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トルコ

今トルコに住んでいて、金曜日からカイロに行くので色々知識を詰め込み中です。エジプト考古学博物館でのことも詳しく説明していただいており、とても参考になります。まだ日本からツアー等は無いようですが、早く治安等落ち着いてツアー客が沢山戻るといいですよね。

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22:52

飯山陽

そうですね。道のりは険しいですが。。。

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10:34

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ガイドなしでも完璧な考古学博物館見学マニュアル:二階編

ガイドなしでも完璧な考古学博物館見学マニュアル:一階編に続いて、二階編です。

エジプト考古学博物館二階は、1922年にカーターによって発見されたツタンカーメンのお宝が満載です。

1)ラムセス二世像の後ろの階段をのぼると、前方と右手二方向に、ツタンカーメンのお宝コーナーがあります。まず右側の壁をみると、ツタンカーメンの墓の発見された当時の様子を図示したものがあります。それを見ると、ツタンカーメンのミイラが、四重の厨子と三重の人形棺のなかに、黄金のマスクをかぶった状態でおさめられていた様子がよくわかります。ちなみにミイラ自体は王家の谷にありますが、副葬品はほとんどこの考古学博物館にあります。

2)そのまま右手にすすむと、死者の世界の神でミイラ作りの神ともされる黒い犬の姿をしたアヌビス神や、ミイラから取り出した内臓をいれるカノポス容器やそれをしまう黄金の櫃などが展示されています。そもそもミイラというのは、死後の世界で復活したときに、体がちゃんとしていないと困るから、という理由で作られたそうなのですが、復活したときには内臓もちゃんとないと困るので、防腐処理をほどこして内臓も大切にしまったようです。

3)正面には黄金の厨子がおかれています。その右側の3という部屋に、ツタンカーメンの黄金マスクがあります。純金製の黄金マスクにはハゲタカとコブラがついていますが、ハゲタカは上エジプト、コブラは下エジプトの象徴とされます。マスクの後方には死者の書がほられており、死後の世界でどううまくやるべきかについてのマニュアルのようなものが記されているそうです。3の部屋にはほかにも、黄金マスクと同じく純金製の人形棺や、装飾品などが展示されています。

4)3の部屋からでて左に戻ると、右側の壁に怪しげな三角形の布が飾られています。これはツタンカーメンのふんどしといわれているものです。あま布で作られており、よくみると、絹のようなきめ細かさであることが確認できます。やはり王の装着するものは、下着までもハイクオリティーであったということのようです。

5)ふんどしから直進した左側(階段あがってすぐ左)には、ガラスケースにおさめられたドライフラワーが展示されています。これは矢車草で、ツタンカーメンが亡くなった際、王妃が手向けたものとされています。死者に花を手向けるという現代人に通じる行為が、彼らをぐっと近いものにかんじさせます。

6)矢車草から左に進む(階段から直進)と、まだまだツタンカーメンの副葬品がたくさん並べられています。個人的にはライオンが舌を出し右手を出して「はーい」としているような像が好きです。この像はしっぽもまたかわいらしいので、是非後ろからも見て下さい。この像は、別の人から、ハワード・カーターが盗んで持って帰りたい衝動にかられたと言われていると聞いたのですが、真相は定かではありません・・・。

7)直進すると、ツタンカーメンの黄金の玉座があります。王妃がツタンカーメンに香油を塗っているシーンが描かれており、夫婦が一対のサンダルを一足ずつはいているなど、仲睦まじい様子がなんとなくステキです。上部には、お父さんのアクテンアテンが信仰したアテン神(太陽とそこから光がふりそそいでいるような図)が描かれています。

8)さらに直進すると、階段の手前にツタンカーメンの等身大の立像があります。黒い像で、これはカーという守護霊のやどる像とされているそうです。

9)ツタンカーメンのお宝を後にしてからすぐ左手に、ミイラ室の入口があります。ここは別料金です。ラムセス2世のミイラなどが展示されていますが、今回は省略しました。

10)ミイラ室から直進すると左手の奥に53の部屋があります。ここには動物のミイラが展示されています。巨大なワニや魚(ナイルパーチ)、牛や犬、猿など、あらゆる生き物がミイラにされています。古代エジプト人はあらゆる生き物に神が宿っていると考えていたそうで、ペットの犬や猿をミイラにしたのは、それだけペットを大切にしていたことの証だそうです。猿のミイラは実に、リアルです・・・。

11)ミイラ室から出て左手の階段で一階に下り、出口方向に向かいます。

文字だけの説明でしたが、機会があれば是非ご自身の眼でご覧になってみてください。考古学オタクの友人曰く、日本で一個でてきたら大騒ぎが起こってすぐ国宝になるような遺物が、ごろごろしているそうです。

なおエジプトでは現在、ギザのピラミッドに隣接する「大エジプト博物館」なるものが建設中で、2012年3月に着工式が行われたのですが、これが完成すれば考古学博物館のお宝はすべてこちらに移されるそうです。その暁には、展示もきちんとした形がとられ、ガイドなしでも問題なく見学できるようになる・・・ことを祈りたいと思います。

エジプト人に聞くと、展示がちゃんとしていて、説明もちゃんと書かれていたら、ガイドの仕事がなくなっちゃうじゃーん?!なんて言ったりするのですが、どうなることやら。

なお、大エジプト博物館の完成は(一応)2015年とされています。あと3年、本当に出来上がるのかなあ・・・。



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今トルコに住んでいて、金曜日からカイロに行くので色々知識を詰め込み中です。エジプト考古学博物館でのことも詳しく説明していただいており、とても参考になります。まだ日本からツアー等は無いようですが、早く治安等落ち着いてツアー客が沢山戻るといいですよね。

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飯山陽

そうですね。道のりは険しいですが。。。

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プロフィール

 飯山陽

Author: 飯山陽
イスラム思想研究者。専門はイスラム法。都内の大学でイスラム思想を教えていましたが、現在はエジプトのカイロ在住、メディアの仕事をしています。
イスラム国に関しては別ブログ「どこまでもイスラム国」をご覧ください。

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