--

--

コメント

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
管理者にだけ表示を許可する

この記事のトラックバックURL

http://nouranoiitaihoudai.blog.fc2.com/tb.php/253-304bc358

05

12

コメント

エジプトのテロ活動の新局面

エジプトでは毎日のようにテロ事件が発生しているのですが、それが少し新たな局面に入ったのかな、と思わせるニュースが2つありました。

ひとつめは昨日、シナイ半島において初めて、テロリストが治安部隊に投降してきた、というニュース。

シェイフ・ズウェイドでテロとの戦いを展開している軍の部隊に、二人のテロリストが自らやってきて降伏したそうで、今日のアハラーム紙によると、タクフィール主義者がこうしたかたちで投降してきたのは初めて、とのこと。

ふたつめは昨日、カイロのインバーバにおいて、自由シリア軍に属する兵士がテロ攻撃を計画していたとして逮捕された、というニュース。

この人物は、シリアとトルコで爆発物に関する訓練を受け、45日前にエジプト入りし、インバーバのフラットに居を構えつつ、爆弾攻撃を行うべき場所をあちこち探索して回っていたそうです。

フラットに突入したところ、大量の爆発物と武器、現金3万ドルが発見された、とのこと。

うーん。

シナイ半島の対テロ作戦は、先日話をした内務省の人の話だと7割くらいは完了しているはずだ、とのことでしたので、それを勘案すると、シナイ半島のテロリストはかなり追いつめられて来ている、と考えるべきなのでしょうかねえ?

シリアの内戦もそうですが、いわゆる「自由シリア軍」と呼ばれる反体制派の人々が次々投降してきたのは、アサド政権側の優位が確立し始めてからのことです。

ふつうに考えて、自分たちに勝ち目があると思っている間は、投降したりしないはずなので、シナイ半島のテロリスト達も、さすがにエジプト国軍相手に勝つってのは無理がある・・・と感じ始めて来たのかもしれません。

また、自由シリア軍兵士の逮捕については、この人がそもそもシリア人なのか、何人なのか、言及されていないのでわからないのですが、なんでわざわざインバーバに隠れ家をもうけて、カイロ市内で爆弾テロをしようとしていたのか、よくわかりません。

ABM(アンサール・バイトゥルマクディス)などの武装組織に入って、現在エジプト国内でテロ活動を行っている人々は、もともとエジプト人(多くの場合同胞団員)で、シリアに一度行ってアサド軍と戦った後、エジプトに戻ってきた人々だ、ということは、軍や内務省の発表でもよく指摘されていることなのですが、この人も単にそういう人の一人に過ぎないのか?だとしたら、なんで自由シリア軍メンバーと書いてあって、同胞団員とか、シリア帰りのジハード主義者とか書いてないのか?そのへんがよくわかりません。

エジプトの大統領選挙まであと二週間。

先ほど開かれた記者会見では、内務大臣が、4月から現在までにテロリストの拠点を40カ所発見、捜索し、225人のテロリストをテロ容疑で逮捕した、と発表しました。いずれも、同胞団とのつながりがあると指摘されています。

あれこれ細かなことが気になる毎日です。
スポンサーサイト
管理者にだけ表示を許可する

この記事のトラックバックURL

http://nouranoiitaihoudai.blog.fc2.com/tb.php/253-304bc358

プロフィール

 飯山陽

Author: 飯山陽
イスラム思想研究者。専門はイスラム法。都内の大学でイスラム思想を教えていましたが、現在はエジプトのカイロ在住、メディアの仕事をしています。
イスラム国に関しては別ブログ「どこまでもイスラム国」をご覧ください。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カウンター

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
海外情報
257位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
中東
7位
アクセスランキングを見る>>

ブログランキング

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

Designed by

Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。