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エジプト・イラン間の旅客便停止

先日、約30年ぶりにイランからの観光客がエジプトにやってきた、という話を書きましたが、イランとエジプトの間に飛ばすことになっていた旅客定期便の運行は、6月半ばまで停止されることになりました。

やっぱり・・・。

イランからの旅行客については、サラフィーたちがものすごい勢いで反対していると以前に書きましたが、彼らが先の金曜日に、イラン大使(もどき)の公邸を取り囲み、靴(←侮辱の意味)を掲げて、「シーア派は出て行け!」とか、「エジプトのシーア派化を許すな!」などと叫びながらデモを行ったそうです。

このデモを企画した団体のひとつであるアッシャアブ党حزب الشعبのスポークスマンは、「我々はシーア派を拒否しているわけではない。イランという国が、政治的意図をもって、観光客をエジプトに送り込んでいるのが問題なのだ」的な発言をしています。

曰く、イランはイエメンやサウジアラビアといったエジプト近隣諸国に触手を伸ばし、シーア派化を進めている。エジプトはそれらの二の舞にならないよう、十分警戒しなければならない。エジプト社会の平和を維持する為には、イランのエジプト社会への浸食を食い止める必要がある、とのこと。

アッシャアブ党というのは、サラフィー戦線الجبهة السلفيةというサラフィー団体の政党です。サラフィー戦線は、ダアワ・サラフィーヤのように老舗の団体ではありませんし、全国規模の支持も得ていないと思われますが、大カイロにおいては一定の影響力と支持基盤を持っている団体です。

このデモが起こった二日後、観光大臣はイランとの定期便の一時停止を通達。

デモすると、政策かえられちゃうんだ・・・。

大臣はデモの影響云々には触れていませんが、そういうこと・・・ですよね。

先日、イランからやってきた観光客たちは、全然イラン人ぽい服装をしておらず、フェイスブック上では、「こういうイラン人観光客なら、エジプトにどんどん来てほしいよね〜」なんて冗談まじりで彼らの写真が取り上げられていましたが、サラフィー達は、「イランはエジプトをイラン=シーア派化しようとしている」という陰謀論に取り憑かれているので、まあ、こんな冗談も全然通じないでしょう。

こういう人たちはやっぱり、イランとユダヤ人シオニスト(イスラエル)は、陰では手を結んでおり、エジプトを貶めのっとろうとしている!とか信じてるんだろうなぁ・・・。

イランからであろうとどこからであろうと、観光客に来てもらった方が、エジプトのためだと思うんだけどなぁ・・・。
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プロフィール

 飯山陽

Author: 飯山陽
イスラム思想研究者。専門はイスラム法。都内の大学でイスラム思想を教えていましたが、現在はエジプトのカイロ在住、メディアの仕事をしています。
イスラム国に関しては別ブログ「どこまでもイスラム国」をご覧ください。

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