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同胞団員528人に死刑判決

先ほど、エジプトのミニヤー県の刑事裁判所は、同胞団員528人に対して死刑判決を下しました。

2013年8月に同胞団員によるラービア・エルアダウィーヤの座り込みが強制排除された後、ミニヤー県にあるマターイ警察署の副司令官であるムスタファ・エルアッタールを殺害し、他の二人の警官も殺害しようとし、公共の財物を破壊し、警察署に放火し、警察署の武器を盗み、秩序を乱した罪によるものです。

528人のうち出廷したのは147人のみで、残りの被告人たちはまだ逮捕されていないようです。

被告人たちには上訴の権利が認められているので、最終的な判決ではないのですが。

それにしても、一度に528人に死刑判決とは・・・。

エジプト司法史上、最大人数に対する死刑判決だそうで、そりゃそうだろ・・・と。。。

私は死刑反対論者なので、この判決自体に対しては言葉がないのですが。

気になるのは、今後行われることになっている多数の同胞団員に対する刑事裁判の行方です。

2013年8月14日の座り込み強制排除以降、エジプト全土で多数の警察署が同胞団によって襲撃され、多くの警官が命を落とし、コプト教会もまた襲撃のターゲットとされてきました。

警官の中には、見せしめのように首を切られて残酷な殺され方をした人も多くおり、その光景は今でも目に焼きついています。

つまり、今回の裁判のマターイ警察署の件は氷山の一角なわけで、これから同様の犯罪に関わった多数の同胞団員の裁判が待ち受けているわけです。

このままいくと、いったい何人の人に死刑判決が下されることになるのか、見当もつきません。。。そもそも去年の夏以降逮捕された同胞団員は、いったい何人くらいいるんでしょうかねえ???

エジプトは死刑を採用している国なので、私が文句を言う筋合いではありませんが、死刑判決の量産に釈然としない一方で、一定期間投獄された後、当局に恨みを募らせた同胞団員が娑婆に大量に戻ってくるのを想像すると、恐ろしくてなりません。

以前はこういう人々を、アフガニスタンのジハードに行かせたりしていたわけですけど、この期におよんでこれらの同胞団員をどこかにジハードに行かせるのは想像できませんしねえ。

これまでもエジプトでは、過激な思想を持つ受刑者に対して、思想を転向させるための様々な活動を行ってきました。中には成功例もあり、たとえばその一人が元ジハード団のナビール・ナイームさんだったりするわけですが、失敗例の方がおそらく多いのだと思います。ピラミッドをぶっこわせ!と息巻いていたムルガーン師とか・・・。

エジプト当局は、現在テロや暴力を働いている人々をとりしまるだけではなく、今後は受刑者たちをどう社会復帰させていくのかについて本気で考えていかないと、数年後大変なことになると思います。。。

まあ、今でも十分、エジプトは大変なことになってるんですけどね。。。
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プロフィール

 飯山陽

Author: 飯山陽
イスラム思想研究者。専門はイスラム法。都内の大学でイスラム思想を教えていましたが、現在はエジプトのカイロ在住、メディアの仕事をしています。
イスラム国に関しては別ブログ「どこまでもイスラム国」をご覧ください。

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