--

--

コメント

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
管理者にだけ表示を許可する

この記事のトラックバックURL

http://nouranoiitaihoudai.blog.fc2.com/tb.php/311-8f17a207

03

08

コメント

カルフールで爆弾テロ

つい今しがた、アレクサンドリアのカルフールで爆弾が爆発し1人死亡、5人が負傷した、という速報が入りました。

たいへん素敵な一週間の始まりです。。。

今週はシャルムで国際経済会議があるので、怒涛のテロ攻撃がやってくる予感がします。

私はかなりしつこく、カルフールとかシティスターズといった外国資本を象徴するような店やショッピングモールは危ないよ、とここにも書いてきましたが、予想通りの展開です。

カイロのカルフールも、いつ狙われてもおかしくないですよ、ほんとに。

この数日も、当たり前のようにテロ続きだったエジプトですが、まず先週末ナセルシティにあるカイロ国際コンベンション・センターで発生した火災についておさらいしておきたいと思います。

消防車や救急車数十台が出動し、負傷者も20名近くにのぼった大きな火災だったのですが、のちに当局は「漏電が原因で発火し、エアコン設備の金属の一部に火が燃え移って発生した事故」である可能性が高い、と発表しました。

一方、ムスリム同胞団系の組織は、この火災は自分たちが治安当局に対する報復のために発生させたと宣言。

722.jpg

ある筋によると、火災が発生した際、センター内部の消火施設の電源がすべて切られていて、初期段階での消火作業は全くできなかったため、大火災になってしまった、とも言われています。

同組織は、センターに放火したのは、2月8日にザマレクのアルトラスが多数死亡した事件に対する報復だ、としています。

スタジアムで仲間を殺したのと、コンベンションセンターを警備していたのは、ともに警官だからだ、という理由なのですが、わかったようなわからないような。。。

報復といえば、2013年の夏にアレクサンドリアの建物の上から少年を突き落としたとされる同胞団員マフムード・ラマダーンの死刑が執行されたのをうけ、3月7日に革命的懲罰運動が報復を宣言する文書を発行しました。

B_hLO7lWcAAUWMe.jpg

日時はさかのぼりますが、3月2日には「我々の攻撃対象は軍と警察、その他1月25日革命に参加したエジプト国民たちに危害を加えるあらゆる者たちである」、という声明文も出しています。

3月2日声明

この「あらゆる者たち」というのが厄介で、彼らは現エジプト政府を利するような外国人や外国企業もそのなかに含めて考えているので、私たちも攻撃のターゲットだ、ということのようです。

