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エジプト検事総長暗殺テロ事件

今朝(2015年6月29日)、カイロのナセルシティにおいて、エジプトの検事総長ヒシャーム・バラカートを狙った爆弾テロ事件が発生し、検事総長が死亡、他に民間人1人、運転手2人、治安部隊員5人の合計8人が負傷しました。

事件直後の映像がこちらです。


検事総長は病院に運ばれて緊急手術を受け、一時は容体が安定していると報じられていたのですが、先ほど亡くなったと発表されました。

この惨状と目撃証言者のはなしから、一部では自動車爆弾による自爆テロでは?という説も流れたのですが、治安当局は仕掛け爆弾による爆弾テロであるとしています。

非常に大量の爆薬が用いられていたため、一発でこれだけの被害がでたとのこと。

この件については、同胞団系の武装組織「民衆的抵抗運動」が犯行声明を出しました。
せいめい

しかし、これまで同組織が実行してきた数々のテロと比較すると、とてもこんな大それた爆弾テロなど起こせそうにない・・・ので、私は本当にこの人たちが犯人なのか結構疑っています。

どちらかというと、今回の犯行はアンサール・バイトゥルマクディスの犯行を彷彿とさせます。以前のイブラヒーム外相暗殺未遂事件の時のような、用意周到さを感じさせるからです。

しかも今回の攻撃の数時間前に、イスラム国シナイ州(アンサール・バイトゥルマクディス)は、アリーシュで5人の裁判官を銃殺するシーンをおさめた動画を公開しました。その中で彼らは、裁判官というのは神の法への反逆者であり、殺されてしかるべき存在なのであると主張しています。

検事も裁判官も、人間の作った人定法につかえる存在であることにはかわりません。

民衆的抵抗運動が本当に犯人だった場合には、検事総長への恨みはモルシ元大統領をはじめとする同胞団メンバーへの法的制裁に対するものだと言えますし、イスラム国の場合は法による統治の象徴に対する攻撃であると言えます。

意味合いは違えど、こうした人が容易に暗殺の対象となってしまうエジプトというのは、やっぱりかなりキテる国だな。。。と改めて思ってしまいました。

明日6月30日はエジプトの第二革命記念日、7月3日はモルシ大統領が追放された日(=同胞団政権崩壊の日)なので、この手のテロ事件は短期的に見てもまだ発生する可能性があります。
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プロフィール

 飯山陽

Author: 飯山陽
イスラム思想研究者。専門はイスラム法。都内の大学でイスラム思想を教えていましたが、現在はエジプトのカイロ在住、メディアの仕事をしています。
イスラム国に関しては別ブログ「どこまでもイスラム国」をご覧ください。

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