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革命的懲罰運動アカウント管理者逮捕

シャルムの経済会議を翌日に控えた12日木曜日の早朝、エジプト当局はムスリム同胞団員の一斉大量摘発に踏み切りました。

これまでテロ攻撃を実行したり、テロを計画、扇動していた容疑にもとづき、75人が一斉に逮捕されたのですが、その中には、我々エジプト在住外国人を攻撃すると脅迫してきていた革命的懲罰運動のSNSアカウント管理者も含まれています。

同人物は、マムドゥーフ・アフマド・ハサン・ムハンマド・エルザルバーニーという名前のアレクサンドリア在住者で、自宅からはSNSを使っていたパソコンや携帯電話、武器のほか、過去に攻撃された場所の名前の記された文書なども発見されたそうです。

当局によると、この男はフェイスブックで革命的懲罰運動のアカウントを管理し、国家への攻撃を扇動したり、実際に攻撃を行ったと犯行声明を出したり、またその犯行現場の写真を掲載するなどといった活動をしていた、とのこと。フェイスブック上では、このアカウントのほかに全部で9つのアカウントを所有し、他に国家への攻撃を扇動する10のページと30のグループに参加していた、とのこと。

そもそも2011年以降、ムスリム同胞団メンバーとして当局からマークされていた人物の一人だそうです。

ただこの人はアカウント管理者だったかもしれませんが、攻撃を計画したり実際に実行する人は別にたくさんいるわけで、またアカウントなんていくら凍結されようともまた新設することは誰にでもできますし、この人の逮捕を受けて革命的懲罰運動の活動が急に完全に停止するとは考えにくいです。

当局は、ずいぶん前から革命的懲罰運動のSNSを監視していて、この人物をずっとマークしていたとしていますが、知っていてなぜ長いこと放置しておいたんですかねえ???

確かにシャルムの会議前日の同胞団員一斉逮捕というのは、ある程度のインパクトがないわけでもないですが・・・。

一方で、エジプトのテロリスト逮捕というのは、ゴキブリの巣をつつくような効果があることもまた事実で、つまりうっかりゴキブリの巣をつついてしまうと、その中でおとなしくしていたゴキブリが一斉に外に出てきてこれまで以上の害悪をもたらす、というような側面があるのです。

同胞団員も、これまでもう数えきれないほど逮捕されていますが、それでもどんどん新しいテログループは発生してテロ事件は増加するし、大学や町中で四本指マークを掲げて「クーデター政権を倒せ~!」なんつって違法デモを繰り返し、治安部隊と衝突する人々も後を絶たないし、いったいどんだけ同胞団員がいるのか、どうすれば治安が改善されるのか、わからないまま、とにかく外に出てきた同胞団員を片っ端から逮捕するしかない、という状況に陥っているように見えます。

この三日間のテロ関連事件を列挙しておきます。

・ 11日、シェイフズウェイドでテロリストが軍車両を襲撃
・ 11日、マンスーラの警察署前で爆弾爆発、1人負傷
・ 11日、ラファハのチェックポイントをテロリストが襲撃
・ 11日、カイロの内閣府前で爆弾発見、処理
・ 11日、ブハイラのシネマ広場で偽爆弾発見
・ 11日、マンスーラの警察署で爆弾発見、処理
・ 11日、カイロの内閣府近くの銀行前で爆弾発見、処理
・ 11日、シャルキーヤの電気塔が爆破
・ 12日、カイロの内閣府付近で爆弾2発が爆発、
・ 12日、カイロのカスル・アイニー通りで爆弾が爆発
・ 12日、カイロのムニールにある携帯ショップ、モビニール前で爆発
・ 12日、マヌーフィーヤで爆弾2発を処理、1発爆発
・ 12日、ギザのバドリシーン駅の線路で爆弾発見、処理
・ 12日、シャルキーヤの裁判所前で爆弾が爆発
・ 12日、マヌーフィーヤの銀行前で爆弾が爆発
・ 12日、シャルキーヤで爆発、車が大破
・ 12日、アレクサンドリアの裁判所前で爆弾が爆発、2人負傷
・ 12日、ファイユームで3つの学校に爆弾が仕掛けられているのが発見され、処理
・ 12日、アレクサンドリアで革命的懲罰運動のアカウント管理者である同胞団員が逮捕
・ 12日、アリーシュで不審物が発見、処理
・ 12日、シナイ半島の作戦でテロリスト7人が死亡
・ 12日、アレクサンドリアのサーア広場で水道管が爆発
・ 12日、北シナイを軍が空爆
・ 12日、アリーシュの道で銃撃されて死んでいる5人の遺体が発見
・ 12日、カイロのヘルワーンの映画館前で爆弾2発が爆発
・ 13日、カイロのマアーディーの電気施設で爆発
・ 13日、ファイユームの警察署を何者かが襲撃、警官が負傷
・ 13日、アリーシュのチェックポイントを何者かが襲撃、軍人3人が負傷

いよいよ今日からシャルムの経済会議。

最終的には90か国以上が参加、とのことです。

エジプトの国の威信をかけた会議ですから、ここをどう乗り切るかが正念場です。
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プロフィール

 飯山陽

Author: 飯山陽
イスラム思想研究者。専門はイスラム法。都内の大学でイスラム思想を教えていましたが、現在はエジプトのカイロ在住、メディアの仕事をしています。
イスラム国に関しては別ブログ「どこまでもイスラム国」をご覧ください。

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