昨日の事件で気になるのは、マアーディーにあるホッリーヤというリセ(フランス語系のインターナショナルスクール)の前で爆弾が発見されたという一件です。

2.jpg

安全が確認できず、爆破処理された瞬間を写した写真です。

見切れているおじさんがむっちゃ笑っているので、深刻度がイマイチ伝わりませんが、非常に深刻な事態です。

カルフールもリセもフランス系。

偶然だとは思いますが、イスラム国を含むイスラム過激派は欧米の中でも特にフランスを敵視し、執拗に攻撃する傾向にあるのは事実です。

ではここ数日にエジプトで発生した主なテロ関連事件を列挙しておきます。

・ 3日、カイロのアズバキーヤ地区で偽の軍服を販売していた業者を逮捕
・ 3日、シナイ半島の作戦でテロリスト11人を殺害
・ 3日、カイロと他3県で4箇所のテロリスト隠れ家を捜索、24人のテロリストを逮捕
・ 3日、カイロとアレクサンドリア間の鉄道線路で爆弾発見
・ 4日、ダクハリーヤの貯水施設で爆弾発見、解体処理
・ 4日、ギザのモハンディシーンのバタル・アフマド・アブドゥルアジーズ通りで爆弾発見、解体処理
・ 4日、カイロのザイトゥーン地区にある聖女マリア教会で爆弾発見、解体処理
・ 4日、スハーグの駅で爆弾発見
・ 4日、カイロの国際コンベンションセンターで火災、19人負傷
・ 4日、カイロのオールドカイロにある警察署内部に、何者かが放火
・ 4日、シナイ半島の軍の作戦で11人のテロリストを殺害
・ 5日、カイロのマラグ地区で音だけの爆弾が爆発
・ 5日、シャルキーヤの変電所で爆弾が爆発
・ 5日、シナイ半島で警察車両を盗もうとしたテロリストと治安部隊が衝突、警官一人が負傷
・ 5日、アスワンのコムオンボ駅で爆弾が爆発
・ 5日、シナイ半島シェイフズウェイドの家屋に迫撃砲が打ち込まれて2人死亡、3人負傷
・ 5日、マヌーフィーヤの天然ガスのパイプラインが爆発
・ 5日、ガルビーヤの駅で爆発
・ 5日、カイロのヘリオポリスにあるタグニード広場で爆弾が爆発、市民一人が負傷
・ 5日、シナイ半島アリーシュ南部で爆発、軍人一人が負傷
・ 5日、ギザのモハンディシーン地区のシリア通りにあるアハリー銀行前で爆弾発見、解体処理
・ 5日、ベニスウィーフの銀行前で仕掛け爆弾が爆発
・ 5日、シャルキーヤの製薬会社付近で爆発
・ 5日、カイロのマタリーヤで音だけの爆弾が爆発
・ 6日、カイロのニュー・マアーディー地区で爆弾が二発爆発
・ 6日、ギザのシッタオクトーブル地区でガス管が爆発
・ 6日、カイロのマタリーヤ付近の線路で爆弾が爆発
・ 6日、14県で81人のテロリストを逮捕
・ 6日、ファイユームの警察署をテロリストが襲撃
・ 6日、ギザのシッタオクトーブル地区で爆弾爆発
・ 6日、シナイ半島の軍の作戦でアンサール・バイトゥルマクディスのメンバー10人が殺害
・ 6日、カイロのマタリーヤで爆弾爆発
・ 6日、シナイ半島のシェイフズウェイドに迫撃砲が打ち込まれ、女性一人と子供二人が死亡
・ 6日、ガルビーヤの変電所にテロリストが放火
・ 7日、ギザのカタルカト・ホテル付近で爆弾発見、解体処理
・ 7日、ガルビーヤのマハッラにある銀行前で爆弾が爆発、警官2人が死亡、15人負傷
・ 7日、カイロのマアーディーにあるリセの外壁で爆弾発見、爆破処理
・ 7日、シナイ半島のラファハの治安部隊駐屯所付近で爆発
・ 7日、タンターの駅付近で爆弾発見、解体処理
・ 7日、シナイ半島でテロリスト4人を殺害
・ 7日、カイロのナセルシティで、警官の車両2台にしかけられていた爆弾が爆発
・ 7日、カイロのアズハル大学で、同胞団員がマフムード・ラマダーンの死刑執行に抗議して道に放火し、封鎖
・ 7日、タンターの警察署前の線路で爆弾が爆発
・ 8日、カイロとファイユーム間を走行していたガソリン運搬車に何者かが放火
・ 8日、シャルキーヤのラマダーン月10日地区で二発の仕掛け爆弾が爆発
・ 8日、ギザの動物園前で偽爆弾発見
・ 8日、マヌーフィーヤで爆弾発見、解体処理
・ 8日、カイロのケルダーサで開催されていたモーターショーで火災発生、原因不明
・ 8日、ギザのハラム通りにあるターリビーヤ警察署付近で爆弾発見、解体処理位

件数がおびただしいですね。。。

とにかくこのブログを読まれているカイロ在住の皆さん、お友達にはカルフールで爆弾テロがあって人が死んだので気をつけてね、と教えてあげてください。

気をつけてね、っていうか、行かないほうがいいよ、かな???

「あかりさんのブログを読むと、エジプトで生活するのが怖くなるから読まない」と言われたことがあるのですが、自分の身を守ることができるのは、会社でも日本大使館でも日本政府でもない自分だけですからね。。。
スポンサーサイト
管理者にだけ表示を許可する

この記事のトラックバックURL

http://nouranoiitaihoudai.blog.fc2.com/tb.php/311-8f17a207

プロフィール

 飯山陽

Author: 飯山陽
イスラム思想研究者。専門はイスラム法。都内の大学でイスラム思想を教えていましたが、現在はエジプトのカイロ在住、メディアの仕事をしています。
イスラム国に関しては別ブログ「どこまでもイスラム国」をご覧ください。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カウンター

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
海外情報
391位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
中東
8位
アクセスランキングを見る>>

ブログランキング

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

Designed by

Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。