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エジプトのメイド事情(1):新聞記事より

エジプトのお金持ちは、家事や子育てを自分ではしないのが基本です。

誰が家事や子育てをするのか・・・というと、メイド&ベビーシッターです。

エジプトのメイドネタは面白いので、今回はまず新聞記事を紹介、次回は私の身近なメイドネタを取り上げたいと思います。

今日のDayly News Egyptによると、エジプトにおける外国人メイドのマーケットが急速に拡大中、とのこと。毎月、数百人の新しいメイドが、エジプトに渡航してくるそうです。

これまではエジプト人メイドが雇われるのが普通だったのが、今ではメイドのうち6割はアフリカ系、3割はアジア系、エジプト人は1割にすぎないそうです。

同記事によると、5年前まで外国人メイドをおくエジプト人家庭というのはごく一部であり、その他では週に数回、エジプト人のメイドが掃除に来るくらいが普通だったのが、今では非常に多くのエジプト人家族がメイド・エージェンシーを頼りに、外国人メイドを雇っている、とのこと。

今やスゴいお金持ちだけがメイドを雇うという時代ではなく、共稼ぎ夫婦がメイドを雇うという時代になったようです。

彼らが外国人メイドを好む第一の理由は、特にワーキング・マザーたちは、エジプト人メイドよりも外国人メイドを雇う方がトラブルが少ないと信じているから、だそうです。「エジプト人メイドは、うちにある宝石類や子どもの服をどんどん盗んで行った」とか、「仕事に対して無責任すぎる」といった声が寄せられています。

外国人メイドはアフリカ移民系とアジア系に大別され、アフリカ系はナイジェリア、ガーナ、ギニアといった国から来ることが多く、彼女らは掃除とベビーシッターを同時に引き受け、新人の場合は月に400ドルほど稼ぎ、1年ほど経験を積むと、掃除専属かベビーシッター専属かを選ぶようになり、給料も増すそうです。月に26日働き、4日休日をとる、というのが平均値。

ナイジェリア人のあるメイドによると、エジプト人のエージェントがナイジェリアにきて女の子を集め、「始めの一年間は給料をエージェントに渡す」という条件で、エジプトに渡航する契約を締結。女の子はナイジェリア北部からくるイスラム教徒である場合と、南部からくるキリスト教徒である場合があり、キリスト教徒はしばしばムスリムだと偽ってエジプトでメイドをすることもあるようです。ナイジェリアのメイドはエジプトで激増中で、エージェントは彼女らを多数抱えているため、雇用主は気に入らないと次々とメイドを変えることができ、それゆえ失職するナイジェリア人メイドも多いそうです。

あるエジプト人エージェントは、毎月ナイジェリアに渡航し、その度に20人のナイジェリア人メイドをエジプトに連れてくると言っています。エージェントは、雇用主にメイドを紹介したり、両者のトラブルを仲裁する役割も果たすそうです。

アフリカ系メイドの中には、夫がアズハルの学生であるという場合もあるようです。彼女らは「夫を支える為に私が働かなくてはなりません」と、語っています。

エジプトのエージェントは、アフリカ系メイドの中でもエチオピア人を好むそうで、その理由は、「エチオピア人はナイジェリア人やギニア人より清潔だから」というもの。ただし、雇用するエジプト人家庭の中には、HIVなどの病気を持っていないかが心配で、メイドを雇う度に血液検査をさせている、という人もいるようです。

一方、エジプトで最高の外国人メイドはアフリカ系ではなくアジア系とされており、中でもインドネシア人とフィリピン人がよいとされています。インドネシア人は平均で月700ドル、フィリピン人は750から800ドルを稼ぐそうです。

一方、最近不人気のエジプト人メイドは、一軒の家庭で働くことを嫌い、毎日別の家で働くような形態を好む傾向にあるそうで、その理由は、「一軒のマダムとケンカしてもすぐに失職しないため」とのこと。彼女らは、1日70ポンドとか、一ヶ月750ポンドといった給料で働くそうです。それでもやはりトラブルが多く、エジプト人メイドたちは、家庭でメイドをするよりも、幼稚園(ナーサリー)で掃除や料理といった補助的仕事をする方にシフトすることも多いそうです。ナーサリーの仕事は900〜1200ポンド稼ぐことができ、家庭のメイドより楽で、待遇もよい、とのこと。

不人気とは言っても、エジプト人メイド自身は、「私たちの方は雇用主と同じ言葉を話し、同じ文化を共有しているから、子どもの面倒なんかはよりよく見ることができる」なんて言っているようです。

外国人メイド(アフリカ系&アジア系)は近年、需要も増えたが供給過剰気味であること、メイド仕事はトラブルが多く、エジプト人家庭がエジプト人メイドを避ける傾向にあることなどは、私は知らなかったので面白かったです。

外国人メイドは私の身近にもたくさんいるので、次回はその記事を書きたいと思います。

エジプトのメイド事情(2)へ続く
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プロフィール

 飯山陽

Author: 飯山陽
イスラム思想研究者。専門はイスラム法。都内の大学でイスラム思想を教えていましたが、現在はエジプトのカイロ在住、メディアの仕事をしています。
イスラム国に関しては別ブログ「どこまでもイスラム国」をご覧ください。

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