--

--

コメント

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
管理者にだけ表示を許可する

この記事のトラックバックURL

http://nouranoiitaihoudai.blog.fc2.com/tb.php/314-0ae94254

03

11

コメント

大使館の注意喚起と爆弾処理

最初に、この三日間にエジプトで発生したテロ関連事件を書き出しておきます。

・ 9日、ギザのハラム病院前で爆弾発見、処理
・ 9日、ファイユームの大学で同胞団員と治安部隊が衝突
・ 10日、ギザのバドリシーンでガスパイプラインが爆発
・ 10日、タンターで爆発物の入った箱が発見され、処理
・ 10日、ファイユームで爆弾を仕掛けていたテロリスト2人が死亡
・ 10日、マヌーフィーヤの大学前で爆弾が爆発
・ 10日、ファイユームのアジュマイーンの警察署前で爆発
・ 10日、ギザのベトリシーンの鉄道警察で仕掛け爆弾2発発見、処理
・ 10日、アリーシュの軍駐屯地で自動車爆弾による自爆テロ、民間人1人が死亡、42人負傷
・ 10日、アリーシュの軍の装甲車の下で爆弾が爆発、軍人1人が死亡
・ 10日、ミニヤーの車両の中から49発の爆弾を発見
・ 10日、カリユービーヤのハーンカで爆弾を仕掛け、家屋に火炎瓶を投げつけた同胞団員が死亡、民間人4人も負傷
・ 10日、ギザの学校が多くある地区で爆弾発見、処理
・ 10日、カリユービーヤの学校が多くある地区で7つの偽爆弾発見
・ 10日、イスマイリーヤの電気施設付近で爆弾が発見され処理
・ 10日、タンターで爆弾が発見されて処理
・ 10日、アレクサンドリア東部で音だけの爆弾が爆発
・ 10日、ファイユームの老舗ホテル「ヘルナン・オーベルジュ」前で爆弾が爆発
・ 10日、カイロのタガンムウ・ハーミスで爆弾発見、処理
・ 10日、シャルキーヤのラマダーン月10日地区の3つの高圧電気塔が爆弾で破壊され、地区の90%が停電
・ 10日、カイロのヘリオポリスの裁判所広場で爆弾が爆発、市民一人が負傷、その後さらに二発の爆弾が発見され、処理
・ 10日、マアーディーのロード9で爆弾発見、処理
・ 11日、ギザのインバーバで何者かがリングロードを封鎖
・ 11日、カイロのマタリーヤで同胞団員と治安部隊が武力衝突、一人死亡
・ 11日、シナイ半島ラファハのチェックポイントにテロリストが襲撃、軍人一人が死亡
・ 11日、マヌーフィーヤのチェックポイントに放火
・ 11日、マヌーフィーヤのカーシドのチェックポイントをテロリストが襲撃、放火
・ 11日、カイロのマアーディーのナイル・シティ(通称ツインタワー)前で偽爆弾発見
・ 11日、カイロとアレクサンドリアを結ぶ道にある警察署に何者かが放火

襲撃事件や爆弾テロが多発している一方で、爆弾が爆発前に発見され、処理されている事例も多くあります。

例えば昨夜は、カイロのヘリオポリスの裁判所広場で爆弾が爆発して一人が負傷、その後その近くでもう2発の爆弾が発見され、爆破処理されました。

以下は、その時の映像です。



この白いゴミ袋のようなものがいわゆる「不審物」で、爆発物処理班の人が中身を確認し、爆弾だと判断した後、遠方から射撃して爆破処理しています。

このような手製の小型爆弾はそれほど爆破の威力が大きくないため、発見された時には爆破処理されることが多いです。

爆弾処理というと、映画などで時限爆弾が爆発するまえに様々な色のコードを一本一本切断しながらカウントダウンを止める、という手に汗握る状況を思い出しますが、エジプトの場合にはこうした爆弾処理は一般的ではありません。

ただ、この宇宙服のような防護服の防護力はあまりあてにならないもので、タイミングが悪いと爆弾処理班の人自身が爆発で吹き飛ばされることになります。過去にはそうした事例がいくつもあります。

また昨日は、ギザやカリユービーヤで学校の多くあつまる地区に多数の爆弾が仕掛けられているのが発見されています。

エジプトのメディアは、「同胞団員が、俺たちの大事な子供たちを殺そうとしている!」と大騒ぎしていますが、こういうのほんと嫌ですね。。。

エジプトのテロリストはしばらくの間、学校を標的にしたことはなかったのですが、この1ヶ月ほどは各地のインターナショナル・スクールやローカルの学校のあちこちに爆弾を仕掛けています。

それらの多くは、人通りの少ない夜中や早朝に仕掛けられていると思われるので、いっそのこと2013年の夏のように夜間外出禁止令でも出して欲しい。。。とか思ってしまいますが、そんなヤバい国に投資したい人は誰もいないでしょうから、そう考えるとシャルムの経済会議の前にエジプト当局がそうした手をうつとはとても思えません。

シャルムの会議の開幕を明後日に控え、エジプトには世界各地からたくさんの人々が集まってきています。

カイロの空港も、シャルムへの乗り継ぎ客や、エジプト人でシャルムの会議に参加する人などで、大混雑している模様。

そんな中、今日もカイロのマアーディーにあるナイル・シティ(通称ツインタワー)前で不審物が発見され、コルニッシュ通り(ナイル川沿いの道)が封鎖される事態が発生しました。

