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アフマディネジャドのエジプト訪問

昨日、イランのアフマディネジャド大統領がエジプトに到着しました。イランの首脳がエジプトを訪問するのは、1979年のイラン・イスラム革命以来初めてのことです。

昨日はアズハル総長と会談してから記者会見をし、その後、フセイン・モスクを訪問してマグリブとイシャーの礼拝をあわせたものをそこで祈ったそうですが、事件は彼がモスクから出て来た時におきました。



この映像だとよくわかりませんが、シリア人がアハマディネジャドに向かって靴を投げつけようとし、逮捕されたのです。「俺たちの同胞を殺しやがって!」、などと叫んだ人もいたそうです。

こちらは今日のالوطنに載っていた写真。

DSC04558.jpg

この白い○で囲われているのが、靴のようです。

そして下の写真の白い○で囲われているのが、逮捕された人の、靴を履いていない方の足です。

DSC04559.jpg

アフマディネジャドは今回のエジプト訪問に際し、エジプトと仲良くする気満々でいたようで、彼自身は、「イラン(国民)とエジプト(国民)が協調していく上では、何の障壁もない」なんて言っていますが(الاهرامより)、実はものすごくたくさん障壁がある、ということが、この靴投げ事件からもよくわかります。

エジプトにはシリアから逃げて来たシリア人がたくさん住んでおり、彼らの中には、アサド政権を支持し続けているイランを敵視し、嫌悪している人も多くいます。またエジプト人の中にはシーア派というのはイスラムではない、と思っている人も多く、イランがエジプトをシーア化しようと画策している、とお決まりの陰謀論でイランを警戒する人も少なくありません。

今日のアハラーム紙は、アフマディネジャドの単独インタビューを掲載しています。その内容はなかなか度肝を抜かれるもので、その中でも驚愕したのは、

「イランはもう既に、核国家دولة نوويةとなった」

という一言です。彼によると、IAEAを中心とする西側諸国は、イランを核国家にさせまいとして努力をしてきたが、もうイランは核国家になってしまったので、イランを核を持たないかつてのイランに退行させることはもはや不可能だ、とのこと。

インタビューは非常に長いのですが、要するに、

「イランを先進国と認め、先進国として処遇せよ」

ということのようです。イランが先進国であることの証が、核開発であり、先日の宇宙から生還した猿である、とのことです。

また、彼は「未来に対しては、私は非常に楽観的だ」と言っており、アメリカは5年か10年のうちに覇権国家の地位から転落すると信じている、とも言っています。

うーん。誇り高き、ペルシア人・・・。

エジプトに対しては、「エジプトもイランも、世界文明の担い手。中東の重要な軸だから、仲良くしていこうね。それにイランは生産業も農業も観光も何でも発展しているから、エジプトには何でも教えてあげるよ。どんどん頼っちゃって。」的なもの言いで、何と言うか・・・上から目線?

イランのことは全然わからないし、ペルシア語も全然わからないのですが、アハラームのインタビューから、アフマディネジャド・・・もとい、イランのメンタリティーがほんの少し垣間見えたような気がしました。
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プロフィール

 飯山陽

Author: 飯山陽
イスラム思想研究者。専門はイスラム法。都内の大学でイスラム思想を教えていましたが、現在はエジプトのカイロ在住、メディアの仕事をしています。
イスラム国に関しては別ブログ「どこまでもイスラム国」をご覧ください。

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