--

--

コメント

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
管理者にだけ表示を許可する

この記事のトラックバックURL

http://nouranoiitaihoudai.blog.fc2.com/tb.php/243-9e41ea90

03

27

コメント

シシ元帥大統領選出馬宣言演説

エジプトの国防相であるシシ元帥が昨夜、ついに大統領選挙に出馬すると表明しました。



「偉大なるエジプト国民の皆さん、今日は、私が皆さんの前に軍服で現れる最後の日です」という出だしで始まるスピーチは、なかなか感動的なものでした。

…というか、多くのエジプト人をぐっとさせるような表現や言葉をちりばめたスピーチで、あぁやっぱりよく考えてるんだなあ~と思ったり。

そうしたスピーチであっさり感動する自分に、私の魂はもはやエジ化してるな…と自嘲気味になってみたり(笑)。

「私は軍人として、人生のすべてを祖国、そして祖国の大志と希望に奉仕することに捧げてきました」

…なんて冒頭の言葉だけでも、ぐっとさせられます。

「私が初めて軍服に袖を通したのは1970年、まだ私が15歳のころでした。その瞬間は、私にとって重要なものです。それからおよそ45年間、私は国防のためのその服を着ることに、誇りを持ってきました。そして今日、同じく国防のために、私はその服を脱ぐことを決めたのです。」

そうです、そうです。

軍人として国を守り、今度は大統領として国を守るんだ、という決意。

「この数年で私が確信したのは、国民の期待と支持なしには、どんな人もこの国の大統領にはなりえない、ということです」

はいはい、誰かのこと、言ってますね…。

「エジプト人は誰一人、エジプト国民に対し、彼らの望まない大統領に投票することを強いたりすることなどできません。だから私はあなた方に対し、大統領に立候補すると表明することにしたのです」

おっと、いきなりものすごい自信です。

「あなた方の支持だけが、私にこの名誉ある職を与えることになるでしょう」

そうですね。。。

「私が今こうして、あなた方に直接話をしているのは、私の心からの気持ちを伝えるためです。私は常にそうしてきました。そしてそれは、私は多くのエジプト国民の要請に応じる、と述べるためです。あなた方は私に、この名誉ある職につくよう、求めました。」

そうみたいですね。。。

「私はこれまでも常にそうでしたが、国防の職を担った軍人を自認しています。国民が望むどんな立場になろうとも、そのこと自体はかわりません。」

国防の英雄になる、と。

「あなた方の前に立った最初の瞬間から、私はあなた方、祖国、そして自分自身に対しても、実直であろうと心がけてきました」

だそうです。

「私たちエジプト人には、非常に困難な課題が待ち受けています。エジプトの経済、社会、政治、そして治安の現実は、1月25日革命の前も、そして6月30日革命の後も等しく、忠実、かつ勇気ある挑戦を必要とするレベルにまで達しています。」

非常にヤバい状況、というのは、こう言い換えることができるのですね…。

「我々は自分自身に対して、忠実であらねばなりません。我々の祖国は、経済が弱体化する中で、非常に大きな挑戦に直面しています。数百万の若者たちが、失業に苦しんでいます。こうした事態は、受け入れがたいものです」

きちんと認識してらっしゃるようです。

「数百万のエジプト人が、病気にかかっても治療を受けることができないでいます。これもまた、受け入れがたい事態です」

こういうように言葉を重ねるところが、お上手ですね。。。

「エジプトは本来、資源も、そしてその国民も、豊かな国なのです。寄付や支援に頼っている現状、これもまた、受け入れがたい事態です」

この「エジプトは本当は豊かな国」説は、エジプトの政治家は必ず唱えるものです。

「しかしエジプト人は、尊厳をもって、そして安全で自由な生活をおくるにふさわしい人々なのです」

お、きました、「尊厳をもって生きる」。これもエジプトの政治家は、必ず言いますね~。

「そして職業、食糧、教育、医療、快適な住居を手に入れるに、ふさわしい人々なのです」

みんなそうしてほしいですよね。。。

…このあとさらに、エジプトは今、大変だ~という話をし、それでも私は、この国がこの挑戦を成し遂げることができると信じている、それは私が神を信じているのと同様である、みたいなことを言います。

そして最後は、

「私には奇跡はおこせません。しかし私は、身を粉にして働くことを誓います。もし私に、指導者となる名誉が与えられたなら、私はあなた方とともに、指導者と国民が一体となって、神のお許しのもとに、安定した、安全で、かつ希望にみちたエジプトを実現させることができるでしょう」

としめくくられます。

どうですか?シシ演説。

彼はスピーチ原稿を自分で書いていると言われており、ベタですが私は結構気に入りました。

間違いなく次の大統領ですし、彼自身がいうように大問題山積ですが、本当に頑張ってほしいと思います。
スポンサーサイト
管理者にだけ表示を許可する

この記事のトラックバックURL

http://nouranoiitaihoudai.blog.fc2.com/tb.php/243-9e41ea90

プロフィール

 飯山陽

Author: 飯山陽
イスラム思想研究者。専門はイスラム法。都内の大学でイスラム思想を教えていましたが、現在はエジプトのカイロ在住、メディアの仕事をしています。
イスラム国に関しては別ブログ「どこまでもイスラム国」をご覧ください。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カウンター

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
海外情報
283位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
中東
8位
アクセスランキングを見る>>

ブログランキング

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

Designed by

Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。