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「エジプトの観光客を殺せ」の信憑性

一部のメディアで、「イスラム国の報道官が、エジプトに来るすべての西欧人・アメリカ人・カナダ人・オーストラリア人の旅行者は殺されるだろうと警告した」、というニュースが出ています。

おそらくこの「警告」に反応して、昨日、在エジプトのイギリス大使館が業務を停止して閉館、先ほどカナダ大使館も閉館しました。オーストラリアも自国民にエジプトへの観光の自粛を呼びかけています。

この「警告」は、確かにウェブ上に存在していますが、その信憑性はかなりの程度怪しいものです。

理由は以下です。

(1) 「警告」は、イスラム国の共鳴者の集う「2ちゃんねる」的掲示板に、たった一回書き込まれただけである
イスラム国の公式声明文は、このような形で出されることは絶対にない

(2) 「警告」の全文は、

エジプトにやってくる観光客たちは、イスラム・カリフ国の報道官であるジハード戦士アブー・ムハンマド・アルアドナーニーの(以下のような)命令が実行されることに対して、警戒せよ。エジプトの地に入る全ての西洋人、アメリカ人、カナダ人、オーストラリア人観光客は、殺害されることになるだろう。」

と、たったこれだけであり、アドナーニーが下したとされる命令自体の存在が確認できない。

(3) 「警告」は、ウェブ上でもツイッター上でもほとんど拡散していない。
イスラム国の声明文やビデオは、広く世界に知らしめることが目的で発行されるので、本物ならばこんなに拡散していないのはおかしい

以前もこの手の「警告」がウェブ上に発見された際、その時はインターナショナルスクールを攻撃せよ、という内容だったのですが、アメリカ大使館が警戒情報を出しました

ただし今回は今のところ、アメリカ大使館は反応していません。

もちろん、「警告」の信憑性はともかく、「警告」があると知った以上は一定の対策をとるべきなのでしょうから、イギリスやカナダ、オーストラリアの大使館の反応はしかるべきものだと言えます。

一方で、過剰に反応するのもどうかな、と思います。

アラビア語さえできれば、こうした書き込みなど誰にでも容易にできる時代です。そしてウェブ上には、処理しきれない量の情報があふれています。

エジプト治安は悪く、観光にオススメとはとても言えませんが、それでも私を含め、1000人弱ほどの日本人が暮らしている現状があります。

在エジプトの方は特に、情報を精査して、冷静に対応なさってください。

日本大使館もその都度情報を出してはいるものの、いかんせん日本語情報が不足しているのは否めないので、私も肝心なことはできるだけ日本語にして発信していきたいと思います。
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プロフィール

 飯山陽

Author: 飯山陽
イスラム思想研究者。専門はイスラム法。都内の大学でイスラム思想を教えていましたが、現在はエジプトのカイロ在住、メディアの仕事をしています。
イスラム国に関しては別ブログ「どこまでもイスラム国」をご覧ください。

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