はそうした色眼鏡をかけて文章を書いています。ここに暮らしていると、どうしてもエジプトのエクリチュールで語らざるを得ない、と言ったほうがいいかもしれません。

あなたが私の文章を読んで、様々な疑問を抱いたとしたならば、それが私の本望です。

あなたは私をイデオローグとおっしゃいますが、少なくともあなたは、私の意見にからめとられたりしていませんよね。

池内さん(先輩です)がどのような意味で、「ちょっといい加減なファシズム」と言っているのかわかりませんが、エジプト軍と警察に命を守ってもらっているという実感がある私は、そうした「一見」客観的な評価を下したり、シシ元帥を大統領に選ぼうとしている今のエジプトを批判したりする気には、毛頭なれません。

自分は、自分が思っているほど自由に、主体的にものを見て考えているわけではない、ということに自覚的であることを、私は常に肝にめいじています。

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プロフィール

 飯山陽

Author: 飯山陽
イスラム思想研究者。専門はイスラム法。都内の大学でイスラム思想を教えていましたが、現在はエジプトのカイロ在住、メディアの仕事をしています。
イスラム国に関しては別ブログ「どこまでもイスラム国」をご覧ください。

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