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ガザ境界のバッファーゾーンとテロ

エジプト治安当局は、ガザとシナイ半島の境界に現在設置中のバッファーゾーン(緩衝地帯)を、当初の計画の500mから、1000mに延長することを検討しているようです。

10月末にバッファーゾーン設置を決定し、当該地域に住む住民には立ち退きが要請されたのですが、先頃発見したトンネルが長さ800mあり、500mのバッファーゾーンだとたりないじゃん?!ということになったようです。

エジプト当局は、シナイ半島でテロリストが大活躍している背後には、外国勢力がいるっ!といつも主張しているのですが、その筆頭にあげられているのがガザハマスです。

他の外国勢力はともかく、ハマスに関しては、実際にシナイ半島のテロ掃討作戦で、メンバーが大勢捕まったり殺されたりしており、関係性は明らかなので、ガザとラファハを物理的に切り離して、ハマスが自由に行き来できる状況をなくそう!という考え方自体は、至極全うなものです。

バッファーゾーンができると、ハマスのメンバーや武器、薬物などのガザへの持ち込みが困難になるだけでなく、他の物資の密輸も難しくなりますが。。。まあ、正規のルートでお願いします、といったところでしょう。

先日、アンサール・バイトゥルマクディス改め、イスラム国シナイ県が公開したビデオには、カラム・エルカワーディースの軍施設への攻撃の様子がうつっていましたが、治安筋は、この攻撃にもハマスが関わっていた、と見ています。

エジプト内務省は、ハマスの指導者で、だいたいいつもカタールにいるハーリド・マシュアルが、シナイ半島において対エジプト軍のテロ活動を活発化させようという考えを発案し、ファトヒー・ハマードというハマス政府の前内務大臣にその実行を委任、シナイ半島のジハード主義組織と関係を構築した、と見ているようです。

ハマスを中心とするテロリストがガザで作戦会議を行っては、資金や武器をシナイ半島にながし、そこで作戦を実行する、という連鎖を断つことが、バッファーゾーン設置の主な目的でしょう。

シナイ半島住民が全滅しない限り、シナイのテロはなくならないんじゃないか・・・と思ったりもするのですが、バッファーゾーンが少しでも機能することを祈るばかりです。
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 飯山陽

Author: 飯山陽
イスラム思想研究者。専門はイスラム法。都内の大学でイスラム思想を教えていましたが、現在はエジプトのカイロ在住、メディアの仕事をしています。
イスラム国に関しては別ブログ「どこまでもイスラム国」をご覧ください。

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