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自爆テロと革命的懲罰運動の新声明

今朝、シナイ半島のアリーシュの軍駐屯地で自爆テロがありました。

被害者は、今のところ死者1人、負傷者は40人を越しているようです。

いわゆる自動車爆弾によるもので、自爆したのが駐屯地の壁の外だったため、警備にあたっていた軍人だけでなく、たまたま近くにいた民間人も多く被害にあっています。亡くなったのも、民間人です。

アンサール・バイトゥルマクディスABM改め、イスラム国シナイ県の犯行なので、そのうちこのテロを実行した「殉教者」の生前のメッセージと、自爆の瞬間をおさめた動画が公開されるでしょう。

自爆テロはシナイ半島では時々発生していますし、カイロ市内でだって発生しています。

先日更迭された、「不死身のブラックジャック」(←私のつけたあだ名)ことムハンマド・イブラヒム内相も、カイロ市内の自爆テロで暗殺されかかっていますしね。

一方、今朝の自爆テロ以上に在エジプト日本人にとって関心が高いと思われるのは、昨日革命的懲罰運動が新たに出した声明文です。

B_qsHP7UYAAoVgn.png

革命的懲罰運動からキャンプデービッドの占領を支持するあらゆる者たちに対するメッセージ」と題されており、内容は以下です。

・ 我々はすでに、現エジプト政権のもとで仕事をしているエジプト人および外国人ビジネスマン、経済活動を行っているエジプトおよび世界的企業に対して、活動を停止せよと警告したのに、お前たちはそれを聞き入れなかった
・ お前たちは活動を継続しているだけでなく、現政権のおこなうプロジェクトや、エジプト売国会議(=シャルムの経済サミット)にまで参加している
・ だから我々は、この数日間だけで、警察機構および現政権を支持する経済権益をターゲットとした攻撃を47回実行した
・ 我々の攻撃対象の中には、携帯会社のイッティサラート、UAEの銀行、アブダビの銀行、携帯会社のモビニール、ケンタッキー(KFC)の店舗などが含まれている
・ 我々は近い将来もこの攻撃を継続するので、待っているがよい
・ 従ってエジプト国民は、警察や軍の機構、および現政権を支持する企業や経済権益からは遠ざかり、決して近づいてはならない

と、こんな感じです。

この声明文で明らかになったことはいくつかありますが、以前ラービアTVという同胞団のストリーミングTVでおじさんが突如として読み上げて我々をびっくりさせた、「在エジプトの外国人はエジプトから退去しないと攻撃するぞ」という内容の声明は、確かに革命的懲罰運動のものだった、ということです。

同組織がムスリム同胞団系列だということも、改めてはっきりしました。

また、現エジプト政権を支持する経済権益とは、つまり現在エジプトで経済活動を行っているあらゆる人間と組織のことを意味するので、攻撃対象はエジプトに住んでいるほぼ全ての人間だ、ということも判明しました。

全ての経済活動を放棄して農地を開拓して自給自足の生活でも始めない限り、エジプトでテロを免れる道はない、ということです。

ここで名指しされているケンタッキーやモビニール、銀行などだけを避ければ安全だ、という問題では全くないので、非常にやっかいです。

13日からシャルムで開催される経済サミットのことを、同胞団はエジプト売国会議と呼んで、会議の中止、会議をボイコットすることなどを多方面から呼びかけています。革命的懲罰運動のテロ行為も、その一環です。

同会議は、とにかく1ドルでもいいからエジプトに投資してください、そのためにエジプト政府はこんな規制緩和をしたり、優遇措置をとったりしますよ、ということを世界に向けてお知らせするもので、世界中から60カ国以上が参加を予定しており、日本も参加予定です。

モビニールやボーダフォンといった携帯会社やHSBCやドイツ銀行、CITIBANKといった銀行のほか、コカコーラ社なども参加を表明しています。

今週は想像通りのテロ多発ウィーク。

みなさん、行動にはくれぐれもお気をつけください。

また外出時は五感を研ぎ澄まし、ヤバそうな気配を感じたら全力で走って逃げてください。
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プロフィール

 飯山陽

Author: 飯山陽
イスラム思想研究者。専門はイスラム法。都内の大学でイスラム思想を教えていましたが、現在はエジプトのカイロ在住、メディアの仕事をしています。
イスラム国に関しては別ブログ「どこまでもイスラム国」をご覧ください。

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