不審物は見た目は爆弾で中身は空っぽという、いわゆる「偽爆弾」だったのですが、そのせいで午前中、カイロ中心部の交通はマヒしていました。

たとえ偽爆弾でも、エジプトの経済活動や政府にダメージを与えるには十分、ということですよね。。。

一方、革命的懲罰運動ですが、昨日はファイユームの警察署、今日はマヌーフィーヤのチェックポイントを襲撃したと声明を出しています。

そういえば、昨日は在エジプトの日本大使館から在留邦人向けに、こんな注意喚起が出されました。

〜〜〜以下、引用〜〜〜

エジプト在留邦人の皆様へ

                   平成27年3月10日
          在エジプト日本国大使館領事部

爆発物等に関する注意喚起(平成27年3月10日付)

1.3月13日(金)から15日(日)までの間に開催されるエジプト経済開発会合
(EEDC)に伴う注意について,10日付けで外務省からスポット情報「エジプト:エジ
プト経済開発会合(EEDC)開催に伴う注意喚起」を発出しましたが,同スポット情報
に掲載した事件のほかにも,3月7日及び9日深夜に連続してカイロのマーディー地
区で爆発物が発見され治安当局により爆破処理される事案が発生するなど,多くの外
国人が居住するような地域でも爆発事件等(治安当局が処理したものを含む。)が発
生しています。
その場所としては,ショッピングセンター(例:アレキサンドリアのカルフール付近
での爆発,カイロのシティスターズでの偽爆弾発見等),レストランやファースト
フード店(例:ケンタッキー・フライドチキン,マクドナルド等),通信会社(ボー
ダフォン,エティサラート,モビニール等),銀行(エジプト系・アラブ首長国連邦
系)等の外国人がよく訪れるような店舗付近でも発生しています。
なお,こうした店舗の近くで発生する事件は,夜や朝に多くみられる傾向にありま
す。

2 このような事件に関連し,その信憑性は必ずしも明らかでありませんが,ネット
上で,以下のような声明が出されています。
(1)「革命的懲罰運動」と名乗る者は,3月9日付けの声明で,自分たちはこれま
でエティサラート,エミレーツ銀行,アブダビ銀行,モビニール,ケンタッキー・フ
ライドチキンを含めた多くの標的に対する作戦を実行してきたと述べるとともに,一
般市民に対し,警察や国軍機関からは終日遠ざかるべきこと,「軍事的占領」を支援
する会社やその利権からは営業時間外に遠ざかるべきことを警告しています。
(2)「人民抵抗運動」と名乗る者は,2月26日付けの声明で,自分たちは同日にモ
ハンディシーン地区で発生したボーダフォンとエティサラート付近での爆発事件を実
行したことを述べるとともに,警察関連施設,モビニール,エティサラート,ボーダ
フォン,アラブ首長国連邦系の銀行,カイロインターナショナル銀行に営業時間外に
近づかないよう警告しています。
(3)また,これまで多くの事件を実行してきた「アグナド・マスル」と名乗る者
は,3月7日付けのビデオ声明で,現政権との戦いを続ける旨述べるとともに,爆発
事件を近い時期に起こす旨を警告しています。

3.つきましては,最新の治安関連情勢の情報の入手に努めるとともに、警察,軍,
司法その他の政府関係機関の施設や車両,デモ等が発生中の場所には近づかない,電
力,公共交通機関等主要インフラ施設,外国人を含め不特定多数の人々が集まる場所
に近づくことは最小限にする(特に深夜と早朝は避ける。)等,不測の事態に巻き込
まれることのないよう細心の注意を払ってください。
  また,最近カイロ等で発生している事件の爆弾は,車両の下,電気ブースの近
く,ゴミ箱の中等に置かれ,また,ある程度の威力があります。外務省海外安全ホー
ムページでは,爆弾事件対策をまとめた小冊子を掲載していますので(「海外へ進出
する日本人・企業のための爆弾テロ対策Q&A」。
http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_03.html),今一度ご参照ください。

在エジプト日本国大使館領事部
TEL: 02-2528-5910
FAX: 02-2528-5907
Email: ryoji@ca.mofa.go.jp
HP: http://www.eg.emb-japan.go.jp/j/index.htm

〜〜〜以上、引用終わり〜〜〜

私、ここに書かれてること全部知ってますけど〜、最大限注意して生活してますけど〜、これ以上どうすればいいんですか〜???

最新の治安情報の入手に努めるって、アラビア語できない人はどうすれば入手できるんですか〜???

不測の事態っていうのは、予測できないから不測っていうんだと思うんですけど〜、どうやって注意すればいいんですか〜???

以上、カイロ爆弾日記著者の素朴な疑問でした〜
スポンサーサイト
管理者にだけ表示を許可する

この記事のトラックバックURL

http://nouranoiitaihoudai.blog.fc2.com/tb.php/314-0ae94254

プロフィール

 飯山陽

Author: 飯山陽
イスラム思想研究者。専門はイスラム法。都内の大学でイスラム思想を教えていましたが、現在はエジプトのカイロ在住、メディアの仕事をしています。
イスラム国に関しては別ブログ「どこまでもイスラム国」をご覧ください。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カウンター

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
海外情報
251位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
中東
6位
アクセスランキングを見る>>

ブログランキング

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

Designed by

Